宇部市にある西宮八幡宮は、季節の花手水(はなちょうず)や特徴ある御朱印など、話題に事欠かない神社です。
花手水がとてもきれいだと耳にして、参拝に行ってきました。
そこでこの記事では、西宮八幡宮の魅力をお伝えするべく、場所、ご由緒や境内の見どころなどを詳しくご紹介しますね。
西宮八幡宮・場所や駐車場は
西宮八幡宮があるのは、宇部市上条。
国道190号線の藤山交差点から山側の道に入っていった場所に鎮座している、住宅街の中にある八幡様です。
駐車場は境内すぐ下(中境内)にあり、10台~15台ぐらい停められるようになっています(軽専用スペース3台程度あり)。
正面向かって右手から駐車場に入れます。駐車場の看板が出ているので、わかりやすいですよ。
所在地 | 宇部市上条3丁目9-15 |
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問合せ先 | ☎0836-68-3622 (社務所) |
窓口受付時間 | 9時30分~15時30分 |
駐車場 | あり(無料) |
公式サイト | 西宮八幡宮 |
西宮八幡宮・ご由緒は
西宮八幡宮の故郷は、兵庫県にある西宮神社です。
西宮神社といえば、十日えびすの福男選びで全国的にも有名な神社。 全国に約3,500社あるえびす神社の総本社です!
昔の宇部は廻船業で栄えており、商売繁盛のえびす様のご利益をいただこうと、西宮神社の御分霊をお祀りして西宮恵比寿神社を建立したのが始まりといわれています。
さらに、航海安全も願うために広島の厳島神社の御分霊もお祀りし、厳島神社を建立。
のちに八幡様の総本宮である、大分県にある宇佐神宮の御分霊も合わせてお祀りすることで「西宮八幡宮」となりました。
西宮八幡宮・参拝しました!
話題の花手水
石段をのぼると、左手にあるのがお手水です。
花だけじゃない? 何やらモリモリと飾られています…。
いや、びっくり!!
なんと、宝船に乗った七福神がお出迎えしてくれました!
西宮八幡宮には、七福神のうち西宮えびす大神、大黒神、弁財天の3神の御分霊をお祀りしているそうですよ。なるほどですね。
宝船が引く白い網には、彩り鮮やかな花がたくさん。
そして花の中には、宝物のようなキャンドルの灯りが。
神社にまつわる物語を感じさせてくれる花手水。
とてもきれいで癒されます^^
お手水の天井には曼荼羅アートが。
ガラスの風鈴も飾られ、清らかな音色を奏でていました。
お手水のそばにはベンチも備えてあります。座ってゆっくりと、心ゆくまで花手水を眺めることができますよ。
本殿
手口を清めたあとは、本殿に参拝します。
本殿のご利益は家内安全、商売繁盛、事業繁栄、開運厄除、心願成就とのこと。たくさんのご利益をいただきました^^
境内にはあと3か所、参拝する神社があるようです。
成就稲荷神社
本殿の左手脇にある「順路」の矢印通りに進むと、お稲荷さまが鎮座しています。
小さなお稲荷さまと侮るなかれ。こちらの成就稲荷神社はなんと!
京都の伏見稲成大社の御分霊、津和野の太皷谷稲成神社の御分霊をダブルでお祀りしているお稲荷さまなのです!
面白いのは「お揚げ」の奉納です!
本殿前に奉納用のお揚げ(100円)が備えてあります。箱にお金を入れてお揚げをいただき、お稲荷さまに参拝する際、奉納するんですね。
合格神社
次の参拝先はその名もズバリ、合格神社です!
こちらは学問の神様である天神さま(菅原道真公)をお祀りしている神社。
合格成就、資格取得、学業向上、就職成就、心願成就のご利益があるとのことですよ。
本殿裏参拝
最後は本堂の裏手へ回って、本殿裏参拝です。
本殿の裏は、西宮大神にいちばん近い場所。そのため、神様により近いところからお願いを届けることができるのですね。
西宮八幡宮・まだまだ見どころいっぱい!
順路通りに4ヶ所参拝しましたが、ご利益をいただけるのは神社参拝だけではありません。
参拝して回る間、アトラクション的な見どころがたくさん用意されていました!
投げて割って厄払い・厄割石
お稲荷さまのそばには、厄割石が。
厄割石は、素焼きの石を割って災厄を退散させるもの。厄払いです。
面白いのは、確実に割りたい人用の立ち位置、標準的な立ち位置、自信のある人用の立ち位置が用意されていること。遠くから投げて外れたら近づいてもう一回割ってね、だそうですよ。
3回たたいて幸来る・たたき板
合格神社のそば、本殿横にあるのがこちら、たたき板。
木の板を小槌で叩いて、お祀りされているえびす様に商売繁盛の願掛けができます。
水みくじ
お手水裏手に、水に浸すまで結果がわからない「水みくじ」も頒布されていました。夏ならではですね。
ししおどしが備え付けられ、きれいな玉砂利が敷かれた水の中へおみくじを浸す…。なんて風流なのでしょう^^
おみくじの内容をじっくり読めるように、そばにはベンチと日陰も用意されていました。
西宮八幡宮・御神木は「トトロの木」?
西宮八幡宮の御神木は、たぶの木(楠科)。
西宮えびす神をこの地に祀った先人は、さらにここに楠の木を植樹し、渡航神、鉱山の守護神として信仰されていた「大山衹(おおやまつみ)の神」の御分霊をこの木に祀りました。
宇部の地は水産業から石炭業へと発展した地。大山衹の神の御分霊が宿るこの木が宇部の発展の歴史を見守ってきたのでは、と想像を膨らませたくなりますね。
たぶの木の根元には、トトロが。小さくネコバスもいます^^
トトロが住んでいる木は巨大な楠の木。
西宮八幡宮の御神木も、楠の木。
トトロは鎮守の杜の象徴である楠の木から、こっそり見守ってくれています。
西宮八幡宮・御朱印や御守は
御祈祷の申込や御朱印受付は、石段登ってすぐの右手です。
御朱印はとても種類豊富!
月ごとに変わる御朱印、切り絵の御朱印、期間限定御朱印や関連社である三嶋神社の御朱印などなど、たくさんの色鮮やかな御朱印が頒布されていました。
西宮八幡宮オリジナルの御朱印帳もありましたよ。
最新の御朱印や御守の情報は、西宮八幡宮の公式インスタグラムをご覧ください^^
本殿向かって左手に御守授与所が、右手奥におみくじコーナーがあります。
御守を少し見させていただきましたが、とてもたくさんの種類が頒布されていました。おみくじも多かったですよ。
まとめ
宇部の西宮八幡宮をご紹介しました。
ちょっと参拝がてら花手水を見て行こうと思って立ち寄ったはずが、あまりの充実ぶりに、一時間ぐらい(もっとかも?)境内で時間を過ごさせていただきました!
これは何度も参拝したくなる神社です。
次の花手水はどんなかな、御朱印はどんなかな、トトロにまた会えるかなと、楽しみがモリモリ膨らんできます。
ぜひ宇部に来られたら、ご利益も見どころも盛りだくさんの西宮八幡宮にご参拝くださいね。