
こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
夏の下関の最大のイベントと言えば、「関門海峡花火大会」ですね!
福岡県北九州市と共同で開催する、海と県をまたいだ日本で唯一の花火大会なんですよ。
しかも、両県で打ち上げられる花火はおよそ15,000発!
50分間でそれぞれの県が7500発ずつ打ち上げる様子は、すごい迫力!ものすごく壮観!!
目の前で繰り広げられる壮大な光の祭典に目が釘付けになること間違いなしです。


関門海峡花火大会は下関のお盆の風物詩。
故郷山口に帰省してきた人たちが、関門海峡の花火を見ながらふるさとの良さを思い、ふるさとでの時間をともにする大切なイベントです。

今回は「関門海峡花火大会」を楽しんでいただけるよう、日程やスケジュール、下関側の観覧の穴場や有料席、花火大会の歴史についてご紹介していきます。
関門海峡花火大会の日程は?
日時と会場
開催日時:毎年8月13日 ※雨天決行(台風などの荒天中止)、順延なし
打ち上げ時間:19時50分~20時40分
開催予定会場:あるかぽーと下関及び海峡ゆめタワー前、カモンワーフ、唐戸市場前
・2021年はあるかぽーと地区のホテル建設工事のため、海峡を臨む別の場所をメイン会場に検討中です。
・開催予定会場であるメイン会場は、有料チャリティエリアになっています(小学生以上有料)。
打ち上げスケジュール
下記に記載しているのは2019年の打ち上げスケジュールです(2020年中止のため)。
例年ほぼ同じスケジュールなので、参考にされてください。
16時 | 交通規制開始(下関駅前は19時) |
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16時 | 会場ゲート開門 |
19時40分 | 開会式(2021年は門司側予定) |
19時50分 | 打ち上げ花火開始 |
20時40分 | 打ち上げ終了 |
23時 | 交通規制解除 |
打ち上げ場所は?
こちらは2019年の関門海峡花火大会の動画です。
夜景と大迫力の花火をご覧ください!
花火の打ち上げは、あるかぽーと沖の2つの打上げ台船から行われます。
海峡ゆめタワー前会場(有料会場)沖の台船からは、5寸~1尺半の大きな花火が打ち上げられ、あるかぽーと沖の台船からは4寸玉までの比較的小さめの花火を打ち上げます。
あるかぽーと沖からカモンワーフ前にかけて、走行するボートから水中に投下する水中花火が行われますよ。
海峡を舞台にした光の祭典、どこから見るか迷いますね~^^
交通規制や駐車場、渋滞状況は?
渋滞状況と駐車場、アクセスについて
花火大会の駐車場はありません!
あるかぽーとの駐車場も、一般車両は駐車できません。

高速道路下関インターチェンジ付近も渋滞する恐れがあります。
壇之浦PA、めかりPAも、当日お昼頃から夜にかけて大渋滞のため閉鎖されることもありますので、必ず交通情報をご確認ください。
渋滞を避けて花火を見に行くには、やはり公共交通機関がいちばんです。
花火大会の会場はJR下関駅から徒歩圏内(徒歩20分程度)なので、公共交通機関を利用するのがもっともスムーズです。
当日は山陽本線、山陰本線ともに列車の臨時便が運行しますので、JRは時間帯にもよりますが、比較的大混雑はありません。
また例年、山陽本線のJR長府駅前にある下関競艇場の 第3、第4駐車場(無料)が花火大会用の駐車場として開放されます。
こちらの駐車場に車を停めた上で、公共交通機関での来場がおすすめです(第3駐車場318台、第4駐車場58台)。
交通規制は?
例年、16時から23時まで、あるかぽーとから海峡ゆめタワーまでの道路、岬之町の海峡交番、下関消防局周辺道路が全面車両通行止めになります。

19時から23時はJR下関駅前も通行止めになり、歩行者専用になります。
メイン会場の有料席は
※2021年はあるかぽーとの工事のため観覧会場が変更になる場合がありますが、こちらでは参考に例年の会場と料金をご紹介しています。
花火大会の開催会場は、有料のチャリティ席です。
会場は海峡ゆめタワー前会場、あるかぽーと会場、カモンワーフ会場、唐戸市場前会場の4か所、入場ゲートは6か所設置されています。
そのうち、海峡ゆめタワー前会場、あるかぽーと会場はチケット制になっており、前売り券と当日券(先着順)があります。
小学生未満のお子さんは無料ですが、席を必要とする場合には子ども料金分のお支払いになります。
海峡ゆめタワー前会場、あるかぽーと会場の席には、椅子ありの席と椅子なしの席(自由席)があり、椅子ありの席も場所によって料金が変わります。金額などの詳細は、下記公式サイトをご確認ください。
前売りチケットはJR下関駅とJR新下関駅の観光案内所や下関市役所売店、下関21世紀協会などで販売しています。
オンライン販売もありますのでご利用ください。
海峡ゆめタワー前会場かあるかぽーと会場のどちらかを選べますよ。

