
毎年、2月上旬から4月初めにかけて開催されるイベント「萩城下の古き雛たち」。
歴史と風情あふれる城下町萩の街並みに、江戸時代から今に伝わるお雛様や、萩ならではの小萩人形など、約1200体が飾られます。
ちょうど早春の花が咲く時期と重なるこのイベント。
梅や椿を愛でつつ、お雛様で彩られた萩城下町を散策、観光してみませんか♪

この記事では「萩城下の古き雛たち」の開催日程や会場、期間中のイベントなどをまとめてみました。
萩城下の古き雛たち 基本情報
(画像引用元:萩市観光協会)
開催日程 | 2025年2月3日(月)~4月3日(木) |
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会場 | 萩市内16会場 【城下町エリア】 ・旧久保田家住宅、菊屋家住宅、青木周弼旧宅 【堀内エリア】 ・萩博物館、口羽家住宅 【平安古エリア】 ・旧田中別邸 【藍場川エリア】 ・旧湯川家屋敷、桂太郎旧宅 【浜崎エリア】 ・旧山中家住宅、旧山村家住宅、旧小池家土蔵 【江向エリア】 ・萩・明倫学舎、渡辺蒿蔵旧宅、萩のお宿 花南理(はななり)の庭 【田町エリア】 田町商店街 【佐々並エリア】 旧小林家住宅(萩往還おもてなし茶屋) ※各会場詳細は、公式サイトからご確認ください。 |
時間 | 施設により異なります |
問い合わせ先 | 萩市観光課(0838-25-3139) 萩市観光協会(0838-25-1750) |
公式サイト | 萩市観光協会 |
見どころは?
16か所ある展示会場のなかから、見逃せないいくつかの会場の様子をご紹介しますね。
※文章中の写真は、萩市観光協会公式サイト内の「萩写真データベース」を使用しています。
城下町エリア・旧久保田家住宅
旧久保田家旧宅は、「萩城下の古き雛たち」のメイン会場です。
公家の装束を再現した「有職雛(ゆうそくびな)」や、京都御所をモチーフに作られた御殿をともなう「御殿雛(ごてんびな)」、小萩人形など、歴史的あるお雛様およそ400体を展示しています。

久保田家は、呉服商・酒造業を営んでいた豪商でした。
菊屋家住宅の向かいに建てられた住宅は、幕末から明治期にかけて建てられ、当時の技術や意匠、商家の様子を伝える重要な建物です。
堀内エリア・口羽家住宅
口羽家住宅は、国の重要文化財に指定されている武家屋敷。
表門は萩に現存する門のなかでは、最大規模を誇ります。
縁側からの眺めもよく、庭からは橋本川や対岸の玉江の様子を眺めることができます。
口羽毛ゆかりのお雛様とともに、心癒せる時間を過ごせますよ。
藍場川エリア・旧湯川家屋敷
旧湯川家は、藍場川沿いにある藩政時代の武家屋敷で、川にかかる橋を渡って屋敷の中に入ります。
屋敷では川の水を生活用水として使っており、現在でも、川の自然とともに生活を送っていた様子を垣間見ることができます。
最終日の4月3日(木)10時~は、旧湯川住宅周辺の藍場川にて、流し雛が行われます。
子どもたちの健やかな成長と無病息災を祈って、手作りのお雛様を桟俵(さんだわら)に載せて川へと流す行事です。
浜崎エリア・旧山中家住宅
浜崎伝健地区の中心部に位置し、伝統的建造物(文化財)として特定されている旧山中家住宅。
明治~昭和初期の生活の様子がわかるたくさんの品々が残され、一般公開されています。
今回は、浜崎で受け継がれてきたお雛様や御殿雛(ごてんびな/明治期の京都の旧家を代表するお雛様)などを展示します。
江向エリア・萩・明倫学舎
萩明倫学舎では、玄関正面の階段にお雛様を展示しています。
階段のお雛様はちょうどステキな撮影スポット。
来館された多くの方がここで写真を撮っていかれるそうですよ。

レストランやお土産屋さん、ビジターセンターや博物館も設置されています。
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ご紹介した会場、そのほかの会場の様子は、公式サイトでご覧いただけます。
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お雛様の展示会場16会場のうち、対象の10会場で、クーポンを2つ以上使用した萩トラベルパスを見せると、先着でプレゼントがもらえます!

同時開催イベントも楽しんで
萩・椿まつり
萩市笠山の椿原生林では、ヤブツバキが2月から3月にかけて見ごろを迎えます。
見ごろに合わせて「椿まつり」が行われ、土日にはクイズラリーなどのイベントも開催。
萩城下町のお雛様とともに、椿原生林の散策もお楽しみください^^

■「萩・椿まつり」詳細はこちらでご紹介しています。
⇒【萩・椿まつり2025】日程や開花状況・駐車場・シャトルバス情報などをご紹介!
萩人形展
萩城下のお雛様を楽しんだあとは、伊藤博文別邸で「萩人形」を見てみませんか。
萩人形は、萩の自然や文化、歴史をテーマに生まれた手づくりの日本人形で、伊藤博文別邸にはおよそ100体が展示されます。
会場である伊藤博文別邸は、松陰神社の近く。
萩城下から少し離れますが、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
時間:9時~17時
会場:伊藤博文別邸
入館料:100円
問い合わせ先:萩市観光課(0835-25-3139)
公式サイト:萩市観光協会「萩人形展」
その他同時開催のイベントは
早春の萩では、ご紹介したイベントのほかにも、さまざまな見どころスポットが満載です。
とくに春を告げる花の名所が多く、2月下旬には道の駅「萩しーまーと」隣の親水公園の河津桜や、萩往還梅林園の梅。3月上旬から半ばには萩城指月公園のミドリヨシノ、そして3月下旬にはソメイヨシノが開花します。

まとめ
城下町萩のお雛様めぐり「萩城下の古き雛たち」についてご紹介しました。
歴史的名所や史跡が数多くある萩の街並みに、現在まで大切に受け継がれてきたお雛様たちが彩りを添える早春。
ぜひ、萩の街の散策をお楽しみください。
もちろん春の花も合わせてどうぞ^^