
毎年立春を過ぎた2月はじめから半ばにかけて行われる、「阿知須ひなもんまつり」。
桃の節句よりも少し早い時期に、阿知須(あじす)の街全体が可愛らしい「ひなもん」に彩られます。


阿知須ひなもんまつり・基本情報
(西の京やまぐちインスタグラム投稿/過去投稿より)
日程・場所
日時 | 2025年 2月7日(金)~11日(火) 9時30分~15時30分 |
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場所 | 山口市阿知須商店街、いぐら造りの街並み周辺、県央商工会阿知須支所周辺など約30か所 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) サンパークあじす、ニューライフあじす裏手、いぐらの館ほか |
交通アクセス | 【公共交通機関の場合】 JR宇部線阿知須駅下車すぐ(阿知須駅も会場のひとつです) 【車の場合】 山口南ICから車で約20分 |
公式サイト | 阿知須のひなもんまつり |
見どころは、いぐら造りの街並みとひなもん
阿知須は古くから廻船業で栄えた港町でした。
かつて港として栄えていた縄田地区には、江戸時代から大正時代にかけて造られた、火事から家を守るための「居蔵(いぐら)造り」といわれる白壁の街並みが残っています。
中でも「いぐらの館」として一般公開されている「旧中川家邸宅」は、明治17年に建てられた居蔵造りを代表する建物で、ひなもんまつりの主要会場になっています。

こうした港町としての歴史を感じる、風情ある阿知須の街並みに、ひなもんのほか、手作り工芸品およそ5000点が、街角のそこかしこに展示されます。
「ひなもん」という言葉は阿知須のつるし雛飾りのオリジナルの言葉。
つるし雛は柳川のさげもんが有名ですが、そのさげもんをお手本に作られたのが阿知須の「ひなもん」です。
始まりは2002年からと歴史はまだ浅いのですが、今では街中に飾られる一大イベントになるほど、阿知須といえばひなもん、ひなもんといえば阿知須として知られるようになりました。


ひなもんは、早春に咲く梅のように小さくて鮮やか。
和の街並みとひなもんのコラボレーションで、阿知須の歴史と風情、早春の雰囲気を満喫できますよ。

街のあちこちで開催されるイベント

街角では手作り雑貨の販売や、コーヒーなどの提供も。
公民館では飲食コーナーも設置されますよ。


駐車場、会場MAP
※2024年のものです。会場の参考としてご覧ください。
7日(金)10日(月) | 柚子茶とさくら餅のサービス(各日60セット) ※中尾邸 |
10時と13時の2回、商工会にて整理券配布 |
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8日(土) | 甘酒の振る舞い(100杯) ※林クリーニング本店西条店駐車場 |
10時と13時の2回、商工会にて整理券配布 |
9日(日)11日(火) | 会場回りのスタンプラリー(各日50枚) 阿知須とひなもんにちなんだプレゼントがあたる |
11時~いぐらの館と商工会で台紙を配布(各25枚) |
そのほかにも、飲食出店やハンドメイド雑貨販売など、さまざまなイベントが各所で開催されます!
詳細は会場MAPをご覧ください。
そもそも、阿知須のひなもんとは?
「ひなもん」とは、阿知須地区でちりめんや古布などを使って作られるつるし飾りのこと。
福岡県柳川の「さげもん」をお手本に作られたのが阿知須の「ひなもん」で、「ひなもん」という名は、季語の「ひな」と「さげもん」をかけ合わせて名づけられました。
2002年、阿知須の「商工会プチ工房」の主催者さんの女性おふたりが柳川のさげもんを見て、「これは阿知須の街並みにもとっても合う」と、工房での教室を始めたのがきっかけなのだそうです。
だんだんと作り方にアレンジを加えていき、阿知須オリジナルのものになっていったのだとか。
次第に作る人も増えていき、2005年には地域おこしとして「第1回ひなもんまつり」が行われました!

阿知須のひなもんは知られるようになり、遠方からも見に訪れる方もいらっしゃるほど。
ふたりの女性から始まったひなもん。
街を挙げての取り組みになるなんて、すごいパワーですね^^
まとめ
阿知須のひなもんまつりについてご紹介しました。
街全体が会場になるので、街角のひなもんと白壁の街並みを楽しみながら、ゆっくりと街歩きを楽しんで頂けたらと思います。
あちこちに飾られているかわいいひなもんに、目も心も釘付けになること請け合いです^^
ぜひ、早春を彩る阿知須ひなもんまつりにお越しくださいませ。
以前行ってきた体験記はこちらです。
こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^ 毎年この時期になると「ひな飾り」の文字を見かけるようになりますね。 防府市のおとなり、山口市の阿知須で毎年行われている「ひなもんまつり」。行ってみたいなーと思いつつ、思うだけでま …