山口県の桜や紅葉の名所として知られる大寧寺(たいねいじ)
名湯・長門湯本温泉のすぐ近くという場所柄もあって、紅葉の時期には美しい紅葉を見ようと、たくさんの観光客で賑わいます。

大寧寺は、応永17年(1410年)、山口県を治めていた大内氏の一族である鷲頭弘忠(わしづひろただ)により創建されたと言われる曹洞宗の寺院で、歴史的にも大変由緒あるお寺なんです。
紅葉の時期がちょっと過ぎていましたが、昨年風情溢れる大寧寺を味わいに訪れてみました。

今回は大寧寺の紅葉の様子、ライトアップ情報、境内の見どころをご紹介しますね^^

県内きっての紅葉の名所

境内に足を踏み入れると、そこには紅葉の木々が立ち並び、水が流れる静かな音が聞こえ心洗われるような雰囲気が・・・。とても広い境内には、イロハモミジやイチョウなどがおよそ300本も植わっています。

大寧寺の紅葉の見ごろは、例年11月中旬から12月上旬
たくさんの紅葉した木々が立ち並んでおり、見ごろの頃はこのような美しい紅葉が境内の至るところで見られます。

お地蔵様と赤い絨毯

わたしが訪れたのは昨年の12月9日頃・・・。昨年はあたたかい冬でしたね、すっかり葉が地面に落ちておりました。
紅葉の見ごろには遅かったのですが、地面は一面、落ち葉の絨毯。

山門跡の周辺には何体ものお地蔵様が、赤色の絨毯のなか静かに座っていらっしゃり、その穏やかな美しさに思わず拝んでしまうほどでしたよ。
お地蔵様と紅葉は、ぜひ見ていただきたいポイントです。

大寧寺川沿いの紅葉

境内のそばを流れる大寧寺川沿いの紅葉は見どころのひとつです。
川に覆いかぶさるようにのびる紅葉は大変美しく、さらに川にかかる赤い虎渓橋、盤石橋とのコラボレーションも人気の撮影ポイントになっています。
今年は遅れないで、見ごろに訪れたいです・・・(>_<)

夜間ライトアップ

また11月上旬から12月上旬に、紅葉の見ごろに合わせて夜間ライトアップも行われます。
夜間ライトアップにも、幻想的な雰囲気を味わおうとたくさんの方でにぎわいます。

2019年の日程は、11/1~12/8、ライトアップの時間は17:30~22:30となっています。

紅葉の様子は、ながと観光ナビ「なナビ」にてご確認ください。

境内の見どころ

必見!自然の岩だけで作られた盤石橋

道路の方に歩いていくと、岩でできた橋がありました。
写真がわかりにくいのですが、この橋は盤石橋(ばんじゃくきょう)と言われ、かつては岩国市の錦帯橋、山口市にあった虹橋とともに「防長三奇橋」のひとつに数えられていたとのこと。

大小の自然の岩を、ただ組積みしただけの橋なのだそうです!!
積み木やパズルのように、組み合わせただけの橋ですよ。それが再建された1764年からずっと崩れずに在るなんて・・・きっと、絶妙なバランスと細かい組み合わせの妙があるんでしょうね。

上を歩いてみたかったのですが、橋の近くにある看板に「柵がなく大変すべりやすく危険なのでご注意ください」と書いてあり、怖がりのわが子たちは遠くからみるだけに・・・(笑)。もちろん、わたしもでしたけど・・・。

栄華を誇った大寧寺

境内を引き返して山門跡へ。池の向こうに本堂が建てられています。

広い境内の中で、ひっそりとした感じの本堂。
はじめ、この建物が本堂だと気づかずに、娘と本堂はどこかなーと探してしまいました(失礼しました(;^_^A)

本来の本堂は焼失しており、その後1829年にお坊さんの寄宿舎を本堂として移築したのが現在の本堂なのだそうです。お坊さんの寮を本堂にしたなんて、びっくりですね。
本堂は建築後350数年を経過した建造物として、昭和54年に山口県指定有形文化財として指定されています。

本堂前の池には鯉が。きれいな水と色とりどりの鯉と木陰・・・とても癒されます^^
ベンチもあって、思わず座ってのんびりしちゃいましたが、まだまだ境内は広いです・・・。

歩いていくと、大内氏主従の場所の看板。その奥には数多くのいろんな形のお墓が立ち並んでいました。

大寧寺は、戦国時代に今の山口県を治めていた大内氏の終焉の地なのだそう。31代当主である大内義隆は勢力を拡大し、山口は西の京として栄えていきました。
しかしこれをこころよく思わなかった陶隆房が謀反を起こし、大内義隆はここ大寧寺で自害。一族も殺害され、大内氏は滅亡したのでした・・・。

大内氏の無念を思うと、紅葉の美しさも境内の風情も、なんだか胸を打たれるものがありますね。
境内には大内義隆自害の際にいわれのある、姿見の池、かぶと掛けの岩も残されています

大寧寺の変についてはこちらの記事で解説しています。

お寺の境内の中にお稲荷さん・長門豊川稲荷

まだまだ広い境内を行くと、鳥居と参道が。

参道を歩いて行ってみると、あらびっくり、お稲荷様が。
これまでのお寺の色合いから打って変わった、鮮やかな朱色がまぶしい(笑)
さっきまでいたのと同じ境内の中とは思えない、不思議な雰囲気に包まれていました^^

こちらは昭和36年に愛知県豊川市にある「豊川稲荷」から勧請をうけた「長門豊川稲荷」
明治期の廃仏毀釈の影響から豊川稲荷つぶしが起こり、それを救ったのが新政府の長州出身の要人だったとのことで、その縁から大寧寺境内に長門豊川稲荷を迎えることができたのだそう。

金堂の脇にはお人形堂があります。
大切にしてきた人形やぬいぐるみを毎日受け付けて、供養してくださっているそうです。
郵送、宅配でも受け付けられているとのこと。ありがたいですね^^

御朱印の受付は

大寧寺は本堂に貼ってある矢印に従っていくと、奥に社務所があり、そちらで御朱印をいただけます。
長門豊川稲荷は、拝殿のすぐ右側にお守り授与所があります。

大寧寺(大寧護國禅寺)・施設情報

住     所 〒759-4103 山口県長門市深川湯本門前969  
電話番号 TEL: 0837-25-3469
駐車場 80台(無料)
その他 駐車場わきにお茶処・盤石亭あり(通常営業時間 土曜、日曜10:00~16:00)

アクセス

公共交通機関の場合

JR長門湯本駅から サンデン交通バス2分(乗車:湯本駅→降車:大寧寺)徒歩10分
JR長門湯本駅から サンデン交通バス18分(乗車:長門市駅→降車:大寧寺)


車の場合  

中国自動車道美祢ICから国道316号経由およそ30分

まとめ

今回は大寧寺境内と紅葉についてご紹介しました。が、なにしろ広くて、大事な場所を見逃してばかりだったような・・・。

大内義隆が自害前に除いたと言われる、姿見の池など、まだまだじっくり見て歩くともっと歴史的にも由緒あるスポットが境内にはあります。
桜や紅葉だけでなく、初夏には大寧寺川周辺を美しいホタルが舞います。大寧寺周辺は、年間を通じて四季折々の自然を感じられるスポットです。
ぜひ大内氏の栄華やかつての大寧寺を偲びつつ、境内の自然の美しさをお楽しみください^^

大寧寺の紅葉を楽しむ際には温泉も一緒にどうぞ。