年末が近づいてきましたね。
もうすぐ新しい年。みなさん初詣はどちらに参拝されますか?
大内文化が色濃く残る山口市と、かつて周防国の国府が置かれた防府には、歴史のある神社が数多く残っています。
この記事では山口市・防府市の初詣おすすめ神社をご紹介しますね。
山口大神宮
お正月には、例年8~10万人の参拝者でにぎわう山口大神宮。
大内氏の第15代当主・義興(よしおき)公が、伊勢神宮のご分霊を勧請(かんじょう:神仏の分霊を招き迎えること)した神社で、「西のお伊勢さま」として地元山口をはじめ、多くの人々の信仰を集めてきました。
伊勢神宮と同じように、八百万の神々で最高位に位置する天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る内宮と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮があり、国土安泰、子孫繁栄、五穀豊穣など、あらゆるご利益があるとされています。
また境内には、延寿・安産の神として親しまれている多賀神社、商売繁盛の神・高嶺稲荷神社がありますよ。
新しい一年を、山口大神宮から始めてみてはいかがでしょうか。
初詣期間は、大神宮の向かいにある県庁の駐車場が臨時駐車場として開放されます。
⇒山口大神宮【西のお伊勢さま】ご利益や駐車場、御朱印やお守りの受付時間などを調査!!
古熊神社
古熊神社は菅原道真公とそのお子さまをお祀りしている神社で、地元の方々に「山口の天神さま」として親しまれてきました。
道真公は学問の神のみでなく、五穀豊穣、芸事、正直の神としても祀られており、さまざまなご利益が期待できますよ。
また本殿と拝殿は、国の重要文化財に指定されています。
⇒古熊神社【山口の天神さま】ご利益や駐車場、御朱印について紹介
八坂神社
朱色の大きな鳥居が印象的な八坂神社は、大内氏第9代・弘世(ひろよ)が京都から勧請した神社です。
本殿は国の重要文化財に指定されています。
主祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(くしなだひめのみこと)の夫婦神。
ふたりで困難に立ち向かい結ばれたことから、縁結びにご利益があるといわれています。
防府天満宮
「日本最初の天神さま」として有名な防府天満宮。
地元の方々を始め、市内外からも多くの参拝客が訪れる人気の初詣スポットで、その人出はおよそ40万人といわれています。
学問の神・菅原道真公にあやかろうと合格祈願に訪れる方も多く、年間を通じて参拝される方が多い神社です。
初詣期間は臨時駐車場が何か所か設けられますが、周辺の道路は毎年渋滞します。
焦らず、ゆったりとした心持ちで参拝くださいませ。
⇒防府天満宮【2023初詣まとめ】予祝詣や混雑状況や交通規制・アクセス方法をチェック!!
玉祖神社
周防国一宮である玉祖神社(たまのおやじんじゃ)は、創建年ははっきりとわかっていませんが、日本書紀にその名が記載されているほど古く由緒ある神社です。
主祭神は玉祖命(たまのおやのみこと)。
三種の神器である八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)を作った神様といわれ、おもに宝石、眼鏡、レンズ、カメラなどの産業守護のご利益があります。
境内には防府発祥の天然記念物・黒柏鶏(くろかしわけい)が飼育されています。
今ではとても貴重な存在とのこと。ぜひご覧になっていかれてください。
⇒玉祖神社【山口県防府市】御朱印や由緒・お守り・駐車場・アクセスを解説
まとめ
山口・防府市の初詣スポットをご紹介しました。
由緒ある神社が数多く残る山口・防府で、新しい一年のはじまりをお迎えしてくださいませ。