こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
響灘沿いの国道191号線をドライブしているとき、いつも目にしていた「美人湯 大河内温泉」の看板。
美人湯という言葉に心惹かれながら、いつも通り過ぎていました・・・。
が、あまりに気になっていたので、このお正月に夫と大河内温泉(おおかわちおんせん)の日帰り温泉施設「いのゆ」さんへ行ってきました。
また行きたい!
夫もすっかりお気に入り、ぜひおすすめの大河内温泉。
今回は「いのゆ」のお風呂の感想やお湯の効能、館内の様子をご紹介しますね。
田舎道の途中に突然現れる温泉・大河内温泉
海沿いで見晴らしのよい国道191号線。
日本海を眺めつつ、下関市街から川棚も福徳稲荷神社も通り過ぎて角島方面に向かって車を走らせていると、右側にぽつぽつと「大河内温泉」の看板が見えてきます。
海に別れを告げて看板のとおりに右折、山間の田んぼの中を走る県道260号線へ。
道はとっても広くて運転しやすいんですが、民家はぽつぽつ。
車から見える山々には発電用の風車がいくつもそびえています。
日も暮れかけてきて少々心配になったところに、突然現れる何台もの路上駐車の車!
え?何?どうしたの?と思ったら、そこが大河内温泉でした(笑)
(いつもナビより写真お借りしました。この道沿いに車が何台も・・・)
大河内温泉は江戸後期の天保10年(1839年)、大河内中河原川辺の田んぼの中で冷泉が発見されたことが始まりであると言われています。
おかげで周りに住んでる人たちも、この冷泉を使って家で湯治をしたらしいよ。
この冷泉は病気を治す効果があるとして、明治時代に浴場が開かれました。
そして昭和に入り、今も続く旅館が営業開始。
その後2軒の旅館ができて大河内温泉街として賑わいましたが、現在は閉館しています。
日帰り温泉「いのゆ」は
旅館が2軒閉館してしまい、寂しくなった大河内温泉。
そんな中「いのゆ」は平成14年に新たに温泉の掘削をして誕生した、新しい日帰り温泉施設です。
新たに掘削したことで、「源泉元湯」を名乗っています。
大河内温泉のお湯の効能は?
一般的な効能は、
神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器痛、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進(いのゆパンフレットより)です。
源泉を加温して使用しています。
アルカリ性が高いから、肌の古い角質が分解されて皮脂汚れや油分を落としてくれるんだって。
では実際にお湯に入ってみましょう^^
「いのゆ」のお風呂の様子は?
大浴場では源泉に入れる!
とっても清潔感があって、いい雰囲気。
洗い場は5~6か所。
行ってみた日はお正月休みの16時頃だったこともあり、家族連れのお客さんが多くて洗い場がいっぱいでした。
ちょっと待ったら空いたのでほっと一安心。
まずはタイル張りの大きな浴槽へ。
源泉を加温して何度くらいなのかな?いい感じの温度です(41度だそう)。
しばしのんびりつかります。
(お風呂は写真が撮れないので、いのゆパンフレットより)
お湯で温まって、次第にじんわりと汗が・・・。
んー、これはちょっと入ってるの辛くなってきたなあ、露天があったら涼めるのになあ、と思いながら、すぐとなりの加温していない源泉そのままの浴槽へ。
大浴槽で火照ったからだを程よく冷やすのにちょうどいいよ^^
加温の温泉で、源泉そのままのお湯を楽しめるところはあまりないような気がします。これはお得な感じで嬉しいすね。
源泉のお風呂はほんとに数人しか入れないくらいの狭さなので、他の方のことを考えてふたたび大浴槽へ。
そして熱くなったら様子を見て、また源泉へ(笑)
今度は利用客が少ない時間帯に、もっとゆっくり利用してみたいですね。
そういえば、お湯につかりながらふと天井を見上げると、白く斜めになった天井にむき出しの木の梁が。
そんなに広い浴場ではないですが、天井が高くなっているのでとても開放的に感じられます。
またお風呂の中でも木材の温かみを感じられ、よりほっとした気分になれますよ。
無色透明だけどトロトロの湯
温泉の湯は無色透明ですが、肌触りがトロットロです!
これが美人の湯といわれるものなんですね!
