日本のクリスマスが、山口から始まったことをご存知でしたか?
山口市では毎年「12月、山口市はクリスマス市になる。」を合言葉に、市内各所で様々なイベントを開催。
観光スポットであるサビエル記念聖堂や一の坂川周辺、湯田温泉街など、山口市内のいたるところが、1か月間きらびやかなイルミネーションで美しく彩られます。
この記事では、山口県の冬を代表する季節イベントのひとつ「12月、山口市はクリスマス市になる。」の見どころを、ざっくり分かりやすくご紹介します。
山口市は日本のクリスマス発祥の地
日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル。

1551年、当時の領主・大内義隆が宣教を許可したことから、翌年12月に山口の地で日本人信徒とともにクリスマスを祝ったという記録が残されています。
これが「日本で初めてクリスマスが祝われた始まり」といわれています。
2006年には、ザビエルの生誕地であるスペイン・ナバラ州から、山口市が「日本のクリスマス発祥の地」であることの認定書も贈られました。
毎年12月、山口市はザビエルと大内義隆の「きずな」をたたえ、深め合う「クリスマス市」となります。
おもなライトアップイベントの日程と見どころ
イベントのメイン会場となるのは亀山公園周辺です。
クリスマス市セレモニー&やまぐち光誕祭
12月の山口市(クリスマス市)は、サビエル記念聖堂で行われる「クリスマス市セレモニー」から始まります。
聖堂内でクリスマス宣言が行われ、テーマソング「きずな」を300人を超える聖歌隊や市民のみなさんが合唱し、クリスマス市を祝います。

特に注目なのが、聖堂前の広場で行われる「光誕祭」。
フランシスコ・ザビエルと大内義隆との出会いから生まれた「きずな」と「奇跡」を、ザビエル記念聖堂を舞台にサーチライトレーザーなどで表現します。
※開催日限定のイベントです。詳細は公式サイトをご確認ください。
旧山口サビエル記念聖堂シンボルモニュメント

1991年に焼失した旧サビエル記念聖堂。
毎年12月、市民から愛されてきたかつての聖堂を再現した、シンボルモニュメントが亀山公園に蘇ります。
夜に浮かび上がる光の聖堂は、当時の面影を感じさせる幻想的な光景です。
また、亀山公園(山口県立美術館横) 、山口駅で「未来を奏でる光のアンサンブル」を開催。
色とりどりのイルミネーションで、山口のクリスマスを盛り上げます!
クリスマスナイトフェスティバル
例年12月下旬~1月はじめにかけて、山口市北部の阿東町地域交流センター地福に、高さ27mと22mの天然モミの木を電飾で飾った、大きな大きなツリーが出現します。これは圧巻です!
山口市街からは遠いですが、車の方はぜひ。入場無料です。

市内各所でイルミネーション
そのほかにも、12月の山口市はいたるところが美しい光に包まれます。
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新山口駅北口駅前広場:山口の玄関口で、きらびやかで温かな光が人々を迎えてくれます。
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湯田温泉街(井上公園など):温泉を楽しみながら、夜の散策にぴったりの幻想的な雰囲気。
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山口市中心商店街・大殿大路:歴史ある街並みが、この時期だけの特別な灯りで彩られます。
また、山口市徳地では「とくぢ行って美夜(ミナイト)」を開催。
徳地総合支所や重源像周辺を中心に、地域内60カ所以上でイルミネーションが点灯します。
地域の方々の手作り感あふれる温かな光は、街中のイルミネーションとはまた違った魅力がありますよ。
(とくぢ行って美夜(ミナイト)実行委員会インスタグラム投稿より)
まとめ
今回紹介したのは、イベント期間中およそ50近くあるイベントの中の、ほんの一部です。
湯田温泉街や一の坂川周辺など、冬の夜の街歩きがとっても楽しみになる1ヶ月。
ぜひ山口の素敵なクリスマスイベントに足を運んでみてくださいね。
みんなでクリスマス市民を楽しみましょう♪






