「関の氏神様」として地元の人々から愛されている亀山八幡宮
世界一のふく(ふぐ)の像や日本一の鳥居など、話題がいっぱいの八幡様ですが、そのご利益はあまり知られていないかもしれません。
今回は亀山八幡宮のご利益、お守りの種類や初穂料などについて調べましたので、ご紹介します。

亀山八幡宮のご利益は

八幡様は武運の神様?

八幡宮は日本の至るところにありますが、これといったご利益があまり知られていないような気がします。
家内安全、商売繁盛、事業繁栄、航海安全、受験合格、身体健康、病気平癒、縁結び等、全般的にご利益があるようで、初詣に参拝した時にもご利益の書かれた旗がたくさんたなびいていました。

じつは戦前まで、武運の神として広く親しまれていた八幡様ですが、戦後、日常生活に根差した諸願成就の神として変化してきたのだそうです。

八幡神(御祭神・応神天皇)は武運の神として源氏が守護神としたことから、日本全国津々浦々に八幡宮が広まっていったのだとか。源氏だけでなく、平家からも崇敬を集めていました。
「武運長久(ぶうんちょうきゅう)の八幡様」と御守授与所にもあったのは、そういうことだったのですね。

亀山八幡宮は野球の神様?

亀山八幡宮には、ある珍スポットにまつわる逸話があります。
大鳥居の上にある亀山宮の額をよく見てみると、「山」の左下の部分に白いボールが埋まっています。
このボールは昭和33年(1958年)から挟まっているそう・・・ということはもうかれこれ60年以上も挟まったままなんですねえ。
亀山八幡宮近くのガソリンスタンドの方が野球をしていて、その時のボールが鳥居のこの部分にすっぽりとはまったんだとか。その後、そのままはまり続けているという・・・。
ボールを取ろうにも、高さ12.7mもある日本一の大鳥居(御影石製として)。取るに取れなくなったんだそう。

この出来事を験担ぎに、甲子園優勝を目指す高校球児たちがお参りするようになり、亀山八幡宮で必勝祈願をした市内の下関商業が1963年春の選抜高校野球で見事優勝、そして夏の甲子園で準優勝!次の年には初出場ながら早鞆高校が夏の甲子園で準優勝!!
このことから高校球児にとって必勝祈願の野球の神様としてあがめられているそうです。

お守りの種類は?

勝守

亀山八幡宮でいちばん多く頒布されているのが、勝守です。
八幡様のご利益である武運がこもった、スポーツの試合、入学や昇進など、人生のここぞという場面で困難に打ち勝つ御守として、県内外からたくさんの方がこの御守を求めてやってきます。
武運長久の八幡様のご利益が期待できますね。

白い御守に描かれている月桂樹は勝利や栄光を、一方の御守の黒色は武勇を意味しています。
白い御守の方がサイズが大きくなっています。(白御守 縦8㎝×横4.7㎝、黒御守 縦5.5㎝×横3㎝)

交通安全ステッカー守

江戸時代に埋め立てが行われるまで、亀山八幡宮があるこの場所は亀の形に似た島で亀山島と言っていたのだそう。
それにちなみ、亀の形のステッカーです。
初穂料は800円です。

福ふく守

黒・黄・青・桃色の4色、ちりめん生地のかわいいふぐがついた、ストラップ式の御守です。
初穂料はそれぞれ800円です。

下関では、「ふぐ」は「ふく」と呼ばれ、幸運を呼びこむと親しまれています。
明治時代、時の総理大臣・伊藤博文がふぐ食を解禁した地として知られている下関。
昭和に入り亀山八幡宮の参道に波のりふくの像が建立されましたが、戦争で台座のみに。その後平成元年に現在の世界一大きなふくの像が境内に再建されました。
9月29日(ふくの日)には亀山八幡宮のふくの像の前で、ふく祭りが執り行われています。

健康長寿守

ちりめん生地の亀がついた御守です。
長寿の象徴である亀と、亀山の亀をかけあわせた亀山八幡宮ならではの御守ですね。
初穂料800円です。

リラックマ守、絵馬、おみくじ

びっくりするのが、リラックマの御守。そして、絵馬まで!(絵馬は2種類あり)とってもかわいいと評判だそうです。

御守は錦守、交通安全守、開運守、幸せ守があります。
錦守(一般的な古くからある御守、幅広くご利益があるとされる)は桃色、水色、橙色の3色。
交通安全守は桃色の吸盤がついて、橙色。おみくじはオリジナルアクセサリー入り。
初穂料は、御守各800円・絵馬各700円・おみくじ300円です。

御守授与所、受付時間は?

御守授与所は、拝殿に向かう階段を上がって左側にあります。
八幡宮の開門時間が午前6時、閉門時間が午後7時なので、授与所の受付時間も同じかと思います。(毎月1日と15日は午前5時開門)

古札の受付は?

以前は古札奉納所が設置してあったのですが、古札以外のものを持ち込む方がいらっしゃるため現在は閉鎖しています。古札は社務所へお持ちください。

正月三が日は、古札や古い御守、縁起物を納める場所は設置するそうです。分別のため、焼納は行っていません。
ゴミの分別が厳しくなると、納める方のマナーも大事になってきますね・・・。

亀山八幡宮の施設情報

下関市中之町1-1
TEL 083-231-1323、FAX 083-232-5365
駐車場あり(15台程度)

交通アクセス
JR下関駅からサンデンバスで5分、唐戸バス停下車、徒歩3分

まとめ

今回は亀山八幡宮のご利益と御守についてご紹介しました。
今では広く様々な願い事を叶えてくださる神さまですが、源氏の守護神であったほどの武運の神様だったとは全く知りもぜず、びっくりでした。
前回は唐戸に行ったので何となく参拝してしまってました・・・(-_-;)、次回はご利益を知ったうえでしっかりと参拝した、御守もいただきたいと思います。

亀山八幡宮は、ふくの像と大鳥居のボールだけではなく、床屋発祥の地碑や金子みすゞ詩碑、お亀いちょうなど、ほかにもたくさんのモニュメントが境内の中に設置されています。ぜひ参拝される際には、境内の中もゆっくりと散策されていってくださいね。