
桜が散ると、次は芝桜の季節ですね。
芝桜は小さな桜が集まったようで、まとまって咲いているとまるで春色の絨毯のようです。
周南市の北部、山間に位置する鹿野地区。
山口県棚田20選に選ばれている大道理(おおどうり)の棚田のあぜ道には、地元の人々の手によって手入れされた芝桜が10万本以上も植えられ、きれいなグラデーションを作っています。

2019年には4万人もの人が花を見に訪れたほどの大人気スポットなんですよ

今回は周南市鹿野大道理の芝桜の見ごろやまつり、会場の様子、駐車場などについてご紹介します。
2022年の芝桜まつりは?見ごろは?
芝桜まつりの日程・内容は?
今年は2年ぶりに、4月1日(金)から30日(土)まで「大道理芝桜まつり」が開催されます!
まつりの期間中は、ふだん立ち入ることができない「芝桜交流の里」の中を、自由に散策することができますよ。
一昨年、昨年と、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でおまつりは中止でしたが、芝桜の管理はずっと継続してくださっていたとのこと。
きっと、より一層美しい景色を眺めることができるでしょうね^^


景色をしっかり楽しもう♪


安心して芝桜を満喫できますよ
見ごろの時期はいつ?
大道理の芝桜の見ごろは、4月中旬です。
今年(2022年)は、4月3日現在で3分咲きぐらいとのこと。
やはり見ごろは、4月の半ば以降でしょうか^^楽しみですね♪
敷地内はどこもきれいで、撮影スポットばかり。
その中でも見どころは、少し高い場所にある展望広場からの景色です。
棚田の風景を一望でき、迫力がありますよ。
そして田んぼに水を張った時期には、水面に芝桜が映ってとてもきれいなのだそうです(水を張る時期は年によって変わります)!
10万本の芝桜が咲き誇るスポット
鹿野地区は、2019年3月31日時点で人口371人、高齢化率約56%の地域です。
棚田を彩る美しい芝桜は、鹿野地区の「大道理百笑倶楽部」のみなさんが、2009年から棚田の斜面の雑草対策と地域おこしの一環で芝桜を植え始めたのだそう。
百姓と百笑をかけているんですね。素敵です^^

しかも棚田の敷地は1万平方m。野球場のグラウンドぐらいの広さです!

もともとはあぜ道の雑草対策で防草シートを敷いていたのですが、防草シートの保護を目的として芝桜を植えられたそうです。
あぜ道の草刈りは大変。芝桜はその対策だったなんて、びっくりですね。
そのおかげでこうして、春に美しい芝桜のグラデーションを見ることができています。
また散策路には、貸出用の車いすや杖(ゴルフクラブらしいです)も用意されています。
ところどころにはベンチも設置してあり、散策に疲れたらちょっと座って休憩も。

日々手入れをしてきた芝桜を心ゆくまで満喫してほしい。
そんな地元の方たちの温かい、おもてなしの気持ちが伝わってきます
このおもてなしの素晴らしさと芝桜の美しさが、多くの人の心をとらえて離さないのですね^^
大道理ブランドサイトでは、大道理の人や自然、取り組みについて詳しく紹介されています。
ぜひご覧ください。
>>大道理ブランドサイト
大道理の芝桜・場所は?
芝桜が植えられているのは、周南市鹿野地区の中でも大道理と呼ばれる地域。
周南市内から山間部に入っていくので、車での来場がおすすめです。
アクセスは、
・【下関方面から】国道2号線を土井交差点で県道3号線へ左折。国道376号線へ。
・【岩国方面から】国道2号線を国道376号線へ右折。
・【中国自動車道鹿野インターチェンジから】国道315号線、県道3号線経由で国道376号線へ(約15㎞、20分程度)。
国道376号線に入るとあちこちに看板が出ていますので、国道376号線にたどり着けば安心です。
問い合わせ先:大道理夢求の里(おおどうりむきゅうのさと)交流館
TEL: 0834-88-1830
※カーナビには、「大道理夢求の里交流館(〒745-0242 周南市大道理1332)」で入力されたほうがわかりやすいかと思います。
駐車場は?
国道376号線沿い(出入口一方通行)、郵便局向かいの道路を挟んだ場所の2ヶ所に駐車場が用意されています。
駐車場から棚田の会場には歩いて5分ぐらいで到着する距離です。
駐車場は用意されていますが、とにかく人気のスポットのためまつり期間中は駐車場は大混雑。
マナーを守ってゆっくりとした気持ちでいらっしゃってください。
まとめ
大道理の芝桜と芝桜まつりについてご紹介しました。
棚田を彩る美しい芝桜は大人気で、毎年見に行く人が増えているのも納得できますね。
きれいな棚田の芝桜を見ることができるのは、地元のみなさんのおかげ。
高齢化が進み休耕田が増えていく中、農地にとっても地元の人にとっても、そして県内の人々みんなが喜べる取り組みをされている大道理の方々の努力に感謝です。
(記事内写真の一部は、「おいでませ山口写真館」フリー画像から使用しております)