防府市にある古くからの歴史ある周防国分寺は、奈良時代、聖武天皇の勅願で国ごとに建てられた国分寺のひとつです。
たくさんある国分寺の中でも、創建当時の境内にその伽藍が建てられている、全国的にも大変珍しい歴史的価値のあるお寺として知られています。
金堂は国指定の重要文化財に指定され、金堂内に安置されている仏像はご本尊の薬師如来をはじめとする重要文化財、県指定有形文化財の仏像が50体以上。
境内にも金堂内にも、たくさんの宝物が詰まっている由緒あるお寺です。
そんな周防国分寺では、春と秋に夜間ライトアップが行われており、多くの参拝客が美しい夜のお寺を見に訪れます。
この記事では、周防国分寺の夜間ライトアップの様子とライトアップの開催スケジュールについてご紹介しますね。
周防国分寺、ライトアップはいつ?
ライトアップが行われるのは、春と秋。
毎年防府市のゴールデンウィークは「幸せますウィーク」と銘打って、市の中心部で「幸せが増す」ようなイベントが数多く催されています。その期間中、ライトアップを実施しています。
開催期間:4月29日(土)~5月7日(日)。
開催時間:18時30分~21時
秋・11月国分寺まつり前
毎年11月第一土曜日に、薬師大法要(国分寺まつり)が行われます。国分寺まつり前の数日間、毎年夜の境内をライトアップを実施しています。
国分寺まつり、金堂でのコンサートの様子や国分寺まつりの様子は周防国分寺公式HPで紹介されています。
ホームページでは普段あまり見られない金堂内や、重要文化財である仏像を垣間見ることができますよ。
ライトアップの様子
子どもたちと秋のライトアップに行ってきました。
境内はとても静か。荘厳な雰囲気の中、緑色の光にライトアップされた仁王門がそびえています。
灯で門の木の造りが浮かび上がり、とても美しいです・・・。
灯籠に導かれるように仁王門をくぐると、金堂が(写真が下手ですが、実物はとっても素敵です!)。
秋のライトアップでは境内に灯籠が美しく並べられます。灯籠の中にはひとつずつ、ろうそくが灯されていました。
お寺の方が灯籠を並べていき、ひとつひとつ蝋燭に火をつけていかれたのかと思うと、ものすごく丁寧に迎えていただいているように感じます。
静かな境内にずっと身を置いていたくなる、そんなライトアップイベントです。
静かとはいっても、もちろん、カメラを持った方々が何人もいらっしゃっていましたよ^^ 記憶にも、記録にも残したくなる景色です。
周防国分寺、アクセス・駐車場
アクセス
便数が少ないため、夜間は都合のよいバスがあまりありません。お車またはタクシーでお越しください。
タクシーの場合・・・JR防府駅から 7分程度
駐車場
周防国分寺には正面から左側奥に駐車場があります。場所は矢印看板が出ていますのでわかりやすく、夜に初めて行ってみたわたしでも迷いませんでした。
駐車場はお寺の裏手になるので、何も知らないわたしは裏から境内に入ってしまい、ライトアップされた本堂や門を建物側から見てしまいました・・・。
ライトアップをご覧になる際は、ぜひお寺の正面に回ってから参拝くださいね(笑)
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まとめ
今回は周防国分寺のライトアップについてご紹介しました。
夜の幻想的な雰囲気に包まれた古刹のライトアップ、ぜひ足を運ばれてくださいね^^
春の幸せますウィーク中は、他の観光名所でもイベントがありますので、あわせてお越しくださいませ。