日本のクリスマスが、山口から始まったことをご存知でしたか?
山口市では毎年「12月、山口市はクリスマス市になる。」を合言葉に、市内各所で様々なイベントを開催。
観光スポットであるサビエル記念聖堂や一の坂川周辺、湯田温泉街など、山口市内のいたるところが、1か月間きらびやかなイルミネーションで美しく彩られます。
12月、山口市はクリスマス市になる。
おもなライトアップイベントの日程と見どころ
クリスマス市セレモニー&やまぐち光誕祭
12月の山口市(クリスマス市)は、1日にサビエル記念聖堂で行われる「クリスマス市セレモニー」から始まります。
聖堂内でクリスマス宣言が行われると、テーマソング「きずな」を300人を超える聖歌隊や市民のみなさんが合唱し、クリスマス市を祝います。
そして聖堂前の広場で、行われる光誕祭。
フランシスコ・ザビエルと大内義隆との出会いから生まれた「きずな」と「奇跡」を、ザビエル記念聖堂を舞台にサーチライトレーザーなどで表現します。
白い聖堂が美しく光に彩られる様子は感動ですよ。
日程:2023年12月1日(金)
時間:18時~18時50分
(光誕祭は21時まで)
会場:山口ザビエル記念聖堂
入場無料
公式サイト:やまぐち光誕祭
また、2日(土)10時~15時には、「サビエル記念聖堂献堂25周年記念祭マルシェ」を開催。
小学生以下のお子さんには、お楽しみ券を配布しますよ。
旧山口サビエル記念聖堂シンボルモニュメント
旧サビエル記念聖堂は1991年(平成3年)に失火から焼失。
現在の近代的な聖堂は、1998年(平成10年)に再建されたものです。
市民から愛されていた旧サビエル記念聖堂は、毎年12月、イベントのシンボルモニュメントとしてふたたび人々の前に蘇ります。
点灯日程:12月2日(土)~12月31日(日)
点灯時間:18時~22時
※点灯式日時:12月2日(土)18時~
会場:亀山公園(山口県立美術館横)
入場無料
未来を奏でる光のアンサンブル
亀山公園(山口県立美術館横) 、山口駅で「未来を奏でる光のアンサンブル」を開催。
色とりどりのイルミネーションで、山口のクリスマスを盛り上げます!
点灯日程:12月2日(土)~12月31日(日)
点灯時間:18時~22時
会場:亀山公園、山口駅
入場無料
新山口イルミネーション2023
新山口駅北口駅前広場などが、LED電球で幻想的に彩られます。
11月24日(金)18時~は点灯式を開催。
楽しいイベントたっぷりですよ♪
点灯期間:11月24日(金)~12月31日(日)
時間:17時~22時
※24日(金)点灯式のみ、点灯時間18時~22時
会場:新山口駅北口周辺・南口駅前広場
ゆだX’masイルミネーション
湯田温泉街にある井上公園が、燈華ツリーやナイアガラのイルミネーションで彩られます。
点灯期間:2023年12月3日(日)〜12月25日(月)
点灯時間:17時~21時
会場:井上公園
※12月3日(日)は井上公園にて、「ゆだXmas横丁」開催予定(11時~19時)。
第5回とくぢ行って美夜(ミナイト)
(とくぢ行って美夜(ミナイト)実行委員会インスタグラム投稿より)
60ヶ所を超えるイルミネーションが、徳地の冬の夜を彩ります!
2日(土)には点灯祭イベントも開催。
ステージイベント(17時~)やキッチンカー(16時~)、ぜんざい、豚汁無料配布などを行います。
イベントの内容詳細は、上記の公式インスタグラムよりご覧ください。
点灯期間:2023年12月2日(土)〜2024年1月20日(土)
点灯時間:18時~
会場:徳地町内60カ所以上
※12月2日(土)は点灯祭開催。とくぢ総合支所にて、17時~
大内の灯in雪舟庭
観光名所・常栄寺雪舟庭を、灯りでライトアップ。
幻想的な灯りと徳地和紙のコラボレーションをお楽しみください^^
点灯期間:2023年12月22日(金)〜12月23日(土)
点灯時間:17時30分~20時30分
料金:中学生以上300円
会場:常栄寺雪舟庭
クリスマスナイトフェスティバル
山口市北部の阿東町地域交流センター地福に、高さ27mと22mの天然モミの木を電飾で飾った、大きな大きなツリーが出現します。これは圧巻です!
山口市街からは遠いですが、車の方はぜひ。入場無料です。
点灯期間:2023年12月23日(土)〜2024年1月8日(月)
※12月23日(土)点灯イベント実施
点灯時間:日没~22時
会場:阿東町地域交流センター地福(山口市阿東地福上1697)
山口市は日本のクリスマス発祥の地
日本に初めてキリスト教を伝えた人物、フランシスコ・ザビエル。
山口では「ザビエル」は「サ」ビエルと呼ばれています。
日本に上陸したものの、宣教活動がなかなかうまくいかなかったザビエルですが、1551年(天文20年)、当時山口市を治めていた大内義隆(おおうちよしたか)に宣教を許可されました。
それから約2か月間の宣教活動で、山口での信徒は、およそ500人にまでなったのだそうです。
翌年の12月にザビエルの跡をついだ宣教師トーレスらが、「日本人の信徒とともに讃美歌を歌ってクリスマスを祝った」という記述が残されています。
これが、「日本でクリスマスが祝われた始まり」だといわれています。
戦国時代に異文化が交わったなんて不思議ね。奇跡だわ
2006年(平成18年)には、ザビエルの生地であるスペイン・ナバラ州の州首相から、山口市が日本のクリスマス発祥の地であることの認定書も贈られました。
毎年12月、山口市はザビエルと大内義隆の「きずな」をたたえ、深め合う「クリスマス市」となります。
イベントとしてだけではなく、12月は山口市宛ての郵便物の住所を「クリスマス市」宛てにしても、届く体制になっているんだそうですよ。郵便を出してみたいですね!
まとめ
今回紹介したのは、イベント期間中およそ50近くあるイベントの中の、ほんの一部です。
湯田温泉街や一の坂川周辺など、冬の夜の街歩きがとっても楽しみになる1ヶ月。
ぜひ山口の素敵なクリスマスイベントに足を運んでみてくださいね。
みんなでクリスマス市民を楽しみましょう♪