関門橋と両岸に挟まれた関門海峡全体を見渡せる絶景スポット・火の山公園

夜には1000万ドルの価値がある夜景スポットとして、日本夜景遺産にも登録されています!

今回はお天気の良い早春の日に、火の山公園に行ってきました^^

関門海峡の景色を楽しむのに外せない、火の山公園の見どころや駐車場、アクセスなどをご紹介しますね。

火の山公園は

火の山公園は海峡を見渡せる268mの小高い山で、瀬戸内海国立公園に含まれています。山頂からは関門海峡全体を見渡すことができます。

山頂へはロープウェイか火の山パークウェイを車で、または徒歩で登る方法があります。

今回はまだロープウェイが運行していなかったので(期間が決まっているため)、初めて車で山頂まで登ってみました。

見どころは火の山公園展望台からの絶景!

駐車場から坂道を登っていくこと1~2分。山頂公園に到着すると目の前が開け、関門海峡を見渡せます。

海の青と行き交う船、光にきらきらする海面、その上を行き交う船、緑色の山々、青空に白い雲・・・気分爽快とはこのことか!という気分になれます。

駐車場の屋上からも下関の西側(響灘側)が見渡せて「おお~っ」と感動したけれども、やっぱり関門海峡全体を見渡せる感動は大きいですね!

関門橋の右側には北九州の街並みが・・・丸く光るドームを見て息子「あれ、ヤフオクドームだよね!」。いやいや、さすがにそれは違うでしょう~。調べてみると、どうやら北九州メディアドームでした(笑)

武蔵と小次郎の戦いの舞台・巌流島や彦島も見えますよ。

関門橋の左側には原生林が国の天然記念物になっている無人島・満珠と干珠、宇部方面の瀬戸内海側がうっすらと。

海峡を挟んで海が瀬戸内海と日本海とに分かれていくんですね。

火の山は初日の出スポットでもあり、元旦の朝にはたくさんの方がご来光を拝みに来られるそうですよ。確かにこの眺めなら、素晴らしい初日の出を拝んで気持ちよくお正月をスタートできそうですね!

海峡の歴史を感じる・火の山砲台跡

見晴らしの良い火の山は、平安時代から狼煙場(のろしば)が築かれていました。室町、江戸時代にも城が築かれたり狼煙場となっています。

現在の公園では、明治時代に造られた「下関要塞 火の山砲台跡」を見ることができます。

関門海峡は軍事上の重要な地区であったため、海峡を挟んだ至るところに砲台が造られていました。

中でも火の山には第1から第4砲台までが造られており、今もその面影を見ることができます。子どもたち、迷路みたいに楽しんでましたが・・・。

「これ大和の弾丸だって!」
息子がじっと見つめるのは戦艦大和の弾丸

この弾丸は海から発見されたものが火の山公園に贈られたものだそうです。

大きな弾丸を目の前にすると、わたしたちにとっては眺めの良い関門海峡が、以前はまた別の意味を持っていたんだなぁと、複雑な気持ちになります・・・。

子どもたちが遊べる公園も

砲台跡の脇には、遊具を供えた公園があります。

複合遊具があり、しっかり遊べそうです。眺めを満喫して遊具で遊んで。子どもさんと遊ぶにはとってもいいスポットですね。

春には桜とトルコチューリップ、ネモフィラが共演

わたしが行ってみたのは3月半ば。
火の山は春は花がきれいなんだって、と聞いてたので、どこ?花はどこ?と探し回りましたが・・・まだでした(笑)というか、場所を間違ってました。

本当はこういう美しい光景を見たかったんです!

