記事で温泉のことを調べるたびに、いいなぁ、この温泉のお湯に浸かってみたいなあ…という思いを強くしていたわたし。

中でも湯野温泉。足湯には入ったことあるけどお風呂には入ったことないなあ、近いし機会があれば・・・と思ってたら、機会到来!
光市梅まつりに行った帰りに、湯野温泉・芳山園(ほうざんえん)に日帰り入浴してきました^^

なんたん
なんたん
入ってみたらとーってもいいお湯で、夫に強制的に入浴を勧めたほどでした(笑)
この記事では、湯野温泉芳山園の施設や温泉の様子、入ってみた感想をご紹介します!

湯野温泉・芳山園は

周南市方面から国道2号線を走り、道の駅ソレーネ周南を過ぎたころ、湯野温泉の標識があり信号を右折します。
周囲を木々に囲まれた川沿いの道を進んでいくと・・・見えてきました、湯野温泉。

その先には湯野温泉街の案内看板もあります。ちょっと降りて見てみます・・・。

天狗の里【湯野温泉】と書いていてありますね。

1700年以上の歴史がある湯野温泉には、温泉にまつわる様々な伝説があり、「天狗の里」というのも伝説に基づいています。
西側にある城山から天狗が飛んできて、このお湯で療養したという伝説です。

また室町幕府末期の天正年間に、河村三五兵衛という人物が薬師如来のお告げを受けて温泉を掘り当てたともいわれてます。

さらには神功皇后が周防灘で嵐に遭い、幼い応神天皇のひどい熱を湯野温泉のお湯で治したという伝説もあります。

神功皇后といえば古墳時代の人物ですので、伝説が本当なら湯野温泉の歴史はものすごく古いことになりますね!

なんたん
なんたん
湯野温泉にはいくつもの伝説があるのですね…。
それだけ愛されてきた温泉ということでしょうか

さて、大きな道を走って行くと・・・見えてきました、「芳山園」の文字。
ちょうど川沿いに建物が建っています。
入口は2か所。ひとつはお食事処のようですが、日帰り入浴の入り口はお食事処と一緒のようです。

↑こちらが日帰り入浴の入り口です。

館内に入ると右手にはお土産物売り場、左手にはレストランが。
土曜の昼過ぎだったからか、館内はとても静かです・・・。

レストランとお土産物売り場の間の通路沿いに日帰り温泉の受付があり、そこで料金を払います。大人660円でした。

人も少ないし通路も味気ないし、ちょっと寂しい感じだなあ、と少々心細く思いながら大浴場へ。女の湯の暖簾をくぐってみます・・・。

湯野温泉芳山園・大浴場は

くぐってみると心配はどこへやら。
脱衣所はとてもきれいでロッカーも無料のカギ式でした。これは嬉しいですね。

時間帯からか人はとても少なかったのですが、先に脱衣所にいた方に「お先に失礼しますねえ」と、とっても優しく声かけてもらいました。

なんたん
なんたん
人がいなくて寂しい~と思ってたので、なんだかほっこり

いい感じになって、いざ大浴場へ^^
まず、ドアは引き戸ではなくてふつうの押して開けるドアになっています。
開けるとそこには2段くらいの段があります。けっこう滑りやすいので気をつけて下さね。

(引用:芳山園公式HPより)

武家屋敷風?の装飾がほどこされた室内です。
わたしが入ったときは白い壁だったので、もう一つの大浴場は木の壁風なのかな。

大浴場への入り口は写真には見えていませんが、奥にあります。
岩などでとても雰囲気のある大浴場。そんなに広くはないのですが、その雰囲気に思わずのまれてしまいます。

大浴場には大きな浴槽、ジャクジー、源泉水風呂、かかり湯が用意されています。
洗い場は6~7か所くらいです。ではまずは浴槽から。

お湯に入ると、ほんのりよりもちょっと強いくらいに硫黄の香りが。お湯もすくってみたら無色なんですけど、浴槽全体を見たら黄緑がかって見えます。山口県ではあまり見ないお湯かも・・・。
わたしはこういう硫黄の匂いのする温泉、大好き。はじめの心細さも心配も吹っ飛んで、温泉のお湯満喫です!

