こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
宇部市上宇部地区にある、季節のおはぎと小さなマルシェ「かまたの恵」。
昭和30年代に建てられた古民家を改装した、ひっそりとした場所にある隠れ家的な「おはぎカフェ」です。
先日宇部市に行ったとき、思いがけず幟を見つけたので、ふらりと立ち寄ってきました。
ほんわかと癒される、穏やかな時間を満喫できました^^
田舎のおばあちゃんちを思い起こすような静かで落ち着いた佇まいと、気さくな店員さん。
そして何よりも、食べたら思わず笑顔がこぼれるような優しい味のおはぎが出迎えてくれました。
そこで今回は、「かまたの恵」の駐車場やアクセス、お店の様子やその魅力について、たっぷりとお伝えしますね。
かまたの恵 店舗情報
宇部市「空き家であなたの夢実現プロジェクト」に採択され、2018年5月にオープンした「かまたの恵」。
お店があるのは宇部市の郊外、昔ながらの集落を思わせるような場所です。
所在地 | 宇部市中村一丁目6-50 |
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問い合わせ先 | 0836-32-1824 |
営業日 | 木、金、土、第1第3日曜日 |
営業時間 | 11時~17時(ラストオーダー16時半) ※おはぎはなくなり次第終了 |
公式サイト | かまたの恵 |
アクセス、駐車場は?
「かまたの恵」のパンフレットに「真締川沿い鎌田橋の近く」と書いてありますが、その通りです。
真締川沿いの道から行くのがわかりやすいかと思います。
駐車場は2ヶ所あります。
ひとつは鎌田橋を渡ってすぐの場所に、舗装されていない少し広めの空き地が用意されています。
こちらは幟がたくさん立っているのと、駐車場の小さな可愛い看板が出ているのですぐにわかります。
お店自体はここからもう少し奥に入った場所にあります。
この駐車場から右側のカーブミラーの方に進み、歩いて1~2分くらいでお店に着きます。
初めての訪問でちょっと運転が心配という方は、少し歩きますがこちらに停められた方がいいかと思います(わたしは場所が心配でここに停めました)。
もう1ヶ所の駐車場は、お店の敷地内の駐車場です。
軽専用が3~4台と、普通車も数台駐車できる広いスペースがあります。
お店まで車で行くには道も狭く、入口がはいりづらいため、初めて行く場合は注意が必要です。
この道の先にお店があるのですが、この道は先ほどの道からぐるっと急左折になっています(写真がなくてすみません!)。
軽自動車ならば切り返さずに曲がれるかもしれませんが、普通車は切り返しが必要です。
この入り口を通り過ぎてもう少しだけ進むと、小さな駐車場入り口の看板があります。
そこを左折すると同じようにお店の前の駐車場に出ますので、鎌田橋方面から来られる場合は、そちらから入ってください。
お店の前の道路は地区の人たちの抜け道になっており、平日の昼間でもけっこう車通りがあります。
運転は無理せず、気をつけてご来店ください。
かまたの恵 お店の様子は?
右手前は納屋になっており、おはぎを販売しているのは納屋の奥。
わからなくてまごまごしていると、お手伝いに来られている地元の方が、「奥まで進んだらおはぎを売っていますよ」と教えてくださいました。
お店はおはぎの販売場所とカフェに分かれており、奥に進むと販売場所、左手の古民家がカフェです。
おはぎはテイクアウトもできますし、カフェでいただくこともできます。
では、販売店の様子からご紹介しますね。
おはぎのメニュー、そのこだわりは?
