山口の夏を彩る風物詩、「山口七夕ちょうちんまつり」が今年も8月6日、7日に開催されます。

パークロードや商店街アーケードに数万個の紅いちょうちんが飾られ、幻想的な祭りの雰囲気を盛り上げる、山口の夏になくてはならないお祭りです。

山口七夕ちょうちんまつりは、青森のねぶた、秋田の竿灯と並ぶ、日本三大火祭りのひとつ。
日本夜景遺産にも認定されているんですよ。

この記事では、伝統ある山口七夕ちょうちんまつりの歴史や見どころ、2025年の日程やイベント内容、交通規制について解説します。

山口七夕ちょうちんまつり2025・基本情報

【日程】2025年8月6日(水)7日(木)
【開催時間】 18時~22時
【会場】 山口市中心商店街、大殿エリア、湯田温泉エリア
※雨天の場合はちょうちん飾りやステージイベントが中止、変更になる場合あり。
【問い合わせ先】山口市ふるさとまつり実行委員会(☎083-932-3456)
【公式サイト】山口七夕ちょうちんまつり

山口七夕ちょうちんまつり・イベント

まつり期間中は、たくさんのちょうちんにまつわるイベントが開催されます。
ここでは、おもなイベントをまとめました。

8月6日(水)

つながる大殿七夕ちょうちん(18時15分~21時30分) 大殿地区(竪小路周辺)
七夕ちょうちんin湯田温泉 (18時~21時30分) 湯田温泉(錦川通り)
DANCE WAVE やまぐち MINAKOI のんた(19時~21時30分) 亀山公園ふれあい広場、一の坂川交通交流広場付近

8月6日(水)7日(木)両日

ちょうちん笹飾り(18時30分~21時30分) 中心商店街、県道204号線、一の坂川交通交流広場付近、山口県立美術館他
ちょうちんツリー(18時30分~21時30分) 一の坂川交通交流広場
ミニちょうちんツリー(18時30分~21時30分) ほたる広場、山口商工会議所前、一の坂川交通交流広場など
ミニすだれちょうちん(18時~21時30分) 亀山公園ふれあい広場
ちょうちんワークショップ(19時~21時) 亀山公園ふれあい広場
飾り山笠  (17時30分~21時30分) 亀山公園ふれあい広場
真夏の夜の美術館(17時~20時) 山口県立美術館

飲食、キッチンカー

両日ともに、亀山公園ふれあい広場、一の坂川交通交流広場にレストコーナーを解説。
キッチンカーなどの出店があります。

時間はどちらも18時~21時30分です。

山口七夕ちょうちんまつり・交通規制、駐車場は?

交通規制はある?

6日7日の両日とも、18時から22時の間、交通規制が実施されます。

JR山口駅前からパークロードまでと、県道204号線、中心商店街が車通行止め、歩行者天国になります。

また6日の18時~22時の間、湯田温泉の「錦川通り」に交通規制が行われますので、来場の際はお気をつけください。

駐車場はある?公共交通の利用がおすすめ

駐車場は市内の有料駐車場に加え、いくつか臨時駐車場が開放されます(山口県埋蔵文化財センター、県教育会館、山口県立図書館)。

周辺道路も渋滞するので、山口中心市街地にある有料駐車場を利用するのがスムーズです。
山口中心市街地の詳しい駐車場情報は、街づくり山口内の駐車場情報からご覧いただけます。

ただし、祭り開始の夕方前には満車になることが多いため注意が必要です。
当日はできるだけ、公共交通機関をご利用ください。

山口駅が中心商店街に近いので、JRでの来場も便利ですよ。

山口市中心商店街の駐車場情報はこちら⇒駐車場情報街づくり山口)

山口七夕ちょうちんまつりの歴史

ちょうちんまつりの起源は室町時代、山口が西の京として栄えた大内氏の時代にさかのぼります。

およそ600年前、第26代大内盛見は先祖の冥福を祈るため、お盆の夜に笹竹の高灯篭に灯りをともしました。
それがいつしか町民にも広がっていき、様々な変遷を経て今の「山口七夕ちょうちんまつり」になったといわれています。

