荒波の日本海と穏やかな瀬戸内海。
三方をふたつの海に囲まれた山口県は、新鮮な海の幸の宝庫です。

つぶた
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山口県に来たら、旬のおいしい魚介類を食べてほしいな!
もちろん県民にもね
日本海側と瀬戸内で、違ったおいしさの海の幸を味わえるのが魅力ですよ♪
なんたん
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そこでこの記事では、山口県が誇るたくさんの魚介類の中から、ぎゅーっと8種類を厳選(他にもたくさんあるんですよ~)。それぞれの旬の時期をまとめてみました。

山口県のご当地魚介類・種類と旬一覧

魚をはじめとする、山口県ならではのおもな海の幸の旬を一覧にしてみました。

旬の時期 種類 おもな水揚地
2月下旬~3月下旬 シロウオ 萩市
5~8月 瀬付きアジ 萩市
7~8月 鱧(はも) 防府市
初夏~11月末 鮎(あゆ) 岩国市、山口市ほか
梅雨明け~秋 ケンサキイカ 萩市
7~8月 マダコ 瀬戸内側、下関
10~2月 アンコウ 下関市
11~2月 トラフグ 下関市
晩秋~早春 アマダイ 萩市・長門市仙崎ほか
秋~冬 ワタリガニ 宇部市
12~3月 笠戸ヒラメ 下松市笠戸島
11月~2月 活き車えび(養殖) 山口市秋穂
通年 クジラ 下関市

山口県のご当地魚介類8選

ここからは、山口県ご当地の海の幸の中から、8種類を厳選してご紹介します。

なんたん
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有名なものはもちろんですが、わたしの好みやおすすめも入っています~

シロウオ

シロウオは、体長4~5㎝のハゼ科の透きとおった小魚。
2月下旬から4月上旬にかけて、産卵のために海から川へ遡上するため、「春を告げる魚」ともいわれています。

つぶた
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産卵期には萩の松本川河口付近で、シロウオ漁が見られるよ

シロウオといえば、生きたままのシロウオを酢醤油につけて食べる「おどり食い」が有名です。
なんたん
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生きたシロウオの、ピチピチとした食感がたまらないそうです!
卵とじやお吸い物でもおいしく食べられますよ
萩市内には、旬のシロウオ料理を楽しめるお店があります。
シロウオ漁の時期に萩に来られたら、萩の早春の味、シロウオをご堪能ください。

萩のシロウオ漁、萩市内でシロウオを食べられるお店について、こちらでご紹介しています。

萩の瀬付きアジ

アジは暖流に乗って回遊する魚ですが、対馬海流に乗って山口県の日本海沿岸にやってきて、萩の瀬に棲みついて育ったのが「萩の瀬付きアジ」。

回遊せず瀬に居ついているので、エサをたっぷり食べて脂がのっているのが特長です。

つぶた
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身がふっくらしていて、新鮮なお刺身が絶品だよ!
瀬付きアジの旬は5月~8月。
6月~7月はとくに、脂がのっておいしいんですよ♪
なんたん
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萩の瀬付きアジについては、こちらで詳しくご紹介しています。合わせてどうぞ。

西京鱧(はも)

山口県は、日本全国でも有数の鱧(はも)の産地。
とくに瀬戸内側で漁獲される鱧は、「西京はも」として全国に出荷されています。

鱧は梅雨の水を飲んでおいしくなるといわれており、その旬は夏。
夏は湯引き、秋は土瓶蒸しやしゃぶしゃぶなどでいただけます。

なかでも防府では、「はも塾」で技術を磨いた職人たちが作る鱧料理を「天神鱧」として提供。
防府の夏の風物詩になっています。

この夏、はも塾加盟店で天神鱧を味わってみませんか。

なんたん
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防府のはも塾加盟店は、防府市観光情報ポータル「たびたびほうふ」でご覧いただけます

鮎(あゆ)

日本を代表する川魚で、「清流の女王」ともよばれる鮎。
川で生まれて海で育ち、産卵のために生まれ故郷の川に戻って命を終える一年魚です。

海と山に恵まれ清流の多い山口県では、岩国市の錦川や山口市の椹野川、萩の阿武川など、多くの川に鮎が遡上。
鮎を食べられるお店も多いんですよ。

なんたん
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山口県の名勝長門峡周辺には、鮎料理のお店をよく見るわ。
そういえば塩焼き、とってもおいしかった~
錦帯橋の鵜飼も、川を泳ぐ鮎を鵜匠が鵜を操って漁獲するよね
つぶた
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自然豊かな山口県で、「清流の女王」鮎をどうぞ^^