販売店内のケースの中には、輝くような小ぶりのおはぎ^^かわいくて、どれにしようかと悩んでしまいます。
店内には定番ラインナップが7種類と、月替わりで「季節のおはぎ」が用意されています。
10月の季節のおはぎは、厚保栗の渋皮煮を使った「笑栗」でした。
定番おはぎはひとつ150円(月変わりおはぎは時価の場合あり)。
7種類すべてを楽しめる、ちょっぴりお得な「食べ比べ7種」セット(1000円)もあります。
豊穣(ほうじょう) もち玄米100%
半月(はんげつ) もち玄米と白米のハーフ&ハーフ
金風(きんぷう) ふんわり焙煎きな粉
焙香(ばいか) 宇部産ぼうじ茶
黒胡麻(くろごま) βカロチンたっぷり黒胡麻
緑水(りょくすい) 山口県産あおさ
夏柑(なつかん) 夏みかんピール
おはぎに使われているお米は、地元鎌田地区でオーナーさんが育てたもの。
むかし、オーナーのお母さまがJAの朝市におはぎを出していたのを思い出し、栽培したお米でおはぎを作ってみたそうです。
せっかく提供するのなら良いものを食べてもらいたいと、オーナーさんご自身がおはぎに合うこだわりの材料を探し歩いたとのこと。
こうして、オーナーみずからが厳選した材料で作った、こだわりのおはぎ7種が出来上がりました。
おはぎは小さめで食べやすく、どれもふんわりして優しい口当たり。
スイーツというよりも、日本の和を味わっている感覚です。
口にした瞬間、想像を超えるおいしさにびっくりしました!
※おはぎの賞味期限は当日です。お早めにお召し上がり下さい。
古民家カフェの様子は?
お店の左手には、昭和の懐かしい佇まいのカフェがあります。
入口も縁側も開け放されていて、とてもオープンな雰囲気です。
室内は広々とした和室で、ほどよく距離をとってテーブルとイスが置かれています。
奥には畳に座れるスペースもありました。ああ、落ち着きます~。
カフェの特等席は、縁側。
手入れが行き届いた庭をすぐそばに眺めながらおはぎをいただけるお席です。
落ち着いた和室でゆっくりといただくおはぎ。格別です^^
すばらしい時間をありがとうございました。
カフェメニューは、好きなおはぎ2個と好きな飲み物のセット(おはぎセット)で600円。
ドリンクはホットコーヒーやアイスコーヒー、夏みかん紅茶、抹茶などから選べますよ。
おはぎ単品、ドリンクのみも注文できます。
フリースペース「かまたのNaya」
「かまたの恵」には、お店とカフェだけでなく、フリースペース「かまたのNaya」があります。
名前のまま、昔の納屋を改装した空間です。
こちらは地元の人やお店に立ち寄った方など、誰でも気軽に利用できるスペース。車椅子でも入れるように、入口はスロープになっています。
テイクアウトしたおはぎも、ここでいただくことができますよ。
写真のテーブル席と、もう少し広めのテーブル席が入口側にありますので、全部で15席。
ワークショップや会議などでも利用できます(要予約)。
広々とした室内にアンティーク調の家具が置かれた「かまたのNaya」ですが、ここにある家具はぜんぶ頂き物なのだとか。びっくりです。
訪問した日は、これから地元の介護施設の方々が利用されるとのことでした。
懐かしくてのんびり落ち着けるからと、定期的にこちらを利用していらっしゃるそうです。
昔の納屋の名残が残る憩いの場、「かまたのNaya」。
おはぎを食べながら、おしゃべりに花が咲きそうですね。
まとめ
宇部市の「かまたの恵」をご紹介しました。
ほんとうに行ってよかった!また行きたい!と心から思える、憩いのスポットでした^^
懐かしい中に、すてきな発見がある「かまたの恵」。
ちょうど訪問した時、お手伝いに来られていた地元の方が、お店のことを詳しく教えてくださいました。
(改装前はこんな様子だったそうです!)
お店がある鎌田地区は、もともと人と人とのつながりがとても深い地区で、自分の生まれ育った家を改装して地元の人がくつろげる場所を作りたい、というオーナーさんの思いを聞いて、地区のみなさんが応援。
開店準備から現在まで、地元の方々が一緒になって「かまたの恵」という憩いの場を作ってこられたそうです。
「かまたの恵」は、ほんわりしたおはぎの味と落ち着いた古民家、お店の方の優しさに、心温まる時間を過ごせる場所です。
ちょっと所在地がわかりにくいかもしれませんが、幟を目印に、ぜひ一度行ってみてくださいね。
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