防府市を流れる一級河川、佐波川。
ゴールデンウィーク中、その川の中を優雅に泳ぐたくさんのこいのぼりが出現し、多くの人の注目を集めていることをご存知でしょうか?なんとも珍しい光景です。

しかも水の中をゆらゆらするこいのぼりは美しく、涼しげでとても風情があって・・・。ぜひ一度は見てほしい光景なんですよ^^

なんたん
なんたん
2023年は5月3日(水)~5日(金)開催予定です

この記事では、防府市小野地区で毎年行われる「水中鯉のぼり」の様子、場所やアクセスをご紹介しますね。

水中鯉のぼりとは?

防府市街から佐波川沿いに山口市徳地方面に向かう途中にある、小野地区。

蛍も現れるきれいな佐波川に、赤い中央橋がかかっています。そのたもとではとっても珍しくて美しい光景を、ゴールデンウィークの期間限定でみることができます。

山々に囲まれた美しい自然の中、水の中を悠然と泳ぐこいのぼり
100匹は泳いでいるでしょうか・・・。
この様子をカメラに収めようと、大勢のカメラマンが橋の上に集まります。

初日に見に行ったのですが、えええーっていうほど、橋の上は人でいっぱい!ベストポイントの橋の真ん中あたりはカメラを構えた人で埋め尽くされてました。

遅れていった私たち家族は、橋の隅っこから水の中を泳ぐこいのぼりを鑑賞。
それでも大きな川のなかを泳ぐ姿はほんとにきれいで涼やかな気持ちになりましたよ^^

この水の中のこいのぼりの川流し。地元の方々が地域を盛り上げようとおよそ10年前から始めた取り組みです。
数年前にその様子が全国放送のテレビ番組で紹介され、話題になりました。

日本全国でも水中こいのぼりは、高知県と石川県でも行われているようです。
高知県は紙のこいのぼりだそうですが、石川県は小野地区と同じ本物のこいのぼり。水の中を泳がせると、こいのぼりが3年くらいで傷んでしまうそうです。

設置する様子をみていましたが、こいのぼりの様子を船に乗ってチェックしたり、あるいはロープが外れてこいのぼりが下流に流されていったり・・・。
ロープにひとつひとつこいのぼりを取り付ける様子は、見ていてとても手間のかかる作業。
根気強く丁寧に作業される様子に、地元の方の思い入れを感じました。

河川敷ではこいのぼりの準備を地元の人と子どもたちが楽しみながら行っている様子が見られ、空には高く凧も上がっていました。小野地区のおまつりみたいな感じですね。

涼やかなこいのぼりを楽しめるのも、地元のみなさんのご尽力のおかげですね。こうやって素晴らしい光景づくりを受け継いでくださり、ありがたいなあ、と感じます。

何か食べるものはあるかな…?と思っていたら、河川敷には地元のお母さん方によるバザーもあり、うどんや炊き込みご飯、アユ飯を頂けました(2019年時点です)。

お母さん方、とっても気さくに話しかけてくれて(息子がこいのぼりよりもよそに遊びにいっちょるんよ、困るっちゃね~、とか話してくれました())、より一層小野地区が好きになりました。

アクセスは

小野地区は公共交通機関の便があまりよくありません。
車でお越しください。
防府東ICから車でおよそ15分、防府駅から車でおよそ20分です。

県道24号線からは橋が見えづらく大きな看板もないので、はじめて来られる方にはわかりにくい場所になります。
佐波川水辺の楽校、小野小学校(〒747-0106 防府市奈美633-1)の看板を目指しておいでください

県道24号線、または佐波川対岸の県道184号線をお進みください。

184号線から来られた場合、車で橋を渡るようになります。
橋の上は見に来られた方がいらっしゃいますので、気をつけて運転されてくださいね。見学の方も気をつけて!

駐車場・トイレ

駐車場は、防府市内から徳地に向かう県道24号線側の河川敷になります。
とても広いので安心して駐車できますよ(地元の方の誘導あり)。

橋の上がベストビューポイントですので、駐車場に車を止められてから橋まで歩いてこられて鑑賞ください^^

河川敷上の道路沿いに、公衆トイレがあります。 きれいにお掃除されていますよ。

まとめ

佐波川の水中鯉のぼりをご紹介しました。
うわさを聞いて初めてこいのぼりの川流しを実際に見たときは、その圧巻の光景にほんとうに感動しました!

子どもたちと一緒に見に行きましたが、大人も子供も感動できる、そして楽しめるイベントです。
ゴールデンウィークに自然の中を泳ぐこいのぼりを見て、涼やかな気持ちになってみませんか?
ぜひ!おすすめですよ^^