響灘沿いの国道191号線をドライブしていると、いつも目にしていた「美人湯 大河内温泉」の看板。
美人湯という言葉に心惹かれながらもいつも通り過ぎていました・・・が、このお正月に大河内温泉の日帰り温泉施設「いのゆ」さんへ行ってみました。
今回は「いのゆ」のお風呂や館内の様子をご紹介しますね。

田舎道の途中に突然現れる温泉・大河内温泉

下関市街から見晴らしのよい日本海沿いを角島方面に向かってドライブしていると、右側にぽつぽつと「大河内温泉」の看板が見えてきます。
看板のとおりに海に別れを告げて右折すると、山間の田んぼの中を走る道に・・・。

道はとっても広くて運転しやすいんですが、民家はぽつぽつ。
車から見える山には風力発電の風車がいくつも見えてきます。おお、風車がいっぱいですごいなあ、と思いながらも、え?温泉どこなん・・・?と内心心配に。
と、そこへ突然現れる何台もの路上駐車の車!
え?え?何?と思ってたら、そこが大河内温泉でした(笑)

(いつもナビより、この道沿いに車が何台も・・・)

大河内温泉(おおかわちおんせん)は江戸後期の天保10年(1839年)、大河内中河原川辺の田の中で冷泉が発見されたことが最初であると言われています。
地域の有志数名が冷泉を囲ってこの場所を守り、付近の住民たちがこの冷泉を汲んで、家で湯治をしたとされています。

田んぼの中から湧いて出たんですね。だから田んぼの中の道沿いに突然温泉が・・・なるほどです。
わたしはもっと大きな温泉街を想像してたので、どこ?って心配になったんですね(;^_^A

明治年間に医治効用があるとして浴場が開かれ、昭和に入って今も続く旅館が営業開始、その後2軒の旅館ができましたが、現在は閉館しています。

「いのゆ」は

旅館は2軒閉館してしまいましたが、そんな中「いのゆ」は日帰り温泉施設として平成14年に新たに温泉の掘削をして誕生した温泉です。新たに掘削したことで、「源泉元湯」を名乗っています。

いのゆの建物だけ見たら「ほー、きれいな銭湯だねー」という感じですが、じつは周りに大河内温泉の閉館した旅館や、現在も営業している老舗旅館があり、車もいっぱい止まっていました。

大河内温泉のお湯の効能は?

温泉の泉質は、山口県で多いアルカリ性の単純温泉です。
一般的な効能は、神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器痛、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進(いのゆパンフレットより)です。
源泉を加温して使用しています。

大河内温泉が美人の湯といわれるのは、温泉のPH値が9.5と高いからです。
PH値が高いと、アルカリ性が高い温泉ということになります。
アルカリ性の温泉では肌の角質が溶けて分解されて、皮脂の汚れや油分を落としてくれます。これは嬉しいですね~♪

お風呂の様子は

大浴場はシンプル

大浴場は入ってみてびっくり。はい、狭いです(笑)でもとっても清潔感があって、雰囲気がいい感じ
洗い場は5~6か所。行ってみた日はお正月休みの16時頃だったこともあり、家族連れのお客さんが多くて洗い場がいっぱいでした。
ちょっと待ったら空いたのでほっと一安心。

お風呂は大きな浴槽と、そのとなりに狭いけど源泉に入れる浴槽の2つと、シンプル。露天風呂やサウナはありません。露天好きなわたしは、ちょっと残念・・・。

まずはタイル張りの大きな浴槽へ。
源泉を加温して何度くらいなのかな?いい感じの温度です(41度だそう)。しばしのんびりつかります。
大浴場は外が見えるようなガラス張りなんですけど、曇っていて外が見えませんでした・・・夜だったので、どっちにしても見えなかったんですけどね。お昼だったらどうなのかな。

(お風呂は写真が撮れないので、いのゆパンフレットより)

ふと上を見上げると、白く斜めになった天井に木の梁がむき出しになってます。そんなに広い浴場ではないけど、天井が高くなっているので開放的に感じられ、またお風呂の中でも木を感じられてほっとします。

次第にじんわりと汗が・・・。んー、これはちょっと入ってるの辛くなってきたなあ、露天があったら涼めるのになあ、と思いながら、すぐとなりの加温していない源泉そのままの浴槽へ。

源泉は33.8度。大浴場で火照ったからだを程よく冷やすのにちょうどいいです!
加温の温泉で、源泉そのままのお湯を楽しめるところはあまりないような気がします。これはお得な感じで嬉しいすね。
源泉のお風呂はほんとに数人しか入れないくらいの狭さなので、他の方のことを考えてふたたび大浴槽へ。そして熱くなったら様子を見て、また源泉へ(笑)
露天がないのがちょっと寂しいなーと思ってましたが、源泉のお風呂が良い気分転換にもなり、お肌のツルツル度をあげてくれるし、とってもよかったですよ。

今度は利用客さんが少ない時間帯に、もっとゆっくり利用してみたいですね。

お湯の感じは?

