その大きさとおいしさに、2度も「たまげる(山口の方言で、びっくりする)」ことから名づけられた「萩たまげなす」。
平成25年、「やまぐちブランド」の農産物第1号に認定され、萩市の特産品として、山口県内外で広く知られるようになりました。
そういえばどこで売ってるのかな
ふつうのなすよりも少し早い、5月下旬から7月中旬ごろ、市場に流通する「萩たまげなす」。
いったいどんななすなのか、その特徴と食べ方、どこで買えるのかをまとめました。
「萩たまげなす」とは?
「萩たまげなす」の品種は「田屋なす」です。
田屋なすは、昭和初期から40年代にかけて長門市の田屋地区で栽培され、50年代には、萩市の2~3軒の農家で栽培が続けられてきました。
その後、地元が一丸となって生産振興に取り組み、長門と萩で生産部会を設立。
田屋なすはもともと大型の果実ですが、そのなかでも500g以上の重さがある果実を「萩たまげなす」として出荷しています。
ふつうのナスの3~5倍の大きさがあり、大きなものは40㎝以上、重さ1キロ以上にもなるのだとか!
そのため、1株から3~5本しか収穫できない貴重ななすなんですよ。
糖類も多く含んでいるため、甘みが強く、なす本来の深い味わいを楽しめます。
また加熱すると、他の一般的ななすよりもペクチンが多く溶け出し、トロットロの食感になるのも大きな特徴です♪
食べ方は?
「萩たまげなす」の食べ方は、なす田楽がおすすめとのこと。
トロトロ食感や甘みが強調されて、よりおいしくいただけるそうです。
ここでは、「萩たまげなす」を使ったレシピをいくつかご紹介しますね。
<材料>
萩たまげなす 2個
ごま油 適宜
味噌 50g
みりん 30cc
砂糖 大さじ1
白ごま 適宜
木の芽(あれば)
<作り方>
① なすは4㎝ぐらいの厚さに切り、格子状に包丁を入れておく
② オーブンを220℃にセット
③ みそ・みりん・砂糖を小鍋に合わせ練り上げておく
④ オーブンペーパーを敷いてなすを並べ、なすにごま油をティースプーン1杯ずつふりかけて、15分~20分焼く
⑤ ③のみそを塗って白ごまをちらし、あれば木の芽をあしらう
(長門市ホームページより)
※レシピは長門市ホームページ内「食のレシピ 野菜」に掲載されています。
<材料>
萩たまげなす…1/2本
梅干し…5個
大葉…5枚
みょうが…1個
しょうが…1かけ
塩…小さじ1/2
ポン酢…大さじ1
<作り方>
①萩たまげなすは5mmの厚さのいちょう切りにして、塩、梅肉のみじん切りを和えて、30分おく。
②水気をしぼり、大葉の千切り、みょうがの千切り、しょうがの千切り、ポン酢と和えたら出来上がり!
(ぶちうま!やまぐち.netより)
※レシピは、ぶちうま!やまぐち.net内「県産食材」ページに掲載されています。
「萩たまげなす」の長さを生かした「なすそうめん」もおすすめだそうですよ!
どこで買える?値段は?
「萩たまげなす」の出荷時期は5月下旬から7月中旬まで。
萩市内や県内のスーパー、道の駅、直売所などで販売されています。
どこで手に入れればいいの?
調べたところ、JAタウンと楽天で取り扱っていました。
⇒萩たまげなす
2本入りのケース(税込2090円)、8本入りのケース(税込5,450円)、15本入り(税込9,140円)のケースの3種類。
※5月30日(月)~順次発送、送料あり
⇒萩たまげなす1個1,296円(送料あり)
楽天市場は送料がかなり高くお値段がよいので、JAタウンがおすすめです。
地元JAの方が、確実に手に入るかと思われます。
まとめ
初夏に旬を迎える、山口県の伝統野菜「萩たまげなす」をご紹介しました。
「たまげなす」はほんとに大きくて、「たまげる」こと間違いなし!
1株から3~5本しか収穫できない、貴重な「萩たまげなす」。
そのおいしさを味わってみてくださいね。
県内の方も、食べたことない!という方は、この機会にぜひ^^