こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
今更ですが、「ふるさと納税」の仕組みをよくわかっていないわたし。
よく聞くから気になるなぁと思いながらも、手続きがめんどくさいそうだし、まあいいかとスルーしてきました。
しかしこのご時世、何事も知っておくべしと思い、今回はふるさと納税の詳細、山口県の各市町村のふるさと納税のお礼の品などについて調べてみました。

ふるさと納税って?

ふるさと納税は2008年に始まった制度で、令和2年8月現在利用者は400万人を突破しています。
ふるさとの納税が始まった背景は、若者をはじめとする人口の都市部への流出でした。

地元で育ちながら大学や就職で地元を離れ、都会やほかの都市に移り住む人が多くなっています。
そのため地元自治体では人口が減少し、高齢化や過疎化が進行、税収も減少しています。
地元を離れた人たちも、戻りたいけど仕事の都合で戻れない、だけど地元が好きだし恩返しもしたい。そういった方もたくさんいらっしゃいます。

そんな地元自治体と地元を出た人の思いを結んだ制度が「ふるさと納税」です。

ふるさと納税するとどんなお得がある?

好きな自治体を応援できる

生まれ育った故郷や人生の中でお世話になった自治体、応援したい自治体など、日本全国の自治体から何か所でも寄付先を選ぶことができます(寄付先、寄附回数に上限なし)。

ふるさと納税サイトの中で、集まった寄附金の使い道を各自治体が示しています。それを見て寄付先を選ぶことができます。
社会貢献の気持ちを味わえますね。

自治体からの返礼品

自治体からのお礼の品はふるさと納税の魅力です!
多くの自治体が地元のPRを兼ねて、特産品や宿泊券などをお礼の品として届けています。

お礼の品は義務ではないので、寄附をしたからといって必ず品物が届くとは限りません。事前に自治体の内容をよくご覧になってくださいね。

2019年6月の法改正により返礼品の還元率が3割以下になったのと、返礼品が地場産品のみに限られるようになりました。

実質的な自己負担は2000円のみ

手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。
これは自己負担分2,000円を超える部分がそのままの金額で手元に戻ってくるのではなく、手続きをすることで、自己負担分以外の金額が税金から差し引かれるということです。
具体的には10,000円寄付した場合、8,000円が控除の対象になります。なので、実質的な負担は2,000円になります。

社会貢献の気持ちを享受でき、2,000円負担で地域の特産品をもらえるのは嬉しいですね。

とはいえ、ふるさと納税によって税金面でメリットがある場合もあればデメリットになる場合もあります。
次の項目で詳しくみてみますね。

難しいのがデメリット?ふるさと納税の税制のしくみ

ふるさと納税のメリットがある人は

所得税、住民税が減税できるため、それらを収めている人にとってメリットがあります。
ですが、年収や家族構成によってメリットを得られる寄付金の上限が異なります。ちょっと複雑です。

年収は同じでも、独身か共働き夫婦か、子どものいる夫婦か夫婦のみかなどで上限金額が変わってきます。
各ふるさと納税サイト(下記に紹介)では、それぞれの寄付上限金額のシミュレーションができるようになっています。
寄付を申し込む前に、まずはシミュレーションで自分の上限を計算するということですね。

税金控除の申請は

サラリーマンなど給与所得のある方は通常確定申告は必要ありませんが、1年間に5回以上ふるさと納税を利用したら確定申告が必要になります。
申請には2種類の方法があります。
ひとつは確定申告、もうひとつはワンストップ特例制度です。

ワンストップ特例制度

サラリーマンなど確定申告の必要がない給与所得者の方、1年間にふるさと納税を申し込んだ自治体が5自治体以下の方にはワンストップ特例制度がおおすすめです。

ふるさと納税ワンストップ特例制度の申請書の締め切りは、ふるさと納税を行った翌年の1月上旬(2020年分は2021年1月10日)と、年明けすぐになります。

申請書はふるさと納税サイトからダウンロードできます。
ダウンロードした申請書は期日までに各自治体へ郵送。
ネットで完結しないのがちょっと面倒ですね(;^_^A ですが確定申告よりは簡単です。

ふるさと納税 申し込みから申請までの流れ

ふるさと納税の申し込みから税金控除までの流れをまとめてみます。

1、 自分の上限金額を知る
各サイトには寄付金シミュレーションがありますので、自分の寄付金の上限を知ります。

2、 寄附を申し込む、支払いする
ふるさと納税サイトから自分が寄附したい自治体を探し、申し込みます。
返礼品や寄付金の使い道から自治体を検索し、選ぶことができます。
支払いはクレジットカード決済が可能です。

3、税金控除申請をする
確定申告かワンストップ特例制度で税金控除申請を行います。
確定申告は寄付をした翌年3月15日までに申告。
ワンストップ特例制度は寄付できる自治体数に上限あり、寄附をした翌年1月10日までに申請書を寄附した自治体へ提出になります。

おすすめふるさと納税サイトは

ふるさとチョイス→掲載自治体数、返礼品数が№1です。

楽天ふるさと納税→ポイント還元率が高い、いちばんお得にふるさと納税を使えるサイトです。

さとふる →返礼品数の掲載が多いサイトです。

山口県内の市町村の返礼品は?

ふるさとチョイスで見てみると、20自治体のうち柳井市以外すべての自治体が掲載されていました。
楽天には9つの自治体、さとふるは県全体と4自治体のみでした。
ちょっと寂しいですね。利用者が少ないのかな・・・?
ふるさとチョイスからいくつかの自治体の返礼品をご紹介します。

防府市のふるさと納税返礼品
防府市の人気返礼品は、白銀かまぼこセットです。
そのほか寄付金額に応じて、幸せます商品や地元で作られた調味料、お酒など。お墓掃除サービスというのもありました!

山口市のふるさと納税返礼品
人気№1は車海老。山口の味、昭ちゃんコロッケも人気です。

岩国市のふるさと納税返礼品
岩国はやっぱり獺祭が人気ですね。そのほか、がんね栗のパウンドケーキなど

萩市のふるさと納税返礼品
萩の真ふぐ、地ビールや地酒(東洋美人)、萩焼が人気です。

見てみると、この自治体にはこんな特産品があったんだ、と発見になって面白いです。
山口県内の自治体を応援したくなります。
ぜひふるさと納税のサイトでご覧になってください。

まとめ

今回は遅ればせながら「ふるさと納税」についてまとめてみました。
お得に利用するならば寄付金額の上限など事前に知っていた方がよいこと、ワンストップ特例申請の仕方など知らないことがいろいろ出てきました。

返礼品も手に入って税制上の優遇もあるなら、上手に利用してお得に地域貢献したいですね。
地元にいても地元の特産品にふれることも少ないので、地元や気になる自治体を応援するのにこういった方法を使ってみるのもいいなと思いました。
これからのお役に立てると幸いです。