
関門海峡一帯で、毎年5月2日~4日の3日間に渡って行われる「しものせき海峡まつり」。2023年は5月3日をメインに開催します!


しものせき海峡まつり2023・基本情報
メイン行事開催日 | 2023年5月3日(水・祝)9時~17時 |
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会場 | 下関市関門海峡沿岸一帯(姉妹都市ひろば、グリーンモール商店街、カモンワーフ、赤間神宮など) |
駐車場 | 「しものせき観光駐車場マップ」を参照ください。 |
アクセス | 【公共交通機関の場合】 ・JR下関駅から徒歩でカモンワーフまで徒歩30分程度 ・JR下関駅からサンデンバスで約10分「赤門神宮前」下車、徒歩2分(姉妹都市ひろば) ・JR下関駅からサンデンバスで約10分「赤間神宮前」下車すぐ(赤間神宮) 【船の場合】 門司港マリンゲートから関門汽船で唐戸桟橋へ(約5分) 唐戸桟橋から赤間神宮まで徒歩15分程度(1.2キロ) |
公式サイト | 下関市公式観光サイト内、「しものせき海峡まつり」 |

しものせき海峡まつり・メインイベント開催スケジュール
しものせき海峡まつりは、どこで何のイベントが行われているのかを把握しておかないと、観たいイベントを見逃してしまいます。

こちらでは、5月3日(水・祝)に行われる大きなイベントの開催スケジュール、場所をご紹介しますね。
※場所をクリックすると地図が出ます。
先帝祭(せんていさい)
上臈道中(じょうろうどうちゅう) | 9時30分~11時30分 (伊崎町西部公民館前~唐戸商店街) ![]() つぶた 外八文字をつぎの4ヶ所で10分間ずつ披露するよ 西部公民館前 9時30分~9時40分
グリーンモール商店街 10時~10時10分 豊前田商店街 10時30分~10時40分 唐戸商店街 11時20分~11時30分 |
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上臈参拝 | 13時~15時(会場:赤間神宮) |

先帝祭については、こちらの記事で由来、歴史も含めてご紹介しています。
※2022年先帝祭の本殿祭は非公開、上臈道中は中止になりました。 毎年ゴールデンウィークに赤間神宮周辺で行われる「先帝祭」。 「しものせき海峡まつり」の中のメインイベントとなるお祭りです。 艶やかな太夫らによるパレードを …
源平まつり
源平まつり(ステージイベント) | 9時30分~17時 姉妹都市ひろば特設ステージ |
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ふく鍋&ふく唐揚げの販売 | 10時30分~売切れ次第終了 姉妹都市ひろば横 |
グルメ屋台村 | 10時~売切れ次第終了 姉妹都市ひろば横 |

源平武者行列
グリーンモール商店街 | 9時20分~ 9時55分 |
海響館前~姉妹都市ひろば特設ステージ | 11時~11時50分、13時45分~14時45分 |
気になる方は下関商工会議所青年部のHPをご覧くださいね

