こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
先日行ってきた萩の夏みかんまつりで夏みかん菓子の販売があったので、これは買っておきたい!と夏みかんの丸漬けを買ってきました。
とっても上品でおいしかったわー
それにしてもこの夏みかんの丸漬け、誰がいつ思いついたのか、どこで売っているのか、いろいろ疑問が湧いてきまして。調べたくなってきました。
そこで今回は夏みかんの丸漬けの歴史や作り方、おいしい食べ方や販売店を調べてみましたのでご紹介しますね。
萩名菓・夏みかん丸漬けとは?
萩と夏みかん
萩の夏みかん栽培の始まりは明治初期。
江戸から明治に時代が変わり、失職した武士たちの生活のために栽培されるようになったと言われています。
夏みかん栽培は萩の町中に広がり、明治半ばには大阪や東京にも出荷されるほどに。
明治30年代終わりには萩の一大産業にまで成長しました。
夏みかん菓子の始まりは
萩の夏みかんを使ったお菓子が販売されたのは明治13年。
販売したのは、数年前にケンミンショーで紹介されていた「夏蜜柑丸漬」でおなじみの「元祖光圀本店」でした。
元祖光圀本店は幕末の安政5年(1858年)創業の老舗。
名前のとおり、夏みかん菓子の元祖なんですね。
丸漬けは大正5年に、3代目光國義太郎により考案された品。
光圀本店から始まり、その後は萩のお菓子屋さんで夏みかんの皮を使ったお菓子や丸漬けが作られるようになりました。
夏みかんは樹の上で冬を越して初夏に収穫するため、当時の生産者は、雪が降ったりすると寒さにやられて中がスカスカになって生産量が安定しないことに頭を悩ませていたそうです。
夏みかん丸漬け、どうやって作っているの?
作り方は?
夏みかんの丸漬けは、夏みかんを丸ごと使っています。
見たままですね(;^_^A
中身をくり抜いた夏みかんを砂糖漬けにし、熱い羊羹を流し込んで作っています。
中の羊羹だけでなく、皮もおいしく食べられるんですよ。
重さを量ってみたら、およそ400gもありました!
元祖光圀本店のホームページによると、丸漬けを作るのには5日間を費やすのだそう。
一つひとつ形が違う夏みかん。
固い皮を薄く剥がし、中をくり抜くのには熟練の職人の腕による手作業を必要とします。
中をくり抜いた夏みかんの皮をつける蜜は、丸漬けが生まれた大正5年から継ぎ足して使ってきたもの。
長い歴史と夏みかんのうまみが、蜜をさらにおいしくしているんですね。
(店舗によって製造販売方法は異なるとのことです)
夏みかんの収穫時期は初夏ですが、夏みかんの丸漬けは一年中取り扱いがあります。
ですが、時期によっては入手が難しい時期もあるそうです。
食べ方は?
夏みかん丸漬けは皮ごと四つ割、または八つ割に切って皮ごと頂きます。
お好みで、もっと薄く切ったほうが上品な味に感じると言う方も。
夏みかんの皮の砂糖漬けのしっかりとした食感と中身の羊羹が一緒に口の中で合わさった風味は、何とも不思議な味わい。
冷たく冷やして食べると、柑橘のスッキリとした甘さが病みつきになりそうです。
夏みかん丸漬け 食べた方の感想、口コミは?
お土産や頂いて丸漬けを食べた方たちも、とても喜んでくださっています^^
萩の夏みかん丸漬けはとても美味しいので食べてみると良いよ。山口にアウェー遠征した際には寄ると良いよ。 pic.twitter.com/vdsMxcyp0T
— MSF00-Kaeru-futsal (@MSF00_Kaeru) February 8, 2020
テレビで観てからどうしても食べたくてお取り寄せした、夏みかん丸漬け。
ほのかに酸っぱくて、中の羊羹がしつこすぎず、最高… pic.twitter.com/ljRL2ozAzm
— ゆーき (@Y_show) July 19, 2019
萩 光国の夏みかん丸漬け 美しい
砂糖がまぶって甘そうに見えるけど
皮のホロ苦さと羊羮の組み合わせがなかなかどうして上品な甘さ 美味しい pic.twitter.com/z2QlSMrZ3V— SH-1 (@KOTADAHIRO) January 12, 2019
夏みかん丸漬け 販売店は?どこで売ってる?
光圀本店から始まった夏みかんの丸漬け。
今ではいくつものメーカーさんがそれぞれ特徴ある丸漬けを製造されています。
道の駅や萩市内のお土産屋さんなどで取り扱いがある店舗もありますが、どのお店も公式ホームページから通販で購入できます。
元祖光圀本店
元祖光圀本店の丸漬けが販売されているのは、萩市内の本店と、道の駅萩往還 (土曜、日曜のみ限定販売) だけ。
あとはネットでの通販になります。
先日はこちらの商品を購入したかったのですが、道の駅萩往還では売り切れ・・・(涙)。
工程すべてが手作りのため、1日に作ることができる個数に限りがあるとのことです。
こちら公式ホームページからネット通販あり
長州屋光國製菓本舗
平成5年に天皇両陛下が萩に行幸されたとき、お茶菓子としてお召し上がりになったのが長州屋光國製菓本舗さんの夏みかん丸漬けです。
元祖光圀本店のホームページによると、長州屋光國製菓本舗は元祖光圀本店三代目光國義太郎の弟が分家したお店なんだそう。
こちらも一週間かけて製造するため、1日180個の限定販売とのことですよ。
たけなか
大正時代から夏みかん栽培を開始し、昭和45年に夏みかん青果を取り扱う問屋として開業した「たけなか」。
その後加工品も製造販売するようになりました。
道の駅やお土産屋さんでよく見かけるのは、こちら「たけなか」の夏みかん菓子。
夏みかん菓子を身近に感じられるのは「たけなか」さんのおかげです。
(有)中村製菓本舗
大正12年に創業したお店です。歴史がありますね。
小さい頃よく見かけたのは、こちらのお店の夏みかん菓子だったような記憶があります。
まとめ
今回は萩の名菓・夏みかん丸漬けをご紹介しました。
丸漬けは1個1000円前後する高級な和菓子。
萩のお土産や贈り物に最適ですよね。
これからの季節、冷やしていただく夏みかんの丸漬けは最高でしょうね。
ぜひ萩の味をお楽しみください。