草の緑と石灰岩の白のコントラストが美しいカルスト台地・秋吉台では、毎年2月中旬に山焼きが行われます。

秋吉台に春を告げる日本最大規模の山焼きには、燃え盛る炎を見に毎年多くの観光客が訪れます。

つぶた
つぶた
とっても大規模な行事だよね
なんたん
なんたん
昔からの伝統が受け継がれて、およそ90年前に今の山焼きの形になったそうです
今回は、600年以上の歴史を持つ秋吉台の山焼きの日程、駐車場、山焼きの由来、見どころなどについてご紹介します。

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開催日程、会場など

日時 2023年2月19日(日)
※積雪や雨天などで中止の場合、23日(木)を延期日、25日(土)を再延期日とし、以降順延。
時間 9時30分(火入れ)~13時頃
※遅くとも15時頃予定
※野火の祭典はありません
会場 秋吉台カルスト展望台周辺
問い合わせ先 秋吉台山焼き対策協議会事務局 美祢市農林課
TEL:0837-52-1115
その他 ※当日の開催可否、イベント内容などはカルストドットコム(美祢市秋吉台国定公園観光情報サイト)よりご確認ください。

駐車場、交通規制

交通規制周辺道路の交通規制は、8時~終了時までを予定しています。
解除予定は、早ければ13時頃、遅くとも15時頃とのことです。

当日カルストロードは8時~9時30分まで一般車両進入禁止、山焼き開始~終了まで全面通行止めになります。
展望台付近の道路も、8時頃から山焼き終了まで、一般車両進入禁止の部分があります。

つぶた
つぶた
また山焼きのため、当日運行される「秋芳洞・秋吉台巡回バス」「防長バス東萩行き」は休止、またはコースが変更される予定とのことです

また駐車場は、展望台に近い場所から埋まっていきますので、歩くのはちょっとという方は早めにお越しください。
なお、市営第1駐車場、第2駐車場は有料。第3、第4駐車場は利用不可です。

<無料駐車場>
緑地公園駐車場(50台)
エレベーター口駐車場(150台)
黒谷口駐車場(120台)
家族旅行村駐車場予備(150台)
家族旅行村駐車場(300台)


なんたん
なんたん
山焼きの交通規制図は公式サイト(カルストドットコム)から確認できます。
美祢市秋吉台山焼き交通規制図

山焼き観覧の注意点と感染症対策について

観覧の注意点

2017年に、火入れに参加した男性の死亡事故が発生しています。
風向きや風の強さ、乾燥度合いによっては、火が急激に大きくなったり燃え広がったりします。
見る際には火に近づきすぎないように、風向きには十分に注意してください。

つぶた
つぶた
立ち入り禁止箇所や防火帯での観覧は危険です!
絶対に観覧場所を守ってくださいね!
間近で見ると煙も灰も量がものすごいので、燻されたような状態になります。マスク、必要な方はを目を守るゴーグル、ボディシートを持参されることをおすすめします。

感染症拡大防止について

観覧の際は、マスクの着用、大声を出さないなど、感染症拡大防止にご協力ください
発熱など体調のすぐれない方は観覧をご遠慮ください。

見どころは燃え上がる炎!

燃え盛る炎は高さ5メートル以上にも及びます。

そして炎によって、枯れた茶色の草で覆われていた草原が、あっという間に真っ黒こげに変わっていきます。その様子は圧巻の一言です!

風向きにもよりますが、山焼きの日には山口市や防府、萩市など遠方にまで黒い灰が飛んできます。

昨年の山焼きの日には防府の周防国分寺で黒い灰を見かけ、「え?ここまで飛んできた?」とびっくりしました! この灰を見ると、山焼きだな、春が来るんだなあと感じますね…。

なんたん
なんたん
洗濯物を外に干す時には灰に気を付けてくださいね

秋吉台の山焼きとは

 山焼きを行うカルスト台地の面積はおよそ1138ヘクタール、日本最大規模の野焼きです。

面積を東京ドームに換算すると、およそ240個分になります。そんなに広い場所を燃やすんですね!
この広いカルスト台地は、およそ3時間かけて焼き尽くされます。

カルスト台地の際は山林があり、周りの山に火が入らないように事前に山際の草刈りを行ったり、当日も地元の人たちで山に火が入らないようにヒノキの枝でたたいて火を消すなど、広範囲に及ぶ山焼きには多くの入念な準備と人出が必要です。

そのため、作業従事される地元住民の人数は、およそ1000人!
大規模な秋吉台の山焼きは、地元の消防団やボランティアの方々の協力によって守られているんですね。

秋吉台の山焼きが行われる理由 

そんなにたくさんの人々を動員してまで、600年以上も行われている山焼き。毎年欠かさず行われてきたのには、地元の生活を支える目的がありました。
それは、農業を支えるためにカルスト台地を草原として維持していくことでした。

かつては台地の下で農業が営まれており、カルスト台地でとれた草を有機肥料や牛馬のエサとして活用していました。
手を入れずに放っておくと、草原は荒れて林になっていきます。
そこで毎年山焼きすることで、伸びた草を焼いて根だけにしてリセットすることで草原を維持してきたのです。

農業を支えるためだった山焼きは、今では観光地としての景観を維持することに役立っています。

また山焼きすることで、害虫駆除や、焼かれた草が新しい草の栄養分なりよい草が生えるという、自然環境にとっての利点もあります。

秋吉台には現在約1200種の植物が確認され、貴重種も見られており、こういった草原ならではの植物を守っていくためにも、山焼きは大事な役割を担っているのです。

まとめ

今回は秋吉台の山焼きについてご紹介しました。
地元の方々によって長年の伝統として受け継がれ、カルスト台地の景観を守ってきた山焼き。ぜひ一度、足を運んでいただきたいと思います。
秋吉台の春の訪れを、山焼きで感じてみませんか^^

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