「おしくらごう」は、毎年6月に萩市玉江浦地区で行われる和船の競漕です。
毛利藩政時代から、およそ300年に渡って受け継がれてきました。
ねじりはちまきにふんどし姿の若者たちが和船に乗り込み、力を合わせて艪を漕ぐ様子は、萩の初夏の風物詩となっています。
今でいうボートレースね
この記事では、毛利藩の頃から受け継がれる「おしくらごう」の由来や歴史、2024年の「おしくらごう」の内容についてまとめました。
おしくらごうの由来・歴史
おしくらごうは、毛利藩政時代の1780年代に始まったとの記録が残されており、少なくとも220年以上前から、現在にまで受け継がれてきた伝統行事です。
毛利藩で行われていた水軍訓練の名残といわれていますが、はっきりとした始まりの理由はわかっていません。
かつては見島や越ケ浜など、北浦各地の漁村で見られたそうで、なかでも玉江浦のおしくらごうは、とくに親しまれてきました。
玉江浦では、4つの青年宿(若い漁業就労者たちの宿)を象徴する四艘の和船にそれぞれの青年宿の若者が乗り込み、一時間近くも海の上を競漕したといわれています。
おしくらごうの和船には、7人が乗り組みます。
青年宿からおしくらごうの乗り組み員に選ばれるのは、一人前の漁業者と認められたことでもあり、とても名誉なこととされていました。
30年以上前から、青年宿に寝泊まりする若者はいなくなりました。
その後、形を変えながら、現在にまで受け継がれています。
※内容は、玉江浦(tamanoe.com)を参考にしました。
現在のおしくらごうは
現在のおしくらごうでは、3艘の船に地域の若者が乗り込み、橋本川の往復1.2kmのコースで競漕。白熱した水上のレースを展開しています!
(ナナシマチinYamaguchiの投稿より)
当日は、公募による一般の和船競漕も開催。
こちらは、直線距離300mで速さを競う勝ち抜き戦を繰り広げます。
2024年のおしくらごう日程
「萩の和船大競漕~おしくらごう~」、2024年は下記の日程で開催されます。
開催日 | 2024年6月2日(日)8時30分~13時 |
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場所 | 橋本川(常盤橋~玉江)河川敷 |
スケジュール | 8時30分 開会式 9時~ 和船競漕(中学生・女性・一般) 12時~玉江浦「おしくらごう」 12時30分 閉会式 |
問い合わせ先 | 萩市水産課(0838-25-4195) |
まとめ
萩の初夏の風物詩、おしくらごうをご紹介しました。
若者たちの力強い掛け声、飛び散る水しぶき。
想像するだけでワクワクしますね^^
6月2日は萩市玉江浦河川敷へ応援に、ぜひ!