(おいでませ山口写真館より)

火の山のロープウェイ下駅の近くには、トルコチューリップ園があります(上駅付近と勘違いしてた・・・)。

下関市とトルコのイスタンブールは姉妹都市で、その縁からトルコチューリップの球根5万球が下関に寄贈されたのが始まりなのだそうですよ^^

チューリップ園には、数種類のトルコチューリップにネモフィラ、パンジーなどが植えられ、関門海峡と鮮やかな色彩の花々のコラボレーションが毎年大人気です。

また公園周辺には桜の木がたくさん植えられています。お花見にうってつけの火の山公園は、桜とチューリップが見ごろの時期には大混雑です。

トルコチューリップ園、見頃の頃にまた見に行きたいです!

山頂に食事スポットや売店は?

数年前、まだ子供たちが小さい頃に来た時には、山頂に展望回転レストランがありました。が、現在はなくなっています(建物が回転してすっごく楽しかったのに、残念)。お土産が購入できる売店もあったのですが、今はないです。

山頂は広くて景色の良い公園という感じです。公園でお昼を過ごすときは、お弁当を用意して来られてくださいね。自動販売機はあります。

ロープウェイの運行期間は?

(ロープウェイ上駅)

毎年3月半ばから11月の間、冬季を除いて運行しています。
運行時間 10時~17時(00分、20分、40分の1時間3便)

料金や運行期間、定休日はこちらの下関市公式観光サイトでご確認ください。
夏には夜間運行の日もあります。

ロープウェイのゴンドラからの見晴らし、ものすごく気持ちいいですよ^^

駐車場は

山頂立体駐車場(無料)
立体駐車場(276台)内は一方通行です。

駐車場には「屋上まで行くと山頂公園に近いところに出て、木の階段を登って山頂公園に出るようになっています」というような張り紙があります。

公園へは立体駐車場の屋上まであがってくださいね。
屋上にはきれいなトイレが設置されています。

駐車場から出て山を下るには、一方通行表示を出口方面に向かいます(屋上が出口になります)。

びっくりしたのは、駐車場出口にある信号
出口前には山頂へ向かう道路があるので、軽トラックが走ったりします。信号を待って下山なんて、面白いですよ。

パークウェイ同様、駐車場は閉鎖時間が決まっていて、11月~2月は22:00、3月~10月は23:00です。
山頂公園のすぐ近くに、身障者用駐車場もあります。10台ぐらいスペースがあります。身障者用駐車場のすぐとなりにトイレあり。

・ロープウェイ下駅駐車場(無料)
普通車36台、身障者用駐車場1台、トイレあり。
火の山ロープウェイへの看板が出ていますので、表示に従ってください。

交通アクセスは

車の場合は、火の山パークウェイ(無料)入口から入って、道なりに山頂付近まで進みます。

パークウェイは営業時間が決まっており、11月~2月は8:00~22:30、3月~10月は8:00~23:30です。

ロープウェイの場合は、みもすそ川交差点入って間もなくのあたりに、ロープウェイの看板が出ているので看板に従って曲がってください。ロープウェイ下駅駐車場があります。

気をつけることは?

駐車場から木の階段を登って公園まで行きます。注意書きにも書かれていますが、ところどころ木が傷んでいてちょっと危ないです。

けっこうな上り階段なので、小さなお子さんは大変かも。ベビーカーは車道を行くようになります。

また公園はとっても広いです。ロープウェイ上駅から展望台までけっこう距離がありますし、展望台からお子さんが遊べる公園までも距離があります。歩きやすい靴がおすすめです。

階段もありますが、スロープも用意されていますので、ベビーカーでも公園を散策できます。

まとめ

今回は下関市の火の山公園をご紹介しました。

小さい頃に連れて行ってもらった覚えがある火の山。
親になり、ここは絶対子どもたちを連れて行っておきたい!と思い、数年前にロープウェイに乗って山頂へ行きました。

そして今、山頂のレストランなどはなくなりましたが、山頂から見る気持ちが清々しくなる関門海峡の景色は変わりません。心に、記憶に残る景色です。

下関においでの際は、ぜひ火の山山頂からの景色を眺めてみてくださいね。気持ちがすっきりしますよ^^