誰もが耳にしたことがある民話「三年寝太郎」
三年間寝てばかりの寝太郎が、ある日起きだして偉業を成し遂げるというお話で、日本全国にさまざまな形で伝わっています。
山陽小野田市に伝わる寝太郎の話は実際にその人物が実在したかのように語り継がれ、毎年4月には、その寝太郎を称えるおまつりが行われています。今回は昭和33年から行われている寝太郎まつりの日程、スケジュールや寝太郎のお話、見どころについてご紹介します。(2020年は中止になりました)

寝太郎まつりの日程

開催日程  2020年4月29日(水・祝) 11:00~15:30 ※中止になりました。
開催場所  厚狭駅前商店街一帯
スケジュール
11:30~ 山車パレード、寝太郎踊り(厚狭川鴨橋→商店街→厚狭駅)
11:50~ 寝太郎総踊り、寝太郎太鼓
12:15~ オープニングセレモニー
12:30~ 各団体によるステージイベント
15:30~ もちまき大会

交通規制、駐車場

交通規制

車両通行止め 9:00~16:30 厚狭商店街千町1区西~千町4区

駐車場

厚狭税務署横の空き地

厚狭地区山陽総合事務所

JA山口宇部厚狭支所横駐車場

厚狭の寝太郎のお話とは?

厚狭の庄屋の息子・太郎はずーっと寝てばかり。三年三か月も寝てばかりだったので、村人から寝太郎と呼ばれ馬鹿にされていました。
それがある日突然起きだし、庄屋さんに千石船を造ってほしいと頼みます。庄屋さんは船を造りました。
すると今度は船いっぱいの草履を買ってほしい、水夫を7~8人雇ってほしいと言い出します。訳が分からないまま草履と水夫を揃えてやると、喜んだ寝太郎は水夫たちを連れて船で出発します。

ちっとも帰ってこない寝太郎。40日目の朝、ひょっこり千石船が帰ってきます。
帰ってくるなり寝太郎は「大きな桶をたくさん作ってくれ」と言います。庄屋さんは村人にも頼んで大きな桶をいくつも作りました。
桶に水を入れ、船いっぱいの草鞋を水の中に放り込んで洗わせると、泥の中からたくさんの金が出てきました

寝太郎はなんと、金が出るという佐渡島に行っていたのでした。
金は持ち出し禁止だったので、どうしたら金が手に入るかを三年間寝ながら考え、ついに島民の古い草鞋を新しい草鞋と取り換え、古い草鞋についた金を持ち帰ることを思いついたのでした。

(寝太郎堰と呼ばれる大井手)

寝太郎はもうけた金で湿地帯だった千町ヶ原(せんちょうがはま)に大きな堰を作り、立派な水田に生まれ変わらせ、村の百姓に分け与えました。

寝太郎まつりの見どころ

寝太郎権現の御開帳と山車パレード

寝太郎によって拓かれたとされる千町ヶ原に円応寺があります。円応寺には天保末期に荒神堂があり、寝太郎を祀ったとされる権現が安置されていました。
現在は荒神堂はありませんが、昭和3年に発見された「稲荷木像」が寝太郎のご神体ではないかとみられています。

寝太郎まつりでは稲荷木像(寝太郎権現)が御開帳され、千石船を模した山車とともにパレードします。寝太郎権現、ぜひ拝みたいですね。

(厚狭駅前・三年寝太郎像)

パレードの先頭を行くのは寝太郎踊り。千石船とあわせて約200名が商店街を練り歩きます。市のマスコットキャラクター・ねたろう君も一緒に繰り出しますよ。
厚狭駅前にある寝太郎像に到着すると、全団体で賑やかに寝太郎総踊りを披露し、そのあと寝太郎太鼓の演奏が行われます。

ステージイベント

太鼓のあとにはオープニングセレモニーが行われ、各団体によるステージイベントが始まります(厚狭駅前商店街通り、特設会場にて)。
地元保育園や幼稚園児によるよさこいやアイドルショーなど多彩なステージが繰り広げられます。

たくさんの出店、フリーマーケット

厚狭駅前商店街通りでは、子ども会や商工会議所などによる出店がたくさん。
地元の永山酒造による寝太郎シリーズのお酒や、平成23年から栽培を開始した寝太郎かぼちゃを使ったお菓子などがお目見えします。

また山銀駐車場にて、フリーマーケットも開催されますよ。
商店街通りの出店とフリー―マーケットが11時からのスタートです。

そしておまつりの最後は、山口県民大好き・餅まきで締めくくられます。
やっぱりおまつりには餅まきがないと!ですね^^

まとめ

山陽小野田市で4月に行われる寝太郎まつりについてご紹介しました。
寝太郎の里として知られる厚狭。地元の人たちに寝太郎さんが愛され、また感謝されていることがよく伝わってくるおまつりですね。
ゴールデンウィーク前半、寝太郎さんに会いに厚狭の寝太郎まつりに行ってみてはいかがでしょうか。