防府市台道(だいどう)にある「れんげハウス」は、食べられるお花(エディブルフラワー)やハーブ、発酵食品を使ったランチを楽しめる、身体にやさしい自然派カフェ。

古民家を再利用した空間で癒しのひと時が過ごせる、大人の隠れ家のような場所です。

なんたん
なんたん
とっても穏やかな気持ちになれるカフェでした
つぶた
つぶた
ボクも行ってみたい! エディブルフラワー気になるなあ
この記事では、心も身体も満たされる、やさしいカフェ「れんげハウス」をご紹介します。

れんげハウス

道路に面した、わかりやすい場所にある「れんげハウス」。
うっかり通り過ぎてしまうそうになるほど、その建物は、大道の街並みの中に溶け込んでいます。

「れんげハウス」は昭和30年代に建てられた建物で、以前はお米屋さんだったそうです。
お米を求めるお客さんが、ガラガラっと扉を横に開いて店内に入って行っていたのでしょうね。

駐車場はすぐとなりにあります(6台)。

花に囲まれている、小さなかわいい木の看板が目印ですよ。

れんげハウス・店内の様子

では、店内に入ってみましょう^^

引き戸を開けると、そこは土間。
靴を脱いでスリッパに履き替えて、店内へ。

木のぬくもりが伝わる、懐かしい雰囲気がいっぱいです。
歩くとギシ、ギシと音を立てる木の床は、レトロ気分をより盛りあげてくれます。

室内には二人掛けのテーブルが2つ。

ついたてを隔てて、四人掛けのテーブルがひとつ用意されています。

二人掛けのテーブルがある場所と、四人掛けのテーブルがある場所とでは、出入口が別です。
ついたてもあるので、とくに四人掛けテーブルは、個室のような気分で過ごすことができますよ。

心地よいBGMを聞きながら、店内を満たすアロマの香りに癒されて。
日常を忘れて、ゆっくりと、穏やかな時間が流れるのを感じられる空間です。

れんげハウス・メニューは

11時30分~14時がランチタイム、14時~15時がカフェタイムです。

ランチタイムは、ランチメニューとカフェメニューから選ぶことができます。

【ランチメニュー】
■れんげプレート(1000円・税込)
・徳地八坂の雑穀ご飯
・雑穀コロッケ、季節の地物生野菜
・季節の生ジュース
・塩麹や発酵食品を使ったお汁もの
・お豆腐白玉団子
■れんげプレートとエディブルフラワースイーツ(1500円・税込)



【カフェメニュー】
■季節限定 ローズセット(800円)
※季節により異なります。
■ローズティー(500円)
■ハーブティー(350円)
■お抹茶アイス(400円)


なんたん
なんたん
実際にいただいた、「れんげプレートとエディブルフラワースイーツ」をご紹介しますね

とても彩り鮮やかなランチプレートです!

料理は目で食べるといいますが、ランチをいただく前にその美しさをしっかりと堪能しました。

やはり目を引くのは、エディブルフラワーです。

ふだんは見て楽しんでいる花が、ここではコロッケの周りを彩るなんて。
見ているだけで華やかで贅沢な気持ちになれました^^

つぶた
つぶた
エディブルフラワーってどんな味だったの?
なんたん
なんたん
さらっとしてくせがなくて、ほんの少し甘いような味だったわ。野菜と同じくらい栄養があるんですって
16種類の雑穀に大豆、玉ねぎ、れんこん、やまいも、にんじんを使った、しっかりもちもち食感の雑穀コロッケとエディブルフラワー。

一緒に食べていいのかしら、と思いながら口にしてみましたが、これがなんと合うんです!

エディブルフラワーはくせがないので、コロッケの味を邪魔しません。
むしろ、さっくりとしたやさしい歯ごたえをプラスしていました。

雑穀の他、発酵食品をたっぷりと使ったメニューに、目も心もお腹も大満足。
噛みしめるたびに身体が喜んで、まあるい気持ちになるのを感じました^^

こちらは、エディブルフラワースイーツ。

自家製の完熟梅を使ったジャムを載せたチョコレートアイスと、エディブルフラワーティーです。

エディブルフラワーティーには、バラとレモンバームを使っていました。

お茶の色はバラの花から出た色。
ガラスの急須なので、鮮やかなバラの花びらから、ゆっくりと色がうつり出る様子を見ることができます。

エディブルフラワーのお茶の色、上品で甘い香り、すっきりとした味わい。
しっかりと堪能しました。

アイスも完熟梅のジャムと合わさって、とてもおいしくいただきましたよ。
身体にやさしくて心も喜ぶランチ、ごちそうさまでした^^

※メニューは取材当時の内容です。季節によって変わることがあります。

れんげハウス・有機無農薬にこだわったお庭

なんたん
なんたん
ランチの後、店主の福田さんにお庭についてお話を伺いました^^

れんげハウスには、ハーブをはじめさまざまな季節の花木を楽しめるお庭があります。

この庭は、れんげハウスをオープンする前から、店主の福田さんがコツコツと作り上げてきたもの。
お店でいただけるエディブルフラワーやハーブも、すべてこの庭で栽培しています。

もともと土いじりが好きだったという福田さんは、4年間ガーデニングの学校に通って学んだ、庭と花のスペシャリスト。日々庭の植物と向き合い、植物と喜びをともにする生活を送っているガーデナーです。

福田さんがエディブルフラワーとして植物を育てる理由。それは、花を生活に取り入れるためです。

植物は子孫を残すために、自身のすべての力を使って花を咲かせます。
美しさで心を癒し、さらには栄養も豊富な花。

そんな花という宝ものを、鑑賞するだけでなく、生活の中に取り入れたい。

そう考えた福田さんは、土づくりから始めて、農薬を使わずに有機無農薬にこだわって庭の植物を栽培し、エディブルフラワーとしてわたしたちに提供してくださっています。

当然花木には虫がつくし、病気にもなる。天候によっては花が傷んでしまうこともあります。

とくにバラは病気になりやすく、害虫もつきやすい花。
竹酢液を希釈したものを散布して病害虫の予防をしていますが、無農薬で育てるのはとても大変なのだそうです。

それでもガーデナーとして信念をもって、毎日毎日庭の植物と向き合い、細やかなお世話をしている福田さん。

おかげでこうして、心と身体をやさしく満たしてくれるランチやカフェメニューを、れんげハウスでいただくことができるのですね。

れんげハウス・詳細

【所在地】防府市台道3601-2
【電話】0835-32-0008
【営業日時】金・土、11時30分~15時
ランチ:11時30分~14時、カフェ:14時~15時
完全予約制。前日までの予約をお願いします。
【アクセス】JR大道駅から西に300m直進
【公式サイト】れんげハウス



まとめ

防府市の自然派カフェ「れんげハウス」をご紹介しました。

古民家の懐かしくて心地よい空間、すべてをまあるく包み込むようなやさしい味のランチ、季節の花木が彩るお庭を堪能できて、本当に穏やかな時間を過ごせました^^

なによりも、店主の福田さんの、おおらかで柔らかでありながら芯の通った雰囲気が、すべてを物語っていたように思います。

れんげハウス、とても素敵なカフェです。
ガーデニングがお好きな方、落ち着いた空間で身体にやさしいランチをいただきたい方は、ぜひ、れんげハウスへ足を運んでみてくださいね。