無色透明ですが、肌触りがトロットロです!(はい、強調します(笑))
これが美人の湯といわれるものなんですねえ(*´ω`)
洗い場のお湯も源泉(加温してます)なので、身体を洗い流してもツルツルすべすべ。これは肌が乾燥しがちの季節、そして年齢的なものもあり(笑)、とっても嬉しいです^^
シャワーも源泉の湯なので湯上りもツルツルがそのまま。湯冷めもしにくかったですよ。

お湯は匂いもあって、わたしはお漬物っぽい匂い?を感じて。一緒に行っただんなさんはシトラス系のお湯の匂いって・・・(-_-;)
どちらにしても、ちょっと酸っぱいようなお湯の匂いがあります。
これは…というほどのキツイ匂いではなく、ほのかに漂う丸みのある匂いなのでそんなに気にならないかとと思います。
わたしとしては、お湯に匂いがある方が温泉だ!って感じられて嬉しいです。塩素臭とかなかったし、お湯に満足でした~^^

いのゆさんのお湯、だんなさんもわたしも、すっごく気に入りました
一回入っただけで肌のはハリがよくなった気がする♪(あくまでも、気がするです・・・)

館内の様子やその他施設は

家族風呂その他施設は

大浴場のほかに、家族風呂があります。家族風呂は事前予約が必要になります。

また2階には有料の休憩コーナーがあります(受付で入浴と休憩コーナーをセットで申し込み)。
1階ロビーにも無料のちょっと座れるようなお座敷の休憩コーナーがありますが、2階はとっても広々していてマッサージ機も備わっています。
2階では食事もいただけるようで、日替わり、うどん、懐石(要予約)があるようです。

アメニティーなどは

いのゆには券売機はありません。受付で直接料金を支払って、そのままお風呂へ入ります。
回数券も販売されているようでした。
浴場のなかには、リンスインシャンプーとボディソープが備えられています。

脱衣所は清潔に保たれてて、こまめにお掃除をされてらっしゃいました。
木のロッカーが備えられていて、こちらは料金がいらないカギ式です。
貴重品ロッカーはなかったので、気になる方はこちらでしっかりカギをかけてご利用ください。
ドライヤーは備え付けられていますが、化粧水とかはありません。
脱衣所の中にトイレもあります。

ロビー

建物全体が木をシッカリ使っていて、ロビーも木の柱が表に出ててあったかい雰囲気。
受付の周りは地元で採れたミカンやお米、手作りの手芸品などが販売されてました。

受付の左奥はちょっとしたお座敷スペースがあり、食事ができるようになってます。
ビールやジュースが用意されていましたよ。

入口入って右手には畳の無料休憩コーナーがあります。テレビもあって、一緒に行った相方を待つのはこちらで。
そして気になる薪ストーブ。休憩コーナーのすぐわきにあるんですけど、今年は暖冬だからかストーブついてませんでした。寒い時期には薪ストーブであったまってみたいですね。
薪ストーブの脇に鹿の角が飾ってたのは、きっとこの辺の山で拾ってきたんだろうなあ^^

いのゆ施設情報

下関市豊浦町大字宇賀井の原5287-1  TEL 083-776-0026
営業時間 9:00~21:00
休業日  不定休、館内禁煙
駐車場  20台無料
外に飲泉所あり

入浴料金

大人500円、小人(中学生未満)300円、幼児(3歳児未満)無料
家族湯(60分)3000円(事前予約要)

2階休憩コーナー利用(9:00~17:00)の場合の入浴料金
大人900円、小人(中学生未満)600円、幼児(3歳児未満)無料

周辺アクセス、駐車場は

アクセスはほぼ、自家用車しかないです・・・。
国道191号線沿いの川棚温泉駅から車で15分程度
中国自動車道・小月インターチェンジから車で40分程度
JR山陰本線宇賀本郷駅から徒歩20分

いのゆ公式ホームページはこちら

まとめ

大河内温泉「いのゆ」をご紹介しました。
どんな温泉かなーとワクワクしながら初めて行ってみましたが、すごく納得したことがあります。
こちらは露天風呂もサウナもない、シンプルにお湯を楽しむ温泉です。(そのことに納得しました)
お湯がとってもトロトロでいいお湯なので、ゆっくりと温泉に浸かってお湯に満足して帰れます。湯上りもすべすべした自分の肌に満足できます(笑)

少し山間に入ってわかりにくく、こぢんまりとした場所かもしれませんが、そのお湯にきっと満足されることと思います。入浴に来られる人も地元の人が多いので気楽に入浴できますしね。
「いのゆ」のお湯、おすすめですよ^^ぜひ一度、どうぞ!