
800年以上の歴史を持つ下関の奥座敷・川棚温泉では、毎年5月に青龍伝説にちなんだおまつりを開催しています。

ホタルも舞う季節だし、きれいだろうなぁ

川棚温泉まつり2023特別企画・基本情報
(引用元:豊浦町観光協会公式サイト)
【開催日時】2023年5月27日(土)
【点灯時間】15時~21時
【開催場所】川棚温泉交流センター川棚の杜、妙青寺
【アクセス】JR川棚温泉駅から車で約3分
【駐車場】川棚温泉交流センター
※とんがりぼうし豊浦、たかせ本館前の駐車場も利用できます。
【問い合わせ先】川棚温泉まつり実行委員会(083-772-0296)
【その他】川棚温泉観光ボランティアガイドによる無料ガイドも実施します(15時~18時、受付は実行委員会本部)

川棚温泉まつりのイベントは
川棚温泉まつりのイベント内容、見どころをまとめました。
※今年も特別企画バージョンのため「せぎもち神事」は行われません。
15時~ | ほしぞら縁日 ライブバー&キッチンスタート |
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17時~ | 青龍御幸 |
18時~ | 青龍太鼓奉納・披露(杜の広場) 妙青寺灯明アート&ライトアップ |
19時~ | 青龍御幸 |
21時 | 終了 |
せぎもち神事(2023年なし)
(豊浦町観光協会ホームページよりお借りしました)
せぎもち神事は、かつて川棚一帯に疫病が流行った際、温泉の守護神・青龍権現にお餅を供えたところ、疫病が治まったという伝説に基づき、江戸時代(1660年)から現在まで続く伝統的な神事です。
青龍権現の祠の前で、餅をつこうとする村人(善玉)と、それを阻止しようとする災厄(悪玉)の手に汗握るせぎ合いが繰り広げられます!
毎年せぎ餅参加者は募集されるようです。
せぎ合いの末に悪玉の厄も落とされるので、厄落とし、無病息災祈願におすすめだそうですよ。

青龍御幸(せいりゅうごこう)
(川棚温泉観光協会投稿より、青龍の展示)
せぎ餅神事で降臨した全長7メートルの青龍は、男衆に担がれ、太鼓の音とともに川棚温泉街一帯をにぎやかに練り歩きます。
青龍が温泉街を練り歩くのは、なんと4年ぶり! ぜひ一緒に練り歩きませんか^^
妙青寺灯明アート&ライトアップ
(「川棚温泉 きもの伸裳」のinstagram過去投稿より)
雪舟が造営したとされる回遊式の庭が残されている妙青寺。
その境内では、青龍の跡(あしあと)をテーマにした境内のライトアップが行われます。優しい、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
当日は川棚温泉街の名物・川棚饅頭のおふるまいもあるそうですよ^^

年に一度、温泉まつりの時だけの公開です! ぜひご覧ください。
ほしぞら縁日ライブバー&キッチン
川棚の杜周辺(駐車場、杜の広場)に、キッチンカーや屋台が大集合します!
今年はあらたにDJブースも設置されるそうです!
心地よい音楽を聴きながら楽しむおまつり。ワクワクしますね^^

川棚温泉に伝わる青龍伝説とは?
大昔、川棚は沼地で、そこには青龍が住んでいました。
しかし大地震が起き、青龍は死んでしまいます。
青龍を哀れんだ地元の人々は、青龍権現として祀り、神前で太鼓を打ち鳴らしました。
すると、沼地から温泉が噴き出したではありませんか!
これが川棚温泉の始まりで、多くの人々が温泉の恩恵にあずかったといわれています。
しかしその後温泉が枯れてしまい、温泉も青龍も忘れられてしまいました。

室町時代の初め、この一帯を疫病と日照りが襲い、三恵寺の住職であった「怡雲(いうん)和尚」は、仏に祈り続けました。
するとある晩、薬師如来のお告げを受け、温泉を掘り返すと湯が湧き出してきたのです。
その湯のおかげで、人々の病が回復していったといわれています。
それからは二度と源泉を枯らさないように、青龍を守護神として祀り、祈りを欠かさないようにしたのだそうです。
この青龍権現への祈りが、今の川棚温泉まつりにつながっています。
まとめ
今回は「川棚温泉まつり」をご紹介しました。
川棚温泉の守護神・青龍権現への感謝の思いから始まった「川棚温泉まつり」。
今年は4年ぶりの青龍御幸の開催もあり、とても楽しみですね!
ぜひ、川棚温泉街の温かいお祭りの夜を楽しんでみませんか^^