洗い場のお湯も源泉(加温してます)なので、身体を洗い流してもツルツルすべすべ。
シャワーも源泉の湯なので、湯上りもツルツルがそのまま。湯冷めもしにくかったですよ。
わたしはお湯にお漬物っぽい匂いを感じました。
一緒に行った夫はシトラス系のお湯の匂いと言ってましたが、どちらにしてもちょっと酸っぱいようなお湯の匂いがあります。
わたしとしては、お湯に匂いがある方が温泉だ!って感じられて嬉しいです。
塩素臭はなかったし、お湯に満足でした~^^
いのゆさんのお湯、夫もわたしもすっごく気に入りました。
一回入っただけで肌のハリがよくなった気がします。
館内の様子やその他施設は
家族風呂その他施設
大浴場のほかに家族風呂があります。
こちらは60分の時間制で、事前予約が必要です。
1階ロビーには無料の休憩コーナーがあり、お座敷でくつろぐことができます。
2階にはマッサージ機も備わっている、広々した有料の休憩コーナーがあります。こちらでは食事もいただけるようで、日替わり、うどん、懐石(要予約)があるようです。
2階の利用には、受付にて入浴と休憩コーナーをセットでお申し込みくださいね。
アメニティーなどは
「いのゆ」には券売機はありません。
受付で直接料金を支払って、そのままお風呂へ入ります。
何度もお得に入れる回数券も販売されていますので、お近くの方にはこちらがおすすめですね。
浴場のなかには、リンスインシャンプーとボディソープが備えられています。
脱衣所は清潔に保たれてて、こまめにお掃除をされてらっしゃいました。
木のロッカーが備えられていて、こちらは料金がいらないカギ式です。
貴重品ロッカーはなかったので、気になる方はこちらでしっかりカギをかけてご利用ください。
ドライヤーは備え付けられていますが、化粧水などはありません。
脱衣所の中にトイレもあります。
ロビー
建物全体が木をしっかりと使っていて、ロビーも木の柱が表に出ていてあったかい雰囲気。
受付の周りは地元で収穫したミカンやお米、手作りの手芸品などが販売されてました。
受付の左奥はちょっとしたお座敷スペースがあり、食事ができるようになってます。
ビールやジュースが用意されていましたよ。
入口入って右手には畳の無料休憩コーナーがあります。
テレビもあるので、一緒に行った相方を待つのはこちらでのんびりと。
気になる薪ストーブ。
休憩コーナーのすぐわきにあるんですけど、今年は暖冬だからかストーブがついてませんでした。
寒い時期には薪ストーブであったまってみたいですね。
薪ストーブの脇に飾っていた鹿の角、きっとこの辺の山で拾ってきたんだろうなあ。
「いのゆ」へのアクセス
山の中ということもあり、アクセスは自家用車が便利です。
公共交通機関の場合、JRの最寄り駅からは距離があるのでタクシーの利用をおすすめします。
車の場合
国道191号線沿いのJR川棚温泉駅から車で15分程度
中国自動車道小月ICから車で40分程度
公共交通機関の場合
JR山陰本線宇賀本郷駅から徒歩およそ40分(3キロ程度)
JR山陰本線宇賀本郷駅からタクシーで4分
「いのゆ」施設情報
所在地 | 下関市豊浦町大字宇賀井の原5287-1 |
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TEL | 083-776-0026 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
休業日 | 不定休 |
駐車場 | 20台無料 |
入浴料金 | 大人500円、小人(中学生未満)300円、幼児(3歳児未満)無料 家族湯3000円(事前予約要) |
2階休憩コーナー利用 (9:00~17:00) |
入浴料金込み 大人900円、小人(中学生未満)600円、幼児(3歳児未満)無料 |
その他 | 外に飲泉所あり、館内は禁煙 |
ホームページ | >>いのゆ公式ホームページ |
まとめ
大河内温泉「いのゆ」をご紹介しました。
どんな温泉かなーとワクワクしながら初めて行ってみましたが、すごく納得したことがあります。
それは、大河内温泉は露天風呂もサウナもない、シンプルにお湯を楽しむ温泉だということ。
湯上りもすべすべした自分の肌に満足できますよ(笑)
少し山間に入ってわかりにくく、こぢんまりとした場所かもしれませんが、そのお湯にきっと癒されること請け合いです。
入浴に来られる人も地元の人が多いので気楽に入浴できますしね。
「いのゆ」のお湯、おすすめですよ^^
ぜひ一度、どうぞ!