美祢市の山の中に突如現れる、巨大な岩の海「万倉(まぐら)の大岩郷」。
なぜこんな場所にこのような岩の海ができたのか、はっきりとはわかっていません。とても奇妙なスポットです。
万倉の大岩郷とは?
万倉の大岩郷は、昭和10年に国の天然記念物に指定された岩の海。巨大な岩がゴロゴロと重なり合っています。
標高300m付近の山の中にあり、幅約100m、奥行き150mの広さで岩の海を見ることができます。
岩は近くの山にある岩と同じ石質(石英閃緑岩/せきえいせんりょくがん)であることから、岩の割れ目から風化して分離した岩が積もったとも考えられているそうです。
万倉の大岩郷・場所と駐車場は?
美祢方面から万倉の大岩郷へ向かうと、ところどころに上記のような目立つ看板があります。
県道37号線を進み、山の中に入ってこの看板で左に進んでくださいね。すぐに駐車場と大岩郷が見えてきます。
駐車場は広くて、観光バスが3台は駐車できるように整備されています。
駐車場わきにはトイレもありました。きれいな洋式だったので安心して利用できます。
【駐車場】あり(無料)
【アクセス】中国自動車道美祢I.Cから車で約10分、JR美祢線美祢駅からバスに乗車→バス停 「大岩郷入口」から徒歩10分
万倉の大岩郷・行ってきた!
巨岩をすぐそばで見られる
駐車場からは歩いて大岩郷の散策をすることができます。
岩の上にも登ることができるのだとか!
サンダルで行ってしまったので登らなかったのですが(;^_^A、これはぜひ登ってみてほしいですね。
遊歩道を登っていくと、岩が小さくなり、岩間や岩肌に植物も多くなってきます。
岩が暖まりやすく、岩の下には地下水が流れる独特の環境で、大岩郷特有の植物が生育しているのだそうです。
遊歩道はここまで。
周辺に石造りのベンチがいくつか設置されていました。
遊歩道を登るほど、駐車場に近いところとはまた違う雰囲気を味わえますよ。
遊歩道に注意!
とても面白い景色を楽しめる万倉の大岩郷ですが、遊歩道に注意が必要です。
看板もたっているのですが、大岩郷観光の遊歩道はちょっとわかりにくいかもしれません。
大岩郷向かって右側に舗装された道がありますが、これは農道で遊歩道ではありません!
左側に行くと遊歩道につながり、大岩郷のすぐ近くまで行くことができます。
また大岩郷は斜面にあるため、遊歩道もけっこうな坂になっています。道が細く、地下水が浸みだしている箇所もあり、歩きやすい靴で来られることをおすすめします。
所要時間は?
万倉の大岩郷は、大きな岩がゴロゴロあるだけ。その不思議な景観を楽しむスポットです。
そのため、駐車場そばにある広場から大岩郷を眺めるならば、5分ぐらいで観光終了です。
遊歩道を歩いて、岩の近くまで行ったり登ってみたりすると、30分ぐらいはかかるかと思います。
まとめ
万倉の大岩郷をご紹介しました。
美祢市の道を通るたび、大きな看板を見ることはあったのですが、実際に行ったのは今回が初めて。
近くまで行けるし、岩にも登ることができるし、一度は行ってみる価値アリ! です。
吉部の大岩郷より規模も大きく、駐車場やトイレも整備されています。
ぜひ山口県でしか見られない(?)大岩郷の光景をご覧くださいね。