松陰神社はその名のとおり、幕末の志士・吉田松陰先生をお祀りしている山口県萩市にある神社です。
松陰神社の中には世界遺産に登録された松下村塾があり、幕末の歴史が動く原点ともなった場所です。

今回は子どもたちと地元長州の歴史の勉強に(なったのか・・・?)、松陰神社に行ってきました。吉田松陰という人物について、そして松陰神社の由来や境内の様子、おみくじや見どころをご紹介します。

 

吉田松陰と松下村塾

松陰先生は幼いころから厳しい教育を受け、なんと9歳で藩校・明倫館の師範となります。
海外渡航に失敗して野山獄に入れられ、その後松下村塾を主宰して多くの志士を育てますが、安政の大獄で30歳という若さで刑死します。

松下村塾は天保13年に松陰の叔父が開いた私塾として始まりました。
それから松陰にも引き継がれ、松陰亡き後も弟子や兄が引き継ぎ明治25年まで存続します。

松陰が松下村塾を引き継いだのは28歳の時、わずか1年余りの間でしたが、その間に伊藤博文や山形有朋、高杉晋作らが教えを乞い、のちに明治維新に関わり明治政府で活躍した志ある逸材を輩出しました。

松陰は人生で大切なことは「志」をたてることであること、学問だけではなく行動することの大切さを説きました。その結果、日本の歴史を動かすほどの人材を育てることができたのです。

松陰神社の由来は

明治23年、松下村塾出身者により松下村塾の改修が行われ、この時吉田松陰の実家である杉家の人々によって松陰をまつる祠が建てられます。
明治40年、伊藤博文や松下村塾出身が祠を公の神社にしようと県に働きかけ、祠を本殿として松陰神社となりました。その後整備され、今の姿になっています。

昭和30年には松陰神社のとなりに松門神社が建立されました。こちらには、久坂玄端、高杉晋作ら松下村塾の門下生53柱が祀られています。

松陰神社境内を巡ってみた

松下村塾

松陰神社の境内に入ってすぐの場所に、世界遺産・松下村塾が遺されています。
塾の建物の中には門下生たちの写真が飾られており、見て見るとそうそうたる顔ぶれです・・・。

明治維新で活躍した志士たちが、そんなには広くないこの畳の間で肩を寄せ合い、松陰先生の言葉に真剣に耳を傾けたり討論したりしていたんですね。
自分が住む長州という土地で、本当に日本の歴史を変えるほどの志を持った人たちが育っていってたんだな、と感慨に浸ってしまいます。

吉田松陰幽囚の旧宅

松下村塾のとなりには吉田松陰幽囚の旧宅があります。
海外渡航に失敗して野山獄に入れられ、その後釈放された後にこの邸宅で謹慎。ですがここで孟子を講じ、のちに松下村塾を主宰するようになります。
この旧宅は松下村塾とともに平成27年、世界遺産に登録されました

松陰神社

 

いちばん奥まで進んでいくと、松陰神社がありました。
こちらで松陰先生をしのんで参拝していきます。その日も多くの方が参拝に訪れていました。

もっと吉田松陰という人物を知りたい方には!

建物や雰囲気のみでなく、吉田松陰の生涯や思想をもっと知りたい方には歴史館と宝物館・至誠館をどうぞ^^

吉田松陰歴史館

(参照・松陰神社公式ホームページより)

駐車場のすぐ近くに、吉田松陰歴史館があります。
こちらの歴史館は吉田松陰の生涯を70体以上のろう人形で再現した展示施設です。
資料が展示してあるよりも、目の前に等身大の人形でその情景が現わされているので、その場にいるような臨場感があります!

吉田松陰歴史館
営業時間 9:00~17:00
料金 大人・大学生500円、高・中生250円、小学生100円

松陰神社宝物殿 至誠館

無料ゾーンと有料展示室にわかれていて、無料ゾーンでは松陰先生の生涯や萩市内のゆかりの地を紹介、有料ゾーンでは遺墨、遺品の展示がされています。
ミュージアムショップは無料ゾーンに設置されていますよ。

宝物殿 至誠館
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金 大人・大学生500円、高・中生250円、小学生100円
(団体割引:20名以上20%引)障がい者手帳をお持ちの方は無料

傘おみくじ

松陰神社のおみくじと言えば「傘おみくじ」
木にくくりつけられた小さな傘のおみくじが、カラフルでとてもかわいらしいんです。
まさにインスタ映えですね~(^^♪

行ってみた日は売り切れだったのか、見逃したのか、お目にかかれませんでした・・・( ;∀;)
かわりに和紙で包まれたかわいいおみくじを頂きました。和紙を開いたら、中から珠が。おみくじは娘の宝物になりました。

御朱印は?

御朱印には吉田松陰が塾生に伝えた名言、「至誠」が書かれています。

山口県萩市_松陰神社(至誠)山口県萩市_松陰神社(至誠) posted by (C)ぶちょ(VOYAGER55)

「至誠にして動かざる者は、未だ之あらざるなり」

もともとは中国の思想家・孟子の言葉で、現代語に訳すと「誠の心をもって尽くせば、動かなかった人など今まで誰もいない」という意味だそう。
志をたて行動することの大事さを塾生に説いた松陰先生。その心が御朱印に書かれた言葉、「至誠」のなかに詰め込まれています。
おみくじ、御守、御朱印は授与所でいただけます(授与所受付時間 9:00から17:00)。

ここに来たらコレ・松陰だんご

境内はいってすぐのところにある松陰食堂にある「松陰だんご」の文字。
せっかく松陰神社に来たなら、やっぱり食べていかないとね~というのが、名物「松陰だんご」です。

自家製ゆずみそだれをつけた焼き団子ですが、これがおいしい(´▽`*)
ほのかにゆずが香って、甘くてちょっと辛みのあるみそだれ。そして焼き目のついたほんわりした串刺しのお団子・・・大人も子どもも大好きです^^
松陰神社で幕末の雰囲気も堪能し、お腹も満足しました。

松陰神社の施設案内

〒758-0011 萩市椿東1537番地 TEL 0838-22-4643

駐車場

普通車無料(境内約50台、神社前交通公園に58台)
大型 500円(13台)
24時間営業、トイレあり

アクセス

車の場合

広島方面(山陽自動車道)、福岡方面(中国自動車道)より
美祢東JCTから一般道で約40分  (国道490号線と県道32号線経由)
島根方面より

益田市から約60分(国道191号線)

バスの場合

・新山口駅から
新幹線新山口駅北口から高速バス「スーパーはぎ号」で東萩駅へ(料金1550円、所要時間約60分)
萩駅には止まりません。
時刻表はこちら

・東萩駅からは
萩循環まぁーるバス(東回りコース)「松陰神社前」バス停より徒歩1分(定額料金100円)。
まぁーるバスは西回りと東回りのコースがあり、約30分毎に運行しています。
東回りコースはJR東萩駅、萩駅にも泊まりますのでJRでお越しの際にも便利に利用できます。

まぁ~るバスの時刻表など詳細は、萩市ホームページをご確認ください。


松陰神社公式ホームページはこちら

まとめ

萩市はたくさんの幕末の志士が育っていった場所です。
幕末の偉人、吉田松陰という名はよく聞いたことがあっても、ではどんな人だったのか何をしたのか、わからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
萩市に来られることがあったら、歴史を作った志士たちを育てた松陰先生に会いに、松陰神社へいらっしゃってくださいね
その偉大な功績を、そして地元の人たちに今も変わらず愛され大切にされていることを感じていただけると思います。