わたしは生まれも育ちも山口県で、自然の豊かさや美味しい食べ物、そして何よりもあたたかい人々が大好きです。
山口県にはゆったりとした時間の流れがあり、その中で育まれた独特の方言があります。
山口弁はとくに語尾に特徴があり、その種類もたくさん。
どこか柔らかくて優しい響きがあって、聞いていると気持ちがちょっとだけ温かくなるんですよね。
もちろん、厳しさを感じるものもありますけどね^^
この記事では、そんな山口県の方言の中でも、誰もが使いやすい言葉、とくに女子が使ってかわいい印象を与える表現を紹介していきます。
日常生活で使えるものから、告白の場面で使えるフレーズまで、たくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。
日常会話で使える!かわいい山口県の方言
まずは、日常生活で使いやすい山口県の方言をご紹介します。
会話の語尾にちょっと取り入れるだけで、やわらかい印象を与えることができますよ。
「~しちょる」
「~しちょる」は、標準語でいう「~している」にあたる言葉です。
山口弁の中でも、特に使いやすい表現の一つですね。
友達や家族と会話するときに、ちょっと柔らかい雰囲気を出したいときにぴったりです。
たとえば、「今、何しているの?」と言いたいときには「今、何しちょるん?」と聞くと、ぐっと親しみやすさが増します。
男性が使ってもおかしくない、むしろ自然に感じられる表現です!
「~ちゃ」
「~ちゃ」は、「~だよ」にあたる言葉で、家族や友人といった身近な人たちと話すときに使われます。
強調や念押しのニュアンスもあり、少し強めに伝えたい場合にも使います。
たとえば、「もう、わかったっちゃ!」「もういいっちゃ!(もういいから)」のような形です。
強めの言葉でも、語尾を「ちゃ」にすることで、やわらかさが感じられるのがいいですよね。
女子が使ったら、ちょっとかわいい感じに^^
東部では、「~じゃ」「~じゃけえ」が使われるようです。
「~そ」「~ほ」
おもに県西部で使われる語尾「~そ」「~ほ」は、標準語の「~なの」「~です」にあたる意味で使われる方言です。
たとえば、「あの人が言ったそ(ほ)」、「そうなそ?(そうなの?)」のように、軽く強調する感じで、疑問形でもよく使われています。
「そ」や「ほ」を使うと、素朴で親しみやすい印象になりますね。
また、「違うそっちゃ!」のように、「ちゃ」と一緒に使うとより感情を強めて伝えられますよ。
強めですがきつく感じられず、ほっこりかわいらしい印象になりますね。
「~けえ」
「~けえ」は、理由を説明するときに使う「~だから」という意味の方言です。
山口県では、日常会話でとてもよく使います。柔らかく、理由を伝える感じですね。
たとえば、「今日は天気がいいけえ、ピクニックに行こう」と言えば、友達や家族も気軽に応じてくれそうですよね。
また、「待っとるけえ(待ってるから)」のように、語尾にも使います。
この「けえ」を使うことで、なんだか言葉に安心感が増す感じがしますね。
「~にゃあ」
軽い命令や提案の意味で使われる「~にゃあ」。
猫の鳴き声みたいにかわいくて、やわらかくて和やかな印象の語尾ですよね^^
たとえば、「早くしなさい」を山口弁にすると「早くせんにゃあ」になります。
命令ではありますが、「~にゃあ」を使うと、ほのぼのした感じになり、身近な人にちょっとしたお願いをする場合にびったりかもしれませんね。
「~せんにゃあいけんね」「今から~せんにゃあ」など、日常会話やひとりごとで、よく使われる表現です。
「ぶち」
「ぶち」は、「とても」「すごく」といった程度がはなはだしいことをあらわす表現です。
この言葉は昔からあった方言ではなく、1960年代ごろに生まれた新しい方言なのだそう。
「とても面白かった」を山口弁にすると、「ぶち面白かった」になります。
「ぶち」はとてもインパクトがあり、感動や驚きを表すのにピッタリな表現。さらに、楽しくて面白い印象も与えそうですね。
告白シーンで使える山口県方言
そんな方には、方言を使った告白はいかがでしょうか^^
実際のところ、山口県民だからといって、方言で告白する人はあまりいないと思います…。
しかしだからこそ、方言を使った告白は自然で素直な気持ちが伝わって、相手の心に残りやすいのではないでしょうか。
ここからは、告白シーンで使えて、相手に自然でかわいい印象を与えられる方言をご紹介します。
「好きじゃけえ」
「好きじゃけえ」は、山口弁で最も有名な告白フレーズの一つで、ストレートに「好きだよ」と気持ちを伝えることができます。
言葉自体にやわらかい響きがあるので、相手に素直な気持ちを伝えやすい表現です!
「気になっちょる」
「気になっちょる」は、「気になっている」という意味で、控えめに好意を伝えるときに使うフレーズです。
まだ告白する勇気がない場合、相手に軽く気持ちを伝えたいときに使いやすいですね。
「好きっちゃ」
「好きっちゃ」は、ちょっとかわいらしい響きのある表現です。
ふだんの会話の中で軽く使えるため、重くならず、相手にやんわりとした印象を与えます。
たとえば「一緒にいるの好きっちゃ」と伝えると、さりげなく気持ちを盛り込めそうですね。
友達など親しい人との会話の中で、さらっと使ってもよさそうです。
語尾に「ほ(そ)」を足して、「好きなほ(そ)っちゃ」にすると、素朴なかわいらしさをより感じられるかもしれません^^
まとめ
山口県の方言には、親しみやすさとかわいらしさがたっぷり詰まっています。
日常会話で使うだけで、ふんわりとした雰囲気が生まれ、告白の場面でも素直に気持ちを伝えられる表現がたくさんあります。
ふだんの会話や大切な告白の場面で取り入れて、山口弁の魅力を実感してみてくださいね。
あなたの言葉が、一層優しく、親しみやすいものになること間違いなしです^^