ケンサキイカ(須佐男命いか)

夏から秋が旬のケンサキイカ。
「イカの女王」ともいわれ、甘みが強く上品な味が特長です。

なんたん
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透き通った美しい姿造りはコリコリした歯ごたえがたまりません
ゲソの天ぷらもおいしいよね♪
つぶた
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なかでも、萩市須佐地域に水揚げされる活きたケンサキイカは、「須佐男命いか」としてブランド化されています。
傷がつかないように、1本ずつ丁寧に手釣りする「須佐男命いか」は、肉厚なのに身が柔らかく、モチモチした食感で甘みがあってとっても人気です!

萩市観光協会公式サイトから、「須佐男命いか」の紹介動画などをご覧いただけます。

アンコウ

ふぐと並んで「鍋の王様」といわれるアンコウ。
下関漁港はアンコウの水揚量日本一を誇り、現在はアンコウのブランド化が行われています。

アンコウはほとんど捨てるところがない魚。
身・皮・肝・胃・エラ・卵巣・トモ(ヒレ)を「あんこうの七つ道具」といい、部位ごとに違った食感や味を楽しめるのが特長です。

つぶた
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アン肝は「海のフォアグラ」っていわれてるよね!
食べたいなー

下関市でアンコウ料理を食べられるお店は、下関市公式観光サイト「楽しも!」内「食・グルメ」からご覧になれます。
ぜひ水揚げ量日本一の下関で、アンコウを味わってくださいね♪

トラフグ

フグの本場として知られる下関は、初代総理大臣伊藤博文によって、300年続いたフグ食が解禁された地。
今も日本一のフグの集積地として栄えています。

つぶた
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下関では、「福を招く」の意味を込めて、フグは「フク」と呼ばれているよ

さまざまな種類のフグがある中でも、トラフグは群を抜くおいしさ。
淡泊ですが、身はしっかりした歯ごたえと甘みを感じることができますよ♪

下関には全国で唯一、フグを専門に取り扱う市場「南風泊市場(はえどまりしじょう)」があり、フグ料理のお店やフグを使ったお土産をたくさん目にすることができます。

なんたん
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天然のフグの旬は冬。とくに産卵を控えた2月がおすすめです!
本場下関でトラフグのコースを食べたいですね~

下関市でフグ料理を食べられるお店は、下関市公式観光サイト「楽しも!」内「食・グルメ」からご覧になれます。

本場下関でフグ料理を食べられる旅館、ホテルをまとめました。
下関でふぐ料理が食べられるおすすめの旅館・ホテル10選

秋穂の車エビ

瀬戸内海に面する山口市秋穂(あいお)は、車えび養殖発祥の地。
えび狩り世界選手権が開催されるなど、えびの町として面白い文化が根付いています。

秋穂には、車えび料理を食べられるお店がたくさん!
車えびの活き造りやフライ、塩焼きなどを楽しめますよ。

つぶた
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車えびって高級だよね…。
手軽に車えびの味を試せないかな
「道の駅あいお」では、テイクアウトで車えびコロッケを取り扱っているわよ
なんたん
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道の駅あいおの車えびコロッケを食べた感想は、こちらです。

なお、車えびは養殖のため通年取り扱いがありますが、お取り寄せでは、山口県産の活き車えびの取り扱いは11月~2月です。

車えびのお取り寄せは、こちらをどうぞ。
有限会社山世水産

まとめ

山口県おすすめの魚介類8選をご紹介しました。

山口県は、日本海側と瀬戸内側両方のおいしい魚を味わえる、海産物に関してとっても贅沢な県です。
ぐるっと山口県を一周したら、場所によっていろんなご当地の魚や海産物を楽しめますよ!

つぶた
つぶた
ほんとに自然に恵まれているよね~
山口にお越しになられた際は、ぜひぜひ、魚をはじめとする旬の海の幸を味わってくださいませ。
県民のみなさんも、山口の味を楽しみましょう^^