こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^

「炬燵にみかん」という言葉があるように、以前は「みかんといえば冬のお供」でした。

それが今はどうでしょう。
春になってもまだスーパーには、柑橘類がたーっぷりと販売されていますよね。

山口県の春みかんの代表といえば、「ゆめほっぺ」
3月上旬から4月中旬にかけて、店頭に並びます。

なんたん
なんたん
「ゆめほっぺ」は「せとみ」という品種のみかんで、「せとみ」の中でもいくつかの条件をクリアした、ひと味上のみかんです
つぶた
つぶた
山口県のオリジナル柑橘なんだって。
食べてみたいなあ^^
この記事では、山口県オリジナル柑橘「ゆめほっぺ」について、特徴や味、栽培方法などをご紹介しますね!


「せとみ」が「ゆめほっぺ」になるには?基準と特徴

「せとみ」は「清美」と、山口県原産の「吉浦ポンカン」を交配して育成した品種です。

もともと糖度が高い品種の「せとみ」ですが、その中でも厳しい条件をクリアしたみかんだけが「ゆめほっぺ」になることができます。

ゆめほっぺになるための条件

・糖度が13.5度以上
・酸度1.35度以下
・種がほとんどない、
・一定以上の大きさ
・美しい外観 など

これらの条件をクリアしたかどうかは、選果場の光センサーで選別していくそうです。

スタンダードな温州ミカンは、糖度が10~11度ぐらいなのだとか。
12度以上になると高級みかん、13度以上はプレミアムみかんと呼ばれるそうで、まさに「ゆめほっぺ」はプレミアムみかんといえますね!

つぶた
つぶた
糖度13.5度って、どんな果物の甘さなの?
なんたん
なんたん
平均的なりんごが13度くらい、いちごが12~13度だそうよ

こうして基準に合格した「せとみ」は、山口県東部にある周防大島から「ゆめほっぺ」として日本全国に出荷されます。

「ゆめほっぺ」の価格は?

みかんはいつも実家からもらっているので、ほとんど柑橘類を購入したことがないわたし。
今回初めて「ゆめほっぺ」を購入してみました。

みかんといえば果物の中でも手に入れやすい価格、というイメージがありましたが、「ゆめほっぺ」は「選抜メンバー」なのでちょっとお値段がよいですね!

なんたん
なんたん
わたしが購入したスーパーさんでは1玉およそ120円。「せとみ」は1玉100円ぐらいでした

「ゆめほっぺ」の味や食感は?

「ゆめほっぺ」は、オレンジと違って皮をむきやすい柑橘です。

温州ミカンのように皮をむいて房ごと食べてもよいですし、おしゃれにカットして食べてもよいですよね^^

つぶた
つぶた
カットして食べてみたら、意外と房と皮が離れなくて(;^_^A
むいて食べたほうが食べやすいかな?と感じました

なんたん
なんたん
濃厚!だけど爽やかさを感じる甘さ!おいしーい♪

酸味はほぼなく、コクのある、柑橘ならではの甘さを感じられます。
つぶた
つぶた
食感はつぶつぶプチプチしてて、でも全体的にとてもなめらかジュージーだね(*´ω`*)

もちろん房の袋もすごく柔らかいので、違和感なく実と一緒に口に入れて味わえます。
「ゆめほっぺ」、すごいですね!

「せとみ」も食べてみましたが、「ゆめほっぺ」とは甘さが違うのがわかります。
もちろん「せとみ」も十分に甘いのですが、きめ細かさや甘さのコクに違いがありますね!

なんたん
なんたん
この違いが「ゆめほっぺ」と「せとみ」の違いなんですね。なるほど!
つぶた
つぶた
このお値段にこのお味、納得です。山口県オリジナル柑橘として誇れる味だね!

人の手を惜しまずにかけた栽培方法

枝になったまま冬を越す

なんたん
なんたん
とってもおいしい「ゆめほっぺ」。
いったいどうやって栽培したらこんなに甘くなるのかしら

ここでは「ゆめほっぺ」の栽培の過程をご紹介しますね^^

「ゆめほっぺ」を春に食べられるのは、枝になった状態のままで冬を越すためです。

「せとみ」の花が咲くのは、温州みかんの花が咲くのよりも少し遅い初夏。
そこから青い実をつけ徐々に大きくなっていき、ビニールハウスの中で枝になったまま冬を越します。

規模の小さい農家さんでは、11月から12月にかけて、一玉ずつ袋掛けするところもあるそうです。

これは冬の寒さを防いだり、鳥や病害虫を予防するためなんだとか。

つぶた
つぶた
枝になったまま甘くなっていくみかんを、鳥や虫が放っておくはずがないもんね
おいしい「ゆめほっぺ」の栽培には、かなりの手間ひまがかかっているのですね。

貯蔵してさらにおいしく!

こうして無事に冬を越した「せとみ」は、2月ごろに収穫されます。

つぶた
つぶた
あれ?旬は3月上旬~4月じゃなかったっけ?
なんたん
なんたん
収穫したら2週間から1ケ月の間熟成させるんですって。この熟成期間に酸味が落ち着き、甘みが増してあの濃厚な味になるんだそうですよ!
みかんは糖度が1度違うだけでも、おいしさが全く違ってきます。
少しでも甘くておいしいみかんをお届けしようと、農家さんは手間ひまをかけ、様々な工夫をして栽培されているのですね。

まとめ

山口県オリジナル柑橘「ゆめほっぺ」をご紹介しました^^

「ゆめほっぺ」は「新しい柑橘に夢を託す」「甘くてほおが落ちそう」という意味がこめて名付けられた柑橘です。

山口県のみかん農家さんたちの夢がたっぷり入った、本当にほおが落ちそうなほど甘い「ゆめほっぺ」。
旬の時期に、ぜひ! ご賞味くださいませ(*^-^*)

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