防府市の西部、大道地区にたたずむ小さな神社「小俣八幡宮」。
毎年12月に行われる伝統行事「笑い講」の会場としても知られる、歴史ある神社です。

この記事では、普段は静かな雰囲気で、どこか懐かしさを感じる小俣八幡宮の歴史、境内の様子などをご紹介します。

小俣八幡宮の由来・歴史

小俣八幡宮の創建は鎌倉時代・正治元年(1199年)と伝えられています。
もとは隣村(現在の山口市小鯖)にある「小鯖八幡宮」の末社で、祭りの際には小鯖八幡宮の指図を受けていました。

しかし、祭りごとの役をめぐる論争が起こり、小俣の21戸(現在の笑い講の講員)が御札を持ち帰ったことをきっかけに、八幡大神をご神体として小俣地区に神社を建立。
これが小俣八幡宮の始まりとされています。

以来、地元の人たちから「おまたのはちまんさま」と呼ばれ親しまれてきました。

「笑い講」が行われる神社

小俣八幡宮といえば、やはり「笑い講」。
毎年12月に行われる行事で、参加者が「笑う」ことで五穀豊穣や無病息災を願う、とても珍しい神事です。

(笑い講の神事が行われる拝殿)

社伝によると、笑い講の始まりは神社の創建と同じ、鎌倉時代の正治元年(1199年)。

笑い講の歴史は、小俣八幡宮とともに歩んできたといえるのですね。

笑い講についての由来や流れは、こちらの記事にまとめています。
笑い講【山口県防府市】鎌倉時代から続く年末のおめでたい神事

境内には、「笑い講発祥の地」にまつわる説明板や石碑などが点在し、防府ゆかりの自由律詩人・種田山頭火の、笑顔にまつわる歌碑もありました。

「笑」と刻まれた石まで。
境内をゆったり散策すると、あたたかな空気に包まれ、心がほぐれていくようです。

笑い講を見たことがない方も、笑いにまつわるものがたくさんの境内を、一度見ていただきたいです。

石の上に小さな二の宮金次郎像がありました。
すぐ隣に中学校があるからかな?

小俣八幡宮へのアクセス

場所 防府市台道1143
問合せ 0835-32-0111
御朱印 御朱印は、拝殿に書置きのものが備えられていました。
伊佐江八幡宮の御朱印とセットになっており、御初穂料1000円。
初穂料はお賽銭箱に納める形となっています。
駐車場 あり(無料)
大道中学校に向かう道の脇(境内そば)に2~3台駐車できます。
アクセス 台道交差点から車で2分(交差点に笑い講発祥の地の看板あり)
公式SNS 小俣八幡宮facebook

まとめ

笑い講発祥の地・小俣八幡宮をご紹介しました。

華やかな観光地ではありませんが、小俣八幡宮には、地域の人々とともに歩んできた温かさがあります。

「笑い講」が受け継がれてきた場所として、訪れる人に穏やかな時間を与えてくれる場所。
防府市でゆっくりとした時間を過ごしたい方、地元の文化にふれてみたい方には、ぜひ足を運んでほしい神社です。