宇部市にある「大棚トンネル」をご存じでしょうか。
まるでジブリの世界に出てくるかのような、不思議な雰囲気のあるトンネル。写真を見たら、一度は行ってみたくなる場所です!
そこで実際に大棚トンネルに行ってきたので、その様子や駐車場、アクセスをご紹介しますね。
大棚トンネルとは?
大棚トンネルは全長37m。廃線になった船木鉄道のトンネルです。
大正時代、宇部から吉部まで船木鉄道が通っていました。
宇部から鉄道がつながったことにより吉部地区は発展しましたが、太平洋戦争末期の昭和19年3月、線路を鉄として供出したため廃線となりました。
大棚トンネル・場所と駐車場は?
大棚トンネルは山の中にポツンとあります。
駐車場は旧吉部小学校にあり、そこからトンネルまでは約400m。歩いて5~10分ぐらいです。
県道30号線沿いの旧吉部小学校脇に、「トンネル鉄道敷跡 桜並木入口」の看板があります。
ここを入って、体育館とグラウンドの間の道をまっすぐ行って突き当たると、また看板が出ています。
看板の矢印に沿って左側の坂を上ると、広い砂利敷きの駐車場です。10台は停められると思いました。
駐車場の山側に「大棚トンネル400m」の看板があるので、歩いて向かいます。
トンネルまでの道は地元の方々によって整備されています。
東屋が建てられ、植樹もされ、歩きやすいように杖も用意されていました。
200m地点あたりからは田んぼの中の農道になりますが、道の脇にはきれいにシダレサクラやオオシマザクラが植えられていました。きっと春には看板に書かれていた通り、「桜のトンネル」になるのでしょうね。
訪問したのは8月下旬。整備されていたとはいえ、草がけっこう生えていました。
【駐車場】あり(無料)
【アクセス】
中国自動車道美祢I.Cから車で約20分
新山口駅から車で30分弱
大棚トンネル・行ってきた!
大棚トンネルの入り口付近です。
トンネルを覆う緑とレトロなトンネルが、とても神秘的な雰囲気を醸し出していました!
短いトンネルなので、出口も見えてものすごくきれいです。
下部にはきれいに石が並べられ、その上にはレンガがアーチ状に積まれています。
トンネルの中は本当に別世界なのかも、なんて思えてきちゃいました
大正時代のトンネルですが、とてもきれい。欠けたりしている箇所はないようでした。
しっかりと丁寧に作られたトンネルだったのですね。
滑らないようにね
また違う季節に訪問して、その様子を追記しますね。
まとめ
宇部市吉部の大棚トンネルをご紹介しました。
周辺が整備されてあり、地元の方々が大切にされているのがよくわかるスポットでした。
大棚トンネルは、ジブリの世界に迷い込んだような神秘的なスポットです。
駐車場から5分以上歩くのと、道が舗装されていないので、ぜひお天気が良い日に行ってみてくださいね!
また旧吉部小学校には、「職員室カフェ」がオープンしています。
営業日は日曜と月曜(11時~14時)、火曜~金曜は定休日とのことなので、曜日が合えばカフェにも立ち寄っていってくださいね。