旧暦の七夕は8月のお盆前後。
そのため、明治時代に8月7日に七夕祭りを開催するようになったのだそうです。

長く受け継がれてきたちょうちんまつりですが、戦時中は自粛のため開催は中止。
しかし昭和25年に復活、時代に合うように形を変え、昭和54年、「山口七夕ちょうちんまつり」に改称、開催日も固定されて今のちょうちんまつりに至ります。

つぶた
つぶた
大内氏の灯篭から始まったおまつりが、今では街中がちょうちんで紅く染まるにぎやかなおまつりになったんだね
形は変わっても、ご先祖様を敬う気持ちは変わらないままよ
なんたん
なんたん

山口七夕ちょうちんまつりの見どころは?

ちょうちんの灯りは本物のろうそくの灯!

山口市街が紅い灯りで幻想的な雰囲気に包まれるちょうちんまつり。
驚くことにこのちょうちんの灯りは、本物のろうそくの火です!

ろうそくが燃え尽きるまでのおよそ2時間、山口の街は、優しくて柔らかい灯りに包まれます。

おまつりは2日間行われるので、前日の燃え残りろうそくを外して、新しいろうそくを設置。
倒れないように、ちょうちんのなかにろうそくをまっすぐしっかりと立てるのが大変なのだそうです。

ちょうちんは紙なので、時には燃え移って焼けてしまうこともあるのだとか。

今の時代に火を間近に感じられるお祭りはそんなにありません。
このちょうちんまつりは貴重なお祭りですね。

目にも鮮やか、多様なちょうちん飾り

お祭りの間、市の中心部は様々な種類のちょうちん飾りで彩られます。

市の商店街や県道204号線沿い(湯田温泉通り)には、ちょうちん笹飾りがお目見え。
長い竿に40個近くのちょうちんをつけ、ろうそくの火が灯されたちょうちん笹飾りは、商店街のアーケード内に幻想的な赤い灯りのトンネルを作り出します。

また、背丈ほどのミニちょうちんツリーもお目見え。
ミニツリーには一般のお客さんたちもろうそくの火を灯すことができます。
火入れを体験できるなんて、ちょっと驚きですね^^

見逃せないのは、巨大なちょうちんツリー。
一の坂交通交流広場には、高さ8メートル、およそ200個のちょうちんで彩られたちょうちんツリーが登場します(LED電球使用)。

ちょうちんとツリーが合体したちょうちんツリーは、史実にちなんだものです。

第31代大内義隆はフランシスコ・ザビエルにキリスト教の布教を許可しました。
山口では2か月の布教で500人近くがキリスト教の信徒になったといわれ、山口では日本で初めてのクリスマスが祝われたとの史実が残っています。

日本のクリスマスが山口で始まったことと、ちょうちんまつり両方のPRになりますね。

さらにメインイベントで登場するのは、ちょうちん神輿とちょうちん山笠です!
150個の提灯で飾られた三基のちょうちん神輿と大きなちょうちん山笠が、県道204号線とパークロードを巡行します。

かつては、ねぶた並みに大きなちょうちん神輿もあったそうですが、老朽化のため廃止され、現在の大きさで復活したそうです。
ねぶた並みの巨大ちょうちん神輿、見てみたかったですね!

また山笠には、大内弘世の時代に明の使節趙秩が詠んだ「山口十境詩」が支柱に書かれています。
山口には大内氏の伝統と文化が色濃く残っているんですね。

まとめ

今回は山口七夕ちょうちんまつりをご紹介しました。

若い頃、夜の闇の中、紅く照らし出された商店街のアーケードを、不思議な気持ちになりながら歩いたのを思い出します。
次の世代へ受け継いでいきたいお祭りですね。

素敵な夏の思い出作りに、日本三大火祭りのひとつ「山口七夕ちょうちんまつり」へ、ぜひおいでくださいませ。