下関の三大まつりのひとつに数えられる「しものせき海峡まつり」。
毎年5月2日~4日の3日間にわたって行われる、下関に初夏の訪れを告げる一大イベントです。
源平最後の合戦の場となった関門海峡一帯を舞台に、上臈道中(先帝祭)や源平武者行列、八丁浜総踊り、グルメ屋台などなど、多彩なイベントがめいっぱい繰り広げられます!
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しものせき海峡まつり2024
基本情報
開催期間 | 2024年5月2日(木)~4日(土・祝) |
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会場 | 下関市関門海峡沿岸一帯 (姉妹都市ひろば、グリーンモール商店街、カモンワーフ、赤間神宮など) |
駐車場 | 下関市公式観光サイト内「唐戸周辺の渋滞対策について」を参照ください。 |
アクセス | 【公共交通機関の場合】 ・JR下関駅から徒歩でカモンワーフまで徒歩30分程度 ・JR下関駅からサンデンバスで約10分「赤門神宮前」下車、徒歩2分(姉妹都市ひろば) ・JR下関駅からサンデンバスで約10分「赤間神宮前」下車すぐ(赤間神宮) 【船の場合】 ・門司港マリンゲートから関門汽船で唐戸桟橋へ(約5分) ・唐戸桟橋から赤間神宮まで徒歩15分程度(1.2キロ) |
公式サイト | 下関市公式観光サイト内、「しものせき海峡まつり」 |
当日の交通規制、駐車場
下関市街地周辺では、上臈道中が行われる3日の9時~12時の間に交通規制が行われます(上臈道中通過後は規制解除)。
車で来られる場合は、交通規制の時間帯に気をつけていらっしゃってください。
市営駐車場や小さなタイムズなどの駐車場もありますので、唐戸、下関駅周辺の駐車場詳細については、下関シティプロモーションサイトに掲載している「関門海峡エリア駐車場案内」を参照ください。
しものせき海峡まつり・メインイベント開催スケジュール(5月3日)
しものせき海峡まつりは、どこで何のイベントが行われているのかを把握しておかないと、観たいイベントを見逃してしまいます。
また当日、メイン会場本部(姉妹都市ひろば)や下関駅観光案内所、新下関駅観光案内所などにもまつりのパンフレットが用意されていますので、ご安心くださいね^^
こちらでは、5月3日(金・祝)に行われる大きなイベントの開催スケジュール、場所をご紹介します。
先帝祭(せんていさい)
問合せ先:下関観光コンベンション協会(TEL083-223-1144)
上臈道中 (じょうろうどうちゅう) |
9時30分~11時30分 (伊崎町西部公民館前~唐戸商店街) ※外八文字を10分間ずつ披露 西部公民館前 9時30分~9時40分
グリーンモール商店街 10時~10時10分 豊前田商店街 10時30分~10時40分 唐戸商店街 11時20分~11時30分 |
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上臈参拝 | 13時~15時(会場:赤間神宮) ※天橋渡り |
また、姉妹都市ひろば特設ステージでも、外八文字が披露されます(16時20分~16時50分)。
■先帝祭の由来、歴史、見どころなどをご紹介しています。
⇒先帝祭2024【下関市】歴史やみどころ、スケジュールなど・海峡を彩る時代絵巻をご紹介
源平まつりメイン会場イベント【姉妹都市ひろば特設ステージ】
問い合わせ先:下関商工会議所青年部(TEL083-222-3333)
ステージイベント | 9時30分~17時 午前:源平もちまき、ダンスなど 午後:平家太鼓、平家踊り、上臈道中など |
姉妹都市ひろば 特設ステージ |
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ふく鍋&ふく唐揚げの販売 | 10時~売切れ次第終了 ふく鍋(1杯400円、1500食限定) ふく唐揚げ(400円[3個]、700食限定) |
姉妹都市ひろば横 |
グルメ屋台村 | 10時~売切れ次第終了 瓦そばや鯨の竜田揚げ、うに飯など下関ならではのグルメ |
姉妹都市ひろば横 |
企業ブース | 10時~16時 | 姉妹都市ひろば横 |
源平武者行列・源平船合戦
問い合わせ先:下関商工会議所青年部(TEL083-222-3333)
■源平武者行列
グリーンモール商店街 | 9時20分~ 9時55分(源氏・平家) |
商工会館~唐戸商店街 | 10時50分~11時10分(源氏のみ) 11時10分~11時50分 (平家のみ)※上臈道中と合流 |
商工会館~姉妹都市ひろば | 13時~14時(源氏・平家) |
■源平船合戦
14時30分~15時30分(唐戸沖~赤間神宮沖を周回)
八丁浜総踊り
問い合わせ先:八丁浜実行委員会(亀山八幡宮/TEL 083-231-1323)
お亀さん顕彰祭 | 9時20分~9時40分 |
亀山八幡宮 |
