
毎年2月11日、日本屈指の取扱い量を誇る南風泊市場にて「ふくの日まつり」が開催されます。
ふく(ふぐ)に関連する楽しい企画が盛りだくさん。
多くの方が来場してにぎわう、地元に密着したイベントです。


ふくの日まつり・基本情報
日程:毎年2月11日(建国記念日)
時間:9時~13時
場所:下関市南風泊市場(下関市彦島西山4丁目11-39)
駐車場:約300台(無料)
問い合わせ先:協同組合下関ふく連盟(下関唐戸魚市場㈱内)TEL: 083-267-8181
公式サイト:下関観光コンベンション協会(下関ふくの日まつり)
イベントの内容は
こちらでは、例年行われるふくの日まつりの内容をご紹介します。
2023年は変更になる場合もありますので、公式サイトをご確認ください。
(山口県広報広聴課【公式】/2020年2月の投稿より)
先着1000食!無料ジャンボふく鍋
ふくの日まつりの名物といえば、ジャンボふく鍋です!!
ふく鍋の無料振る舞いとあって、毎年ふく鍋には長蛇の列ができます。
寒いのでしっかり着込んで、早めに並んでくださいね。


新鮮な海産物の販売や大抽選会
(キクホ【公式】/2020年2月投稿より)
会場では、ふく刺しやふく関連商品の即売、近隣の漁場で獲れた海産物の販売などが行われます。
物産即売会では、ふく・うに・くじら・あんこう・下関の水産加工品などが、お得な価格で販売されますよ。
また12時からは、参加無料の大抽選会が行われます。
ふく刺しなど、豪華賞品があたるチャンス!
抽選券はまつり当日に会場にて配布しますので、もらい忘れのないようにしてくださいね。
そのほかにも、楽しいイベントがたくさんですよ。
お子さんも楽しめる!ふくのつかみどり
ステージイベントやキッズコーナーもあり、ふわふわふっくんやふくの観察、消防車両や警察車両の展示が行われます。なんと、ふくのつかみどりもあるんですよ!
威嚇のためやストレスを感じた時に膨らむという、ふく。
つかみどり中に、ぷうっと膨らんだふくを観たり、触ったりすることができるかもしれないですね。これはお子さんも大興奮まちがいなしです^^
「ふぐ」ではなく「ふく」
ふぐ食の歴史
ふぐはテトロドトキシンといわれる猛毒があるため、食べるのに命がけ。しかし、そのおいしさから食べる人が後を絶たない食材でした。
それが豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、ふぐを食べて死亡する兵士が多数いたことから、ふぐ食が禁止されました。
しかし、禁止令があるのもかかわらず、江戸時代には庶民の間でもふぐ食が広まっていたようで、運が良ければ美味満喫、運が悪ければ死という、まさに死を覚悟してでも食べたい食材となっていたのでした。
下関でも江戸時代には、日常的にふぐを食べていたのだそうです。
ふぐと下関は、そのころから切っても切れない間柄だったのですね。そのためか、下関ではふぐは不遇につながるため、福につながるようにと縁起を担いで「ふく」と呼ぶようになった、といわれています(諸説あり)。
下関とフグ
ふぐ食禁止令が解禁されたのは、下関の地です。
初代内閣総理大臣・伊藤博文が、下関市の春帆楼(しゅんぱんろう)に宿泊した際、ふぐを食べ、そのおいしさに感動してふぐ食が解禁されました。

そしてその下関が、日本のふぐの水揚げ量が日本一になったそうです(現在は水揚げ量ではなく、ふぐの取扱量が日本一になっています)。
2月9日は「ふくの日」です。
下関では毎年この日、「ふくの日祈願祭」が行われます。
2月9日をふくの日と制定したことの記念と、航海の安全、豊漁、これからの発展を祈念する行事をあわせて祈願祭として行っています。
まとめ
今回は下関ふくの日まつりについてご紹介しました。
ふぐの呼び名は各地で様々ですが、福とかけて「ふく」と呼ぶ関門地区では昔から身近な存在で、とても愛されていたんだろうなあと感じます。
下関市民に身近な「ふく」に感謝する、ふくの日まつり。
イベント盛りだくさんです。ぜひ足を運んでみてくださいね^^