カモンワーフ会場、唐戸市場前会場はチケットなし、前売りなしで、当日17時から開場します。こちらも有料で、一人1,000円、小中学生500円です。
花火大会が中止になっても、払い戻しはありません。ご注意ください。
チケットの詳細や会場、設置される簡易トイレなどについては、公式サイトからご確認ください。
>>下関21世紀協会 関門海峡花火大会公式サイト
穴場スポットは?
花火がよく見える有料席もよいですが、ゆっくりと無料で花火を満喫できる穴場スポットをご紹介します!
海峡ゆめタワー
花火大会の日は、海峡ゆめタワーは22時半まで営業します(入場有料)。
海峡ゆめタワー28階、30階の展望室からは、下関側と門司側どちらの花火も鑑賞することができます。
打ち上げ場所から1.5kmぐらい離れていますが、ちょうど目の前あたりの高さで花火が輝くのを鑑賞できるスポットです。
建物の中はエアコンが効いていてトイレもありますので、快適に花火鑑賞ができますね。
ゆめタワーのフロアの中でも花火が見やすい関門海峡に面した窓側の場所は限られるため、やはり場所取りが大変。
早めに行かれて見やすい場所を確保されることをおすすめします。
少々場所が狭く、遊べるものがないので、小さいお子様たちは待ち時間の間、退屈するかもしれません。
海響館
あるかぽーとにある水族館 海響館も、花火の日は夜の水族館延長営業を行います(18時~23時まで営業)。
クジラの標本が置いてある広いロビーは、ちょうど海峡に面してガラス張り。
エアコンも効いていてきれいなトイレもあるので、涼しく快適に、目の前で輝く花火を楽しむことができますよ。
年配の方や小さなお子様連れの方におすすめです。

こちらも夕方早くから場所をとっている方がいらっしゃいます。早めに場所を抑えておいた方がよいですね。
23時まで営業しているので、お時間に余裕があれば花火の後には館内を散策して、混雑が落ち着いた頃に帰られるのが良いかと思われます。
巌流島や船上から
以前知り合いに「関門海峡花火大会ってどこから見るのがいいのかな」と聞いたらば、「巌流島がいいですよ!遮るものがないですからね」と即答されました。
ということで、巌流島も穴場スポットです。
海峡の真ん中あたりにある巌流島からは、下関と門司、両方の花火を満喫することができます。
あるかぽーとの唐戸桟橋から巌流島行きの関門汽船が出ていますので、そちらで島に渡れます。
島ではバーベキューサイトもありますので、バーベキューを楽しみながら花火を鑑賞する方も多いようですよ。
巌流島のバーベキューサイト利用についてはこちらの下関市公式サイトをご確認ください。
>>「楽しも!」内 巌流島バーベキューサイト
また関門汽船では、下関の唐戸桟橋から北九州市門司桟橋を5分でつなぐ関門連絡船が運航しています。
花火大会当日には臨時便が運行されますので、5分間ですが、船からの花火も楽しめますよ。
1日フリーパスもありますので、花火が上がっている間に下関と門司の間を何度も船で往復して海上からの花火を楽しむ・・・というのもありですね。
詳しくは関門汽船のサイトからご確認ください。
>>関門汽船株式会社公式サイト
亀山八幡宮
隠れた穴場スポットとしてここ近年知られ始めた亀山八幡宮。
亀山八幡宮はカモンワーフの向かい側にあり、階段をのぼった小高い見晴らしの良い場所にあるため、門司側と下関側どちらも花火がよく見えます。
花火大会当日はたくさんの参拝客が訪れ、花火を鑑賞しています。
下関海運ビル付近
ここは以前、わたしが花火を見た場所です^^
じつは海峡ゆめタワーに夕方から陣取って花火を見たのですが、屋外で迫力ある花火を見たくなり、途中で屋外にでてしまいました。
そこで見つけたのが、海峡ゆめタワー前会場(有料席)の奥、下関海運ビル付近です。
こちらから見る方もいらっしゃるのですが、そこまで混雑していません。
地面に座るようになりますが、しっかり座る場所も残されていました。
海運ビルがあるので、あるかぽーとで打ちあがる小さめの花火などはそこまで見えませんが、フィナーレ付近の目玉である大きな尺玉を間近で見ることができます。
JR下関駅にも近いので、花火が終わった後も渋滞にはまることなくスムーズに帰宅できました。
個人的なおすすめ穴場スポットです^^
彦島南公園
下関駅周辺ではなく花火の打ち上げ場所から少し離れていますが、彦島にある彦島南公園も花火を見る穴場スポットです。
高台になっているので眺めがよく、下関側と門司側どちらの花火もよく見えます。
駐車場に止められる台数が30台ぐらいですが、早めに行けば車も駐車でき、よく見える場所とりもできますよ。
関門海峡花火大会とは
関門海峡花火大会は、1985年(昭和60年)に下関市の開催で始まりました。
・お盆の13日、ふるさと下関に帰郷した人々が誇りとする海峡の価値を見つめ、その思いを地域で共有する。
・お盆の13日は海峡に眠る魂を鎮める“鎮魂”の日である。
(下関21世紀協会 関門海峡花火大会公式サイトより引用)
そんな思いから毎年8月13日に開催することに決まったそうです。
1988年(昭和63年)からは、海峡を隔てた対岸の福岡県北九州市の門司からも花火が打ち上げられるようになり、日本で唯一、海と県境を越えて共同で開催される花火大会となりました。


昨年(2020年)は新型コロナウイルス感染症予防のため開催中止となりましたが、開催されていたら昨年は福岡県との共同開催33回目、下関では36回目の開催でした。
2021年は開催できることを心から祈りたいですね。
まとめ
関門海峡花火大会について日程や穴場スポット、有料席についてご紹介しました。
2019年の開催内容を参考にまとめましたが、今年は開催内容が変わることが予想されます。わかり次第、更新していきます。
元下関市民としては、やっぱりお盆に海峡花火大会がないのは寂しいことです。
毎年お盆には下関に帰省していますが、やはり関門海峡で花火を眺めながら、遠くで響き渡る花火の音を聞きながら、お盆の13日の夜を過ごしたい。そう思います。
まだ関門海峡花火大会をご覧になったことがない方は、ぜひ、足を運んで見られてくださいね。
海峡に輝く光の花を、目と心に刻みこんでいただきたいと思います。