湯野温泉のお湯は弱含放射能・アルカリ性単純硫黄泉。硫黄泉なのにアルカリ性なのは珍しいんだそうです。
源泉は28~33℃ぐらいで加温して使用しています(循環式とかけ流しを併用)。
ラジウムの含有量も多く、様々な症状に効能があるお湯。日露戦争の時には負傷した兵士の療養所として利用されていたそうですよ。

トライアングルHPよりお借りしました)

そういう詳しい泉質は置いておいて(笑)、実際に入ってみて思うのは、あ、このお湯好きだな(*´ω`)
湯気とともに香ってくる硫黄の匂い、肌に優しいお湯。とてもいいです^^

2人が入れるくらいの大きさの源泉水風呂もあります。ほてってきたので入ってみようとしましたが、冷たくて(笑)足しか入れませんでした・・・残念。

ただ気になったのは、浴槽が古いからかジャクジーや源泉水風呂は高さがあり、またいで入るようになること。
段差があること。洗い場の椅子を動かそうと思ったら重くて動かないなあ、と思ったら大理石の椅子だったこと(男湯の方は違うかもしれません)

高齢の方は入浴されるのにちょっと大変なのでは、と感じました。大浴槽はまたがなくてよいので、その点は大丈夫なのでしょうね。

芳山園・露天風呂の源泉の湯

ではいよいよ、露天風呂へ。露天に行くのも少し段があり、押し戸になっています。
ちょうど露天風呂に人がいなくなったところだったので、露天風呂独り占め、わーい!

露店風呂の向こうにはちょうど川が流れていて、目隠しがあるので川を見ながらの入浴は出来ませんが、水の流れる音を感じながらゆっくりお湯に入ることができます。

岩でできた浴槽はそんなに広い浴槽ではないですが、目隠しもそんなに高さがないので外とつながっている開放的な気分になります^^

(芳山園HPより・イメージです)

そして浴槽の近くには、お湯がたっぷりとたたえられた大きな甕が。その甕のとなりには「源泉かけ流し」とかかれた札が立ててあります。
大きさは人が一人入れるくらい。入るなら露天風呂に人がいない今がチャンス!

そそくさと大きな甕に入ります。よっこらしょとまたいで身体をしずめると、ざぷーん。お湯が甕からあふれ出ます。いやー、温泉のお湯があふれ出すなんて、贅沢(*´ω`)
しかもお湯がすっごく柔らかい・・・。大浴場や露天風呂の浴槽も柔らかいお湯だったけど、甕の中の源泉は段違いにまろやか。

浴槽のお湯は加温して循環の湯、甕の湯は源泉を加温したかけ流しの湯。やっぱり違いますね!
たとえるなら浴槽の湯は成熟した大人の湯、かけ流しの湯はまだ若いぴちぴちのお湯(笑)
思わずにま~っと。源泉の湯を独り占めしてる贅沢感、そして柔らかなお湯に包まれる喜び。
しばし堪能(*´▽`*)

・・・していると、露天風呂のドアがガチャッ。浴槽には見抜きもせずこちらに向かって「もうだいぶ入った?代われる?」。
やっぱりこの露天風呂の源泉を目指して日ごろから来られる方も多いんですね。これは病みつきになるお湯だわ、うん。

てことで、露天風呂の源泉、超おすすめです!
湯上り後も方がすっごく軽くなりました~^^

芳山園・アメニティや休憩所は

大浴場の洗い場にはシャンプーリンス、ボディシャンプーが備えらえています。さらにはかかと用のやすりも置いてあって、ちょっと嬉しくなりました^^

脱衣所の洗面には化粧水などやドライヤーも備えられてます。
受付で貸タオルもあるので、タオルを忘れてきても大丈夫です^^
無料で休憩できる場所は、衝立の向こう側です。
木のテーブルとイスがあります。写真には写っていませんが、マッサージチェアが2台と、フットマッサージャーが1台ありました。

自動販売機もありますので、湯上り後にちょっとゆっくりできますよ。畳の休憩所はないので、ごろっとしたりテレビ見たりはできません。

ちなみにゴミ箱の向こう側にはきれいな庭園があって、家族風呂などもそちらの方にある様子。
芳山園の家族風呂はとっても人気があるらしいです!今度は家族風呂を利用してみようかなぁ。

芳山園・アクセス情報

周南市大字湯野4255-1
TEL: 0834-83-2255
入浴料金:大人660円、小人330円、回数券あり
受付時間:11時~21時(最終受付20時30分)
定休日:毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、GW、お盆は時間変更あり
駐車場:50台無料
アクセス:山陽自動車道徳山西ICより車で5分
芳山園の公式HPはこちら



まとめ

今回は湯野温泉の芳山園の日帰り入浴体験記をご紹介しました。
もう露天風呂の源泉の湯にメロメロになり、思わず夜帰ってきた主人にぜひ入りに行くようにすすめ、強制的に連れていきました(笑)
設備が古めで、ちょっとうんっ?てところもありますが、お湯はすっごくいいです!お風呂も夜市川のそばで風情があるし、清掃が行き届いてきれい、地元の方も親切です。
わたしが行ってみた日は入浴客が少なかったのですが、主人が入った日はけっこう人で混み合っていたそう。
ぜひ湯野温泉・芳山園のお湯、入ってみてくださいね。病みつきになりますよ^^