こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
関門海峡では、海の下にあるトンネルを歩いて渡れることをご存知でしょうか?
山口県下関市と福岡県北九州市門司(もじ)の間にある関門海峡。
幅は最も狭いところで約700メートル。両岸は目の前に見え、まるで手が届くようです。
関門海峡には人道トンネルが通っており、海の下を歩いて県境を跨ぐというとても珍しい体験ができるんですよ。
今回は関門トンネル人道(下関側)の入口の場所や駐車場、アクセスなどについてご紹介します。
関門トンネル人道とは?
関門海峡の下には3つのトンネルが通っています。
戦前に開通した関門トンネル(鉄道)、新関門トンネル(新幹線)、そして関門トンネル(国道2号線)です。
昭和33年に開通した国道2号線の関門トンネルには、人道トンネルが併設されています。
人道トンネルの上の部分には関門国道トンネル(車道)が通っており、関門トンネルは世界に類を見ない2階建てトンネルなのです。
人道トンネルは歩行者だけでなく、自転車、50㏄以下の原動機付自転車も利用できます。
トンネルの幅は4メートル、距離はおよそ780メートル。
徒歩で片道15分ほどで通り抜けられます。
この人道トンネルは車道ではないのですが、国道2号線に指定されているんですよ。
関門トンネル人道の入り口、アクセスや駐車場は?
下関側の入り口は?
下関側の入り口は、国道9号線沿いみもすそ川交差点付近にあります。
関門トンネル資料館である、関門プラザのとなりです。
関門トンネル人道入口と書いた大きな看板があるのですぐにわかります。
アクセスは便利?
【バスの場合】
下関駅①②乗り場からサンデン交通バスに乗車、「御裳川(みもすそがわ)」バス停下車すぐ。
所要時間はおよそ12分です。
便数が多いので、公共交通機関を利用される場合はバスがおすすめです。
【車の場合】
中国自動車道下関ICからおよそ10分。
人道トンネル出入り口は、行き過ぎると戻るのが難しいので気を付けてくださいね。
下関と門司両側の観光に、人道トンネルとレンタサイクルを利用する方も多いそうですよ。
駐車場はある?
駐車場は関門プラザ前(第1駐車場)と、その東側(第2駐車場)があり、普通車は計35台駐車できます。
関門プラザ前は普通車16台、大型バス1台、身障者用1台、第2駐車場は普通車のみ19台です。
土日や行楽シーズンは利用者が多く、スペースが空くのを待つこともあります。
以前利用した時は第2駐車場があることに気づかず、関門プラザ前がいっぱいなのでどうしようかと迷ってしまいました。
第2駐車場もありますので、ご利用ください。
関門トンネル人道の料金は?
地下約50メートルの海底のトンネル入口までは、人道トンネル入口にあるエレベーターで降りていきます。
料金は徒歩無料。自転車、原動機付自転車は20円です。
入り口にある料金箱に入れて入場します(料金箱は下関側のみ)。
自転車、原動機付自転車はトンネル内を押して通行するルールになっていますので、気をつけてくださいね。
また通行できる時間は6時から22時まで。
年中無休で利用できます。
関門トンネル人道の様子は?
地上入口のエレベーター入口は少し寂しい感じがしますが、海底へ降りてびっくり。
観光案内やポスターがたくさん掲示されていて、広くて明るいホールが広がっています。
何だかワクワクしますよ
わたしが数年前に訪問した時は、韓国からのツアーのお客さんたちでとても賑わっていました。
観光目的の方だけでなく、地元の方でウォーキングやトレーニング、両側の行き来に利用されている方々もたくさんいらっしゃいました。
わたしたちには観光でも、トンネル出入口付近の方は日ごろの生活の一部として使ってらっしゃるんですね。
みなさんの生活にお邪魔するような感じもあって、不思議な気分でした。
なお、トンネルには新鮮な空気を送れるように空調が整っています。
海底ですが、安心して通行できますよ。
ポイントはここ!トンネル内で県境をまたげる!
トンネル入口からは、まっすぐに門司側まで道がつながっているのが見えます。
ここからおよそ15分で門司です。
歩行者は右側通行。
トンネル内は真ん中付近までは緩やかな下りですが、門司側に近づくにつれてゆったりした登り坂になっています。
しばらく行くと県境のしるしがあります。
白い線が引いてあって、福岡県、山口県と書いてあるだけ。
たったそれだけなのですが、海底で歩いて県境をまたげるのは国内でここだけです!
この県境の線を踏み越える一歩は、ものすごく感慨深く感じます。
県境を両足でまたいで記念写真を撮られる方がたくさんいらっしゃいましたよ。
トンネル内でも県境は混み合いますのでお気をつけて。
写真、撮りたくなりますよね^^
門司側出口には何がある?
門司側出入口の周辺は関門海峡の近くで静かな場所です。
周辺には、海峡の守護神を祀っている和布刈(めかり)神社があります。
海峡のすぐ目の前にあるので、行きかう船や潮騒を堪能できますよ。
出入口近くにはおでんがおいしいお店「若松屋」があります。
こちらでは夏にソフトクリームをいただきました。
わたしが子どもと歩いたときは、門司側のちょっとした散策も含めて所要時間は1時間程度でした。
関門TOPPA!記念証をもらおう
トンネルの両側のエレベーターホールには、記念スタンプコーナーが設置されています。
スタンプを押して指定の交換場所で提示しアンケートに答えると、「関門TOPPA!記念証」がもらえます。
指定の交換場所は、JR下関駅観光案内所、JR新下関駅観光案内所、カモンワーフ事務局、長府観光会館です(門司側は旧門司三井倶楽部)。
わたしはすっかり忘れてスタンプを押し忘れてしまいました・・・。
記念証をゲットしたい方は、必ず下関と門司の両側でスタンプを押すことをお忘れなく!
関門トンネル人道の施設情報
下関側出入口所在地:〒751-0813 下関市みもすそ川町22
問い合わせ先:083-222-3738(道路料金所)
営業時間:6時~22時
駐車場:あり(普通車35台)
トイレ:あり
まとめ
今回は関門トンネル人道をご紹介しました。
トンネルの中では海の中を覗き見ることはできませんが、海峡の下を歩いて渡るなんて、めったにできない体験です。
徒歩は無料なので、とても気軽に海の底のトンネルを楽しめますよ。
関門エリアにお越しになる機会があれば、ぜひとも人道トンネルで関門海峡を渡っていただきたいです。
ただの線ですが、県境をまたぐときの感動とワクワクは格別です^^
この記事が、関門海峡の観光にお役に立てると幸せます。