2024年5月3日(金・祝)、「しものせき海峡まつり」におけるメインイベントとして「先帝祭(せんていさい)」が行われます。
「先帝祭」では、太夫らによる上臈道中(じょうろうどうちゅう)、赤間神宮での上臈参拝(じょうろうさんぱい)が行われ、毎年40万人近くの人出で賑わうイベントです。
この記事では、2024年の先帝祭のスケジュール、その歴史や由来、見どころについてご紹介します。
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先帝祭とは? 歴史や由来
先帝祭の由来は、平安時代の源平合戦にさかのぼります。
壇ノ浦の戦いで平家が源氏に敗れると覚悟した二位の尼は、三種の神器と当時8歳だった幼い安徳天皇を胸に抱き、壇ノ浦の海に入水しました。
生き残った平家の者たちの中には、平家再興を図ろうと山にこもっていた者たちもいましたが、機会を図れずに漁業を営む者もいました。
また、宮廷でしか生きたことのなかった女官たちは、地元の住民に助けられ、付近の山の草花を摘み取っては、港に泊まる船人に売ってほそぼそと生計を立てていました。
これらの生き残った者たちは、先帝(安徳天皇)のご命日になると毎年欠かすことなく、昔ながらに身なりを整え、重々しい立ち振る舞いで先帝の御影を安置しているお堂に参拝を続けていました。
女官が絶えた後、江戸時代になって遊郭ができ、廓の主人が女官たちのまごころとその美しい出で立ちを伝えようと、お抱えの遊女たちに参拝を続けさせたといわれています(諸説あり)。
時代とともに移り変わりながら、昭和41年から現在まで、華やかな先帝祭として引き継がれています。
■平家一門が滅亡した「壇ノ浦の戦い」についてまとめています。
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先帝祭のみどころ
先帝祭のみどころは、毎年5月3日に行われる上臈道中と上臈参拝です。
上臈道中
江戸時代に参拝を続けた遊女のきらびやかな道行きを受け継ぎ、現代でも艶やかな衣装を身に着けた太夫たちが、稚児(ちご)、警固(けご)、官女、禿(かむろ)を従えて、市内を練り歩きます。
途中4カ所で、高下駄をはいて独特の歩き方である「外八文字」を披露しながらのパレードです。
いったん内側に向けたつま先を外側に開いて歩く、遊女独特の歩き方なのよ
その大変さを全く感じさせない美しい足さばき。
ほれぼれしてしまいますね。
上臈参拝
祭りのクライマックスとなるのが上臈参拝です。
赤間神宮の水天門から本殿へと架けられた赤い橋のスロープの上を、太夫が外八文字で上がっていきます。
赤い橋と艶やかな衣装を着た太夫と、まるで竜宮城のような水天門。
ため息をつくほどの美しい光景です。
外八文字の道行きだけでなく、拝殿での安徳天皇への参拝の様子も大変優雅で美しく、観る人の目を引き付けます。
この艶やかな道行きは、安徳天皇のご命日の参拝の一環。
平家の人々の思いが連綿とつながる先帝への神事です。
太夫とは?太夫は何人?
上臈道中を行うのは5人の太夫(たゆう)です。
もともと太夫とは、芸妓さんの中でも、芸と教養とを兼ね備えた女性に与えられる最高位の称号です。
先帝祭では、太夫役は日本舞踊の名取の中から推薦で選ばれます。
先帝祭2024・開催スケジュール
【5月2日】神事スケジュール
3日(金・祝)に実施される上臈道中、上臈参拝に先立って、2日(木)には赤間神宮で御陵前祭、平家一門追悼祭、安徳帝正装参拝が行われます。
追悼祭では、壇ノ浦の戦いで滅んだ平家一門、幼くして亡くなった安徳天皇を偲んで奉納を行い、平家一門の墓に参拝。
安徳帝正装参拝は、安徳帝をはじめ、武将や女官などが、当時の装束を再現して参拝を行います。
御陵前祭 | 10時~10時30分(赤間神宮) |
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平家一門追悼祭 | 13時30分~14時40分 (赤間神宮) |
安徳帝正装参拝 | 15時~16時(赤間神宮) |
【5月3日】上臈道中、上臈参拝スケジュール
■上臈道中
【実施時間】9時30分~11時30分
【実施場所】伊崎町西部公民館前~唐戸商店街
9時30分~9時40分 | 西部公民館前 |
10時~10時10分 | グリーンモール商店街 |
10時30分~10時40分 | 豊前田商店街 |
11時20分~11時30分 | 唐戸商店街 |
また、姉妹都市ひろば特設ステージでも外八文字を披露します。
16時~16時30分 | 姉妹都市ひろば特設ステージ |
開催時間は11時~11時30分、16時~16時30分の2回です
■上臈参拝
13時~15時 | 赤間神宮 (天橋渡りを実施) |
【5月4日】神事スケジュール
4日(土・祝)には、御神行祭本殿祭、御旅所祭が行われます。
御神行祭本殿祭 | 13時~13時30分(赤間神宮) |
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御旅所祭 | 14時~14時30分(伊崎御旅所) |
当日の駐車場、アクセスは
駐車場
唐戸、下関駅周辺には観光スポットの有料駐車場や市営駐車場などが数多くありますが、ゴールデンウィークはどこも満車になり、道路も混雑します。
できるだけ公共交通機関でお越しください。
唐戸、下関駅周辺の駐車場詳細については、下関シティプロモーションサイトに掲載している「関門海峡エリア駐車場案内」を参照ください。
交通アクセス
赤間神宮までは、JR下関駅からサンデンバスで約10分です。
下関駅付近の伊崎町西部公民館前、豊前田商店街と、徐々に赤間神宮にむけてパレードしますので、天気が良く上臈道中を見ながらでしたら、下関駅から徒歩でもイベントの多い唐戸地区まで行くことができます(徒歩約30分)。
まとめ
安徳天皇を偲ぶ「先帝祭」についてご紹介しました。
コロナ禍前の2019年、子どもたちと上臈道中を目の前で見ることができ、その美しさにとても感動しました^^
源平の時代からの、先帝(安徳天皇)への思いを受け継ぐお祭。
美しくも悲しい思いを秘めた太夫の道行きを、ぜひ間近でご覧になってくださいませ。
この記事が先帝祭にいらっしゃる方のお役に立てたら、幸せます。
安徳天皇をお祀りする赤間神宮を紹介しています。
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