防府天満宮では毎年節分に、節分祭と牛替神事(うしかえしんじ)が行われます。
牛替神事は、生きた子牛「神牛(しんぎゅう)」が当たるかもしれない、全国的にも珍しい神事! しかも2024年で113回を数える、大変伝統ある神事なんですよ。
牛が本当に当たったら困るけどさ…
牛替神事の由来は・道真公と牛
御祭神の道真公は丑年(うしどし)生まれ、亡くなったのも丑の日といわれています。
またご自身の亡骸を「人にひかせず牛の行くところにとどめよ」との遺言を残すほど、道真公には牛にまつわる逸話があります。
こうした逸話から、牛は天満宮の神獣となり、境内には多くの横たわった牛の像が奉納されています。
そのことにちなんで行われるようになったのが、牛替神事です。
節分祭・牛替神事の日程
牛替神事とは?
牛替神事に参加して景品を当てるには、いくつかの手順があります。
わたしもよくわかっていなくて、防府で生まれ育った方に聞いて「なるほど~」となりました。
そこで、その手順を説明しますね。
おおまかな流れは、防府市観光協会の方が公式動画を作ってくださっていますので、こちらをご覧ください。
まずは、牛替券を入手する
牛替神事に参加するには、まず牛替券を入手します。
この券で1名まで、防府天満宮の歴史館を無料で拝観できます。
入手方法1・牛替券進呈店
この牛替券は、防府市内の商店街の「牛替券進呈店」と表示のあるお店で取り扱っています。
番号券10枚で必ず景品があたるとのことですよ。
牛が当たったらどうしよう…と思ってしまいますが、この牛替券では牛は当たりません。
この券を番号券に引き換える必要があります(のちほどご説明します)。
入手方法2・福豆を購入
防府天満宮の御守授与所にて福豆を購入すると、福豆の中に牛替券が入っています。
福豆は節分祭当日も頒布しています(なくなり次第終了)。
頒布時間は、2日午前9時~午後8時、3日午前9時~午後6時です。
入手方法3・牛替神事に協賛
防府天満宮総代をとおして牛替神事に協賛すると、牛替券がいただけます。
節分の日に牛替券を番号券に引き換える!
牛替券は2月2日・3日に、防府天満宮回廊内の特設交換所にて番号券と引き換えます。
牛替券にも書かれてありますが、牛替券のままでは無効です!
引換えは時間も決まっていますので、気をつけてくださいね。
必ず引き換えてくださいね!
お鬮(くじ)上げで当選番号決定!
3日の午後6時から、お鬮上げ(抽選)が行われます!
市内の小学生男子によって、手槍で突いて挙げられた木札の番号を天満宮の総代が読みあげ、当選番号が決まります。
また4日以降に防府天満宮の公式HPにて確認できますよ。
景品交換
景品の交換は2月4日(日)~10日(土)まで。
交換場所は防府天満宮です。
4日~5日⇒9時~20時
6日~10日⇒9時~17時
はずれ券10枚、30枚、50枚単位でそれぞれ残念賞1点進呈します。はずれても希望がありますね!
牛替神事の疑問・牛が当たったらどうなるの?
当たった方はその牛を一体どうするの?
…なのですが実際は、牛は御神幸祭まで畜産農家さんに預けて大切に育てられ、11月末に行われる御神幸祭で神牛として大役を務めることになります。
節分祭・開運招福豆まき
節分祭では毎年、歳男・歳女による節分祭開運招福豆まきが行われます。
日程:2024年2月3日(土)14時~、15時~、16時~の3回
場所:春風楼前広場
例年、歳男・歳女の方々による豆まきは、山口にゆかりのある「ゆるキャラ」たちもお手伝い。
ちょるる、ぶっちー、レノファ山口のレノ丸など、人気のキャラクターが参加しますよ♪
交通アクセス
JRの場合
防府駅から徒歩15分
防府駅天神口バス2番乗り場から阿弥陀寺行きバス乗車、防府天満宮バス停下車。徒歩3分
車の場合
広島方面 防府東インターチェンジから約10分
福岡方面 防府西インターチェンジから約10分
防府天満宮の駐車場についてはこちらの記事にまとめています。ご参照くださいませ。
まとめ
今回は防府天満宮の牛替神事と節分祭についてをご紹介しました。
牛替神事という珍しい神事があることは知っていましたが、防府に引っ越してきたばかりの頃は手順がわからずに、一度も参加しないままでした…。
しかし、今年は牛替券も購入しました! 何が当たるかとても楽しみです^^
とても珍しい牛替神事、そしてゆるキャラが集まる節分祭の豆まきへ、ぜひおいでくださいませ。
福を引き当てましょう♪