なお、2日は赤間神宮にて御陵前祭、平家一門追悼祭が、4日は赤間神宮にて御旅所祭本殿祭、伊崎御旅所にて御旅所祭りが開催されます。
当日の交通規制、駐車場は
上臈道中が行われる3日の9時~12時の間に規制が行われ、上臈道中が通過した後は規制は解除されます(2019年の情報です、2023年の情報がわかりましたら追記します)。
車で来られる場合は、時間帯に気をつけていらっしゃってくださいね。
(2019年配布チラシより)
当日の駐車場は当日の下関市街は交通規制もあり、大変混雑します。
唐戸地区、特に海響館や唐戸市場、カモンワーフの駐車場はイベント時はすぐに満車になります。
市営駐車場や小さなタイムズなどの駐車場もありますので、唐戸、下関駅周辺の駐車場詳細については、下関シティプロモーションサイトに掲載している「関門海峡エリア駐車場案内」を参照ください。
しものせき 海峡まつりの見どころは
先帝祭と上臈道中
赤間神宮上臈参拝は、2019年は過去最高の45万人の人出があったほどの、海峡まつりのメインイベントです!
平家敗北の後、わずか8歳で壇之浦に入水した安徳天皇。
生き残った平家の女官たちは、安徳天皇の御命日に参拝を欠かしませんでした。
女官が絶えた後も遊郭の遊女たちが参拝を続けたといわれています。
その後昭和41年から現在まで引き継がれているのが、上臈道中です。
豪華絢爛な衣装をまとった5人の太夫(たゆう)が、稚児(ちご)、警固(けご)、官女、禿(かむろ)を従えて、伊崎町から赤間神宮まで、途中4カ所で外八文字を披露しながらパレードします。
クライマックスは赤間神宮で行われる、上臈参拝です。
赤間神宮の水天門から本殿へと架けられた赤い天橋のスロープを、5人の太夫が外八文字の足運びで上がっていきます。
そして、安徳天皇へ参拝します。
源平船合戦(2023年中止)、源平武者行列
赤間神宮側と巌流島側から、平家と源氏の二手に分かれて海上での合戦の模様を40分の間、再現します。
船はおよそ70隻あまり。
赤と白の旗をたなびかせた船が青い海峡を入り乱れる様子はとても鮮やかで、また壮観です。
船には平家と源氏のそれぞれの役の方が当時を模した衣装を着て乗り込んでいて、役名の旗も持っていて、思わず、あの武将は…!と感嘆の声をあげて手を振ってしまいます。
船合戦の様子は、唐戸市場、海響館裏のボードウォークから眺めることができます。
また甲冑に身を包んだ100人もの武者と、あでやかな衣装をまとった官女が源氏と平家に分かれて行進します。
9時20分からグリーンモールにての行列ですが、14時からは海響館前、カモンワーフ、唐戸市場ボードウォークにて勝ち時の声をあげながらメイン会場である姉妹都市広場を目指します。
八丁浜総踊り
カモンワーフ前のボードウォークにて総踊りが行われます。
下関の発展と繁栄を祈って人柱となった「お亀さん」を称え、市内各町内からシャギリ隊が繰り出して、まつりばやしに合わせてしゃもじを叩きながらカモンワーフを練り歩きます。
お亀さんとは、江戸時代の海峡の浜の埋め立て工事が難航し、その人柱となった遊女。お亀さんのおかげで今の唐戸地区の発展があります。
「八丁浜エラヤッチャ」の八丁浜とは埋め立てられた浜地のことで、エラヤッチャはお亀さんはえらい奴だ、という意味なんだそうです。この総踊りには、そんな歴史の意味が込められています。

巌流島フェスティバル(2023年中止)
海峡まつりの最終日の4日に行われる巌流島フェスティバル。
決闘の聖地にちなみ、毎年下関と北九州のチームに分かれた来場者が決戦を繰り広げる「関門大綱引き」が行われます。
その後「武蔵・小次郎の決闘の再現劇」が行われ、その迫力に観客は釘付けになるとか。
巌流島へは唐戸桟橋から関門汽船で約10分。
マリンゲート門司からは唐戸桟橋行きに乗船後、唐戸桟橋から巌流島行きへ乗船になります(特別ダイヤのため)。
まとめ
下関の三大祭りの一つとされる「しものせき海峡まつり」についてご案内しました。
わたしは下関で生まれ育ちましたが、「しものせき海峡まつり」には行ったことがありませんでした。
2019年に子どもたちとはじめて行ってみて、自分が生まれ育った下関という街をより好きになれたし、もっと知りたいという気持ちが大きくなった気がします。
歴史がよくわかってない子どもたちも、上臈道中や海上パレードを目の前で見ることで、関門海峡の歴史を肌で感じることができたのではないかなと思います。
何よりも実際に外八文字を見れて興奮したのは親のわたしでした(笑) 行ってみてよかったです。
関門海峡一帯が歴史絵巻に彩られる海峡まつり、ぜひ一度お越しになってみてくださいね。