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八丁浜総踊り | 10時~11時 ※雨天中止 |
カモンワーフ横ボードウォーク |
五穀祭本殿祭 | 11時30分~12時10分 | 亀山八幡宮本殿 |
しものせき海峡まつり・見どころは
先帝祭と上臈道中
赤間神宮上臈参拝は、海峡まつりのメインイベントです。
コロナ前の2019年には、過去最高の45万人の人出があったのだそう。
平家敗北の後、わずか8歳で壇之浦に入水した安徳天皇。
生き残った平家の女官たちは、安徳天皇の御命日に参拝を欠かしませんでした。
女官が絶えた後も遊郭の遊女たちが参拝を続けたといわれています。
その後昭和41年から現在まで引き継がれているのが、上臈道中です。
豪華絢爛な衣装をまとった5人の太夫(たゆう)が、稚児(ちご)、警固(けご)、官女、禿(かむろ)を従えて、伊崎町から赤間神宮まで、途中4カ所で外八文字を披露しながらパレードします。
クライマックスは赤間神宮で行われる、上臈参拝です。
赤間神宮の水天門から本殿へと架けられた赤い天橋のスロープを、5人の太夫が外八文字の足運びで上がっていきます(天橋渡り)。
そして、安徳天皇へ参拝します。
安徳天皇をお祀りする赤間神宮を紹介しています。
⇒【赤間神宮】山口県下関市のパワースポット・悲運の幼帝を祀る神宮の歴史や見どころは
源平船合戦、源平武者行列
赤間神宮側と巌流島側から、平家と源氏の二手に分かれて海上での合戦の模様を40分の間、再現します。
船はおよそ70隻あまり。
赤と白の旗をたなびかせた船が青い海峡を入り乱れる様子は、とても鮮やかで壮観です。
船には、平家と源氏のそれぞれの役の方が、当時を模した衣装を着て乗り込んでいます。
源平武者行列では、甲冑に身を包んだ100人もの武者と、あでやかな衣装をまとった官女が、源氏と平家に分かれて行進。
9時20分からグリーンモールで行列が始まり、勝ち時の声をあげながらメイン会場である姉妹都市広場を目指します。
■平家一門が滅亡した源平合戦最後の戦い「壇ノ浦の戦い」についてまとめています。
⇒壇ノ浦の戦いをわかりやすく解説・場所や時代、三種の神器など
八丁浜総踊り
カモンワーフ前のボードウォークでは、約1000人の踊り手による「八丁浜総踊り」が行われます。
下関の発展と繁栄を祈って人柱となった「お亀さん」を称え、市内各町内からシャギリ隊が集結。
まつりばやしに合わせてしゃもじを叩きながらカモンワーフを練り歩きます。
お亀さんとは、江戸時代の海峡の浜の埋め立て工事が難航し、その人柱となった遊女。
お亀さんのおかげで、今の唐戸地区の発展があるのです。
「八丁浜エラヤッチャ」の八丁浜とは埋め立てられた浜地のことで、エラヤッチャはお亀さんはえらい奴だ、という意味なのだそうですよ。
しものせき海峡まつり・雨の場合は?
10時20分~10時40分 | 武者行列・勝鬨(1) |
11時~11時30分 | 上臈道中外八文字披露 |
12時30分~12時40分 | 源平もち配り |
13時10分~13時30分 | 武者行列・勝鬨(2) |
14時~14時50分 | 源平ドラマページェント |
16時~16時30分 | 上臈道中 |
巌流島フェスティバル(5月4日)
海峡まつりの最終日の4日に行われる「巌流島フェスティバル」。
決闘の聖地にちなみ、毎年下関と北九州のチームに分かれた来場者が決戦を繰り広げる、「関門大綱引き」が行われます。
また、「武蔵・小次郎の決闘の再現劇」が行われ、その迫力に観客は釘付けになるとか。
そのほか、ダンスバトル、ファミリーピクニックコンサート、巌流島プロレス決戦など、多彩なイベントが開催されます。
【開催時間】11時~16時
【会場】巌流島憩いの広場
【料金】有料
【チケット】 4月1日~5月3日まで販売
◉前売4/1〜5/3
⚫︎シーモール下関/サービスカウンター
⚫︎門司港レトロ/コミュカフェ
・前売り券大人4,400円
・当日券大人5,000円
・中高生特チケット1,000円
※下関/北九州に居住の中高生が対象[要身分証]※下関/北九州外の中高生は大人料金 ※小学生以下無料
🎫イープラスhttps://t.co/vcFQomEX6b— 巌流島フェスティバル実行委員会【避難アカウント】 (@ganryujima62151) April 1, 2024
まとめ
「しものせき海峡まつり」についてご案内しました。
わたしは下関で生まれ育ちましたが、「しものせき海峡まつり」には行ったことがありませんでした。
2019年に子どもたちとはじめて行ってみて、自分が生まれ育った下関という街をより好きになれたし、もっと知りたいという気持ちが大きくなった気がします。
歴史がよくわかってない子どもたちも、上臈道中や海上パレードを目の前で見ることで、関門海峡の歴史を肌で感じることができたのではないかなと思います。
何よりも実際に外八文字を見れて興奮したのは、親のわたしでした(笑)
関門海峡一帯が歴史絵巻に彩られる海峡まつり、ぜひ一度お越しになってみてくださいね。