香月泰男(かづきやすお)は、戦後日本美術史に大きな足跡を残した画家。
代表作として、過酷なシベリア抑留体験をもとに描いた「シベリア・シリーズ」が知られています。

シベリア体験をキャンバスに描く一方で、生涯ふるさと三隅の地で、石や木、缶などで作った手のひらサイズのおもちゃや、ユーモアあふれるオブジェなどを作り続けました。

この美術館には、香月泰男の初期から晩年の油彩画、デッサンやおもちゃなどが展示されています。

なんたん
なんたん
香月泰男美術館に行ってきました!
ずっとずーっと、行ってみたかったんです^^
つぶた
つぶた
とっても心温まる空間だったよ
この記事では、香月泰男美術館の場所やアクセスなど、実際に行ってきた様子をご紹介します。

※2024年6月3日~7月4日は館内設備点検のため休館です。

■香月泰男の生涯、名言など、こちらの記事でご紹介しています。
香月康男【代表作シベリアシリーズで知られる画家】略歴や名言を紹介



香月泰男美術館・基本情報

(美術館の周りは花木や植物がたくさん)
(美術館正面)
場所 長門市三隅中226
電話番号 0837-43-2500
開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 毎週火曜日(火曜が祝日の場合は開館、翌平日休館)、展示替期間、年末年始
入館料 一般500円(400円)、小中高生200円(150円)、未就学児 無料
※( )内は団体料金
※4館共通入館券あり(下記にて紹介)
アクセス 【長門市内方面から】国道191号線を三隅I.C.で左折し、県道36号線へ入る
【美祢方面から】美祢I.C.から国道435号線、県道31号線を経由し、県道36号線を通って湯免温泉へ
【公共交通機関】JR長門市駅を下車、バスで約20分(湯免温泉バス停下車、徒歩3分)
駐車場 あり(無料)
駐車場内にトイレあり
その他 ・道路から美術館までの坂道は、車いす対応あり。インターホンで連絡できるようになっています。
・館内の展示室、展示作品は撮影禁止(中庭、ロビーは撮影可)
公式サイト 香月泰男美術館
公式SNS(X)、(インスタグラム

つぶた
つぶた
入館料の割引があったらうれしいんだけどなぁ

割引はありませんが、4館共通入館券というお得な入館券があります。
長門市内の4つの文化施設(香月泰男美術館、村田清風記念館、くじら資料館、金子みすゞ記念館)に入館できます。

一般700円、小中高生300円、未就学児は無料です。
有効期限は1か月。

お得に長門市内の文化施設をめぐる、よい機会になりますね^^

香月泰男美術館・実際に行ってきました

館内の様子は

坂道を登って建物に着くと、かわいらしいアシカのオブジェが出迎えてくれます。

初めての香月泰男美術館に少々緊張していましたが、このオブジェを見て心がほぐれました。

館内には展示室、おもちゃ展示コーナー(常設展示)、再現アトリエ、展望室、中庭、ミュージアムショップがあります。

(香月泰男美術館パンフレットより)

つぶた
つぶた
展示室は撮影不可。
ロビー、中庭は写真撮影可とのことです
館内には油彩画のほか、戦争中に家族に送った絵入りのハガキ、シベリアで使っていた水彩絵の具箱、廃材を利用して作ったオブジェの型など、香月泰男の作品を支えたさまざまな資料が展示されています。

それらの展示作品からは、家族への愛、絵を描くことへの情熱、小さなものへの慈しみ、ユーモアといった、香月泰男の温かな人柄を感じることができますよ。

なんたん
なんたん
作品を見ていると、心がじんわり温かくなってきました

サン・ジュアンの木(中庭)

(中庭)

中庭には、美術館のシンボルツリー「サン・ジュアンの木」があります。

香月泰男はシベリアから帰還する際、サン・ジュアンと呼ばれる食用の豆を持って帰り、自宅の庭に植えました。
この木は、香月泰男が植えた木の子孫です。

サン・ジュアンの木は、童話「ジャックと豆の木」に出てくる豆の木と同じもの。
シベリアでサン・ジュアンの豆を食べながら、ふるさとに残した子どもたちのことを思っていたといいます。

(中庭のオブジェ)

サン・ジュアンの木のまわりには、楽しそうに遊ぶ子どもや親子のオブジェが。
なかには、PIEACEと書かれた小さなオブジェもありました。

とても穏やかで楽しそうなこの空間には、画家の「二度と戦争を起こしてはいけない」という願いが、込められています。

びじゅつかんのハーブ園

見どころは館内だけではありませんでした!

美術館を出て左手には、ふれあい広場と「びじゅつかんのハーブ園」があります。

きれいに整備された広場には、ベンチや小高い丘が設置されています。

お天気の良い日には、ここで遊んだり、お弁当を食べたりして、のんびりと過ごすことができますね。

すぐ脇には桜並木もあったので、春にはお花見で訪れる方も多いのではないでしょうか^^

桜並木の小径を進むと、美術館のハーブ園に出ます。

ハーブ園には、ミニバラやチェリーセージ、原種タンポポ、オリーブ、ラベンダーなどなど、約80種類のハーブが植えられているそう。
園芸好きとしては、ものすごくワクワクしてしまう空間でした^^

調べてみたところ、こちらのハーブ園は美術館のものではなく、地元の方々が整備されているとのことです。

まとめ

香月泰男美術館をご紹介しました。

「ここが私の地球だ」と言って、ふるさと三隅の地をこよなく愛し続けた香月泰男。

「私の地球」三隅で、画家の温かさにあふれたオブジェや作品を実際に見られたことは、本当にしあわせでした^^

なんたん
なんたん
自然に囲まれた、穏やかで素敵な美術館でした!
つぶた
つぶた
ハーブ園や広場でのんびりしていってもいいね

美術館の玄関正面には、香月泰男の名言「一瞬一生」を刻んだ石碑があります。
香月泰男は「一瞬が一生に思えることもある。一生が一瞬に思えることもあるだろう」と言っていたといいます。

この石碑もお見逃しなく。

ぜひ美術館で、香月泰男の世界を感じてみてください^^