こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^

山口県の東部に位置する岩国市の特産品、岩国れんこんをご存じですか?
初めて食べたら、れんこんってこんなにおいしいんだ!とびっくりするほどの味。
もっちりした粘りとシャキシャキの食感が食べる人の舌をとらえて離しません!

また加工品から日用品にまで、岩国れんこんを使った商品も幅広く作られており、食材とは違った形でたくさんの人々に味わっていただいています。
今回は日本全国多くの人に愛されている岩国れんこんの歴史や特徴、旬の時期、れんこんを使った麺やガラスなどの商品をご紹介していきます。

岩国れんこんの歴史

岩国れんこんの歴史は古く、約200年前にまで遡ります。

岩国藩は干拓で農地を増やしてきましたが、海が近いため塩の害がありお米がよく育たず、農民も困窮していました。
そんな状況をどうにかしようと、岩国藩主の命を受けた農業家・村本三五郎が、れんこんならば干拓地でも育つのではないかと考え、今の岡山県から備中種の種れんこんを持ち帰ったことが栽培の始まりでした。

つぶた
つぶた
村本三五郎は岩国に綿づくりを広めた人でもあるんだよ

干拓された土地でれんこんが立派に育ったので、それ以来栽培が盛んになり、明治時代に「白花種」に品種転換し現在に至っています。
なんたん
なんたん
岩国錦帯橋空港からほど近い尾津・門前地区で主に栽培されています

れんこん栽培には、15度以上の適温が長く続く気象条件と、大量の水が必要になります。
瀬戸内海に面していて年間を通して温暖、そして山口県下一の豊富な水量を誇る錦川が流れている岩国は、れんこん栽培に適した土地だったのです。

岩国れんこんの旬や特徴は?

岩国れんこんは4月ごろに種れんこんの植え付けが行われます。
ぐんぐん成長し、夏には畑は青い立葉に覆われ、白い花を咲かせます。
そして、9月から収穫が始まり、4月上旬ごろまで続きます

つぶた
つぶた
ふつうのハスの花はピンク色だけど、岩国れんこんはもっとも晩生の「白花種」だから白い花なんだよ

れんこんがおいしい時期は、10月~2月末ごろ
秋から冬にかけて、れんこんの粘りと甘み増しておいしくなるんですよ。

れんこんは穴が空いていることから「見通しが良い」とされ、縁起物としておせち料理などお祝い事に多く用いられ、出荷も年末年始にピークを迎えます。

岩国れんこんは、もっちりなのにシャキシャキ。
昔から「岩国れんこんはおいしい」と言われており、他の地域のれんこんよりも柔らかいのが特徴です。
塩で茹でただけでもれんこんのおいしさを楽しめるほどなのですよ。

なんたん
なんたん
炒めるとシャキシャキ感が、煮込むと独特のモチモチ感が楽しめますよ

また普通のれんこんは穴が8個ですが、岩国れんこんは穴が9つ。
岩国藩主吉川家の家紋「九曜の紋」に似ていることから、当時の殿様が大変喜ばれたと言われています。
つぶた
つぶた
穴が1つ多いから、さらに見通しがいいね

岩国れんこんの直売所や通販は?

岩国れんこんは秋から冬の時期に、県内スーパーやギフトカタログでもよく見かけます。
ここでは岩国市内の直売所や岩国れんこん取扱い店をいくつかご紹介しますね。

【FAM’Sキッチンいわくに】

JA山口県の農産品直売所です。岩国近郊の野菜や果物を取り扱っています。
新鮮な岩国れんこんをお安く入手できると評判です。
>>JA山口県公式HP内 FAM’Sキッチンいわくに


【岩国れんこん由美屋】

40年以上岩国れんこんを栽培している岩国れんこん由美屋だからこその、産地直送が実現できています。
ホームページからはオンラインで取り寄せもできますよ(店舗内でも購入できます)。
>>岩国れんこん由美屋

【久保商店】

地場産農産物の販売にこだわったお店です。
ホームページから岩国れんこんのネット販売もしています。
>>久保商店

岩国れんこんを使った商品

岩国れんこんを使った加工品はたくさんあります。
岩国れんこんチップス、レトルトカレー、肉味噌など、それぞれの商品で岩国れんこんのおいしさを楽しめます。
ここでは岩国れんこんの加工品の中でも、岩国蓮根麺と岩国れんこんガラスをご紹介しますね。

岩国蓮根麺

岩国れんこんの粉末を練りこんで作った「岩国蓮根麺」。
以前テレビでも紹介され、話題になりました!

味は3種類。好みでめんつゆ(ざるうどんとして)、うどんスープ(あたたかいうどんとして)、ラーメンスープ(醤油とんこつ)から選べます。
安心安全、アレルギーにも配慮されていているのもうれしいですね。

合わせてどうぞ。

岩国蓮根麺はこちらで詳しくご紹介しています。
岩国蓮根麺(れんこんめん)がすごい!【岩国のお土産・名物】美容と健康にも抜群の絶品袋麺!!

岩国れんこんガラス

収穫後の畑に残ったれんこんの葉や花、根っこ、堀り上げられなかった地中のれんこん。
これらを乾燥させて燃やし、灰にして混ぜ込んだのが「岩国れんこんガラス」なのだそうです。

ものすごく斬新なアイデアですね!岩国れんこんとガラスを掛け合わせるなんて、びっくり!
岩国れんこんガラスを作っているのは、ガラス工房マルさん。

ぜひ公式HPで詳細をご覧ください。
>>ガラス工房マル

まとめ

今回は岩国れんこんをご紹介しました。
岩国れんこんはもっちりしておいしくて、わたしも大好きです。
好きすぎて、以前は県外の知り合いにお歳暮でよく贈っていました。

岩国れんこんは岩国藩の歴史とともにあり、伝統料理である岩国寿司や大平(おおひら)にも使われています。
岩国れんこんそのものももちろんですが、機会があれば、加工品や岩国の伝統料理もぜひ、ご賞味いただきたいです。