800年以上の歴史を持つ下関の奥座敷・川棚温泉では、毎年5月に青龍伝説にちなんだおまつりを開催しています。
ホタルも舞う季節だし、きれいだろうなぁ
川棚温泉まつり2024・基本情報
開催日 | 2024年5月25日(土) |
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開催時間 | 15時~21時 |
会場 | 川棚温泉交流センター川棚の杜、妙青寺
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駐車場 | あり |
問合せ先 | 川棚温泉まつり実行委員会(川棚温泉観光協会内) TEL. 083-772-0296 |
公式サイト | 川棚温泉公式サイト |
川棚温泉まつり・おもなイベントは
せぎもち神事(15時~)
せぎもち神事は、江戸時代(1660年)から現在まで続く伝統的な神事です。
かつて川棚一帯に疫病が流行った際、温泉の守護神・青龍権現にお餅を供えたところ、疫病が治まったという伝説に基づいているそうですよ。
神事では、青龍権現の祠の前で餅をつこうとする村人(善玉)と、それを阻止しようとする災厄(悪玉)による、手に汗握るせぎ合いが繰り広げられます!
毎年せぎ餅参加者は募集されるそう。
せぎ合いの末に悪玉の厄も落とされるので、厄落とし、無病息災祈願におすすめとのことですよ。
青龍御幸(16時30分~、18時30分~)
(川棚温泉観光協会投稿より、青龍の展示)
せぎ餅神事で降臨した全長7メートルの青龍は、男衆に担がれ、太鼓の音とともに川棚温泉街一帯をにぎやかに練り歩きます。
青龍が練り歩く様子は、迫力いっぱいでしょうね!
妙青寺灯明アート&ライトアップ
(「川棚温泉 きもの伸裳」のinstagram過去投稿より)
雪舟が造営したとされる回遊式の庭が残されている妙青寺。
その境内では、青龍の跡(あしあと)をテーマにした境内のライトアップが行われ、優しくて幻想的な雰囲気を楽しむことができますよ。
また妙青寺本堂では、青龍大墨絵の展示が行われます。
年に一度、温泉まつりの時だけの公開です! ぜひご覧ください。
ほしぞら縁日ライブバー&キッチン
川棚の杜周辺(駐車場、杜の広場)に、キッチンカーや屋台が大集合します!
今年もDJブースが設置されるそうです!
心地よい音楽を聴きながら楽しむおまつり。ワクワクしますね^^
岡村トモ子band set LIVE(17時~、19時~)
下関出身のサックス奏者・岡本トモ子さんによるバンドのLIVEも行われます。
川棚温泉に伝わる青龍伝説とは?
大昔、川棚は沼地で、そこには青龍が住んでいました。
しかし大地震が起き、青龍は死んでしまいます。
青龍を哀れんだ地元の人々は、青龍権現として祀り、神前で太鼓を打ち鳴らしました。
すると、沼地から温泉が噴き出したではありませんか!
これが川棚温泉の始まりで、多くの人々が温泉の恩恵にあずかったといわれています。
しかしその後温泉が枯れてしまい、温泉も青龍も忘れられてしまいました。
室町時代の初め、この一帯を疫病と日照りが襲い、三恵寺の住職であった「怡雲(いうん)和尚」は、仏に祈り続けました。
するとある晩、薬師如来のお告げを受け、温泉を掘り返すと湯が湧き出してきたのです。
その湯のおかげで、人々の病が回復していったといわれています。
それからは二度と源泉を枯らさないように、青龍を守護神として祀り、祈りを欠かさないようにしたのだそうです。
この青龍権現への祈りが、今の川棚温泉まつりにつながっています。
まとめ
今回は「川棚温泉まつり」をご紹介しました。
川棚温泉の守護神・青龍権現への感謝の思いから始まった「川棚温泉まつり」。
ぜひ、川棚温泉街の温かいお祭りの夜を楽しんでみませんか^^