下関の奥座敷と言われ、毛利候や俳人・山頭火に愛された温泉、川棚温泉
緑豊かな川棚温泉街の周辺には、自然と歴史を満喫できるびっくりするような観光スポットがいくつもあるんです。
今回は川棚温泉街周辺のおすすめ観光、絶景スポット6か所にプラスして、川棚温泉と言えばこれでしょ!のグルメスポットをご紹介します。

リフレッシュパーク豊浦

川棚温泉から徒歩でも行ける場所にある「リフレッシュパーク豊浦」
園内には四季折々の花が植えられていて、春には菜の花、夏にはヒマワリ、秋には100万本ものコスモスがきれいに咲きそろうインスタスポットです。
毎年10月上旬には賑やかに、コスモスまつりが行われます。

花だけでなく、昆虫も。旅する蝶・アサギマダラが数千頭飛来することでも知られており、秋にはたくさんの方がアサギマダラを写真におさめようと来園します。
ちょうどコスモスまつりの時期とも重なるので、コスモスとアサギマダラと、どちらも楽しめますよ。

自然いっぱいの園内には遊具もたっぷりと。気候の良い季節には親子連れでにぎわいます。
とくに人気の遊具は、川棚温泉のシンボル・青竜をイメージして作られたドラゴンスライダー
とっても長いローラースライダーです。

うちの子たちは、ここに来ると何回も何回も飽きることなく滑ってます・・・。
親子で自然を満喫、リフレッシュできるスポットですよ^^

リフレッシュパーク豊浦
下関市豊浦町大字川棚2035-9
TEL:083-772-4000
開園時間:9時〜17時(11月~2月は9時~16時半)
入園料金:一般210円、小・中学生100円、65歳以上100円(下関市・北九州市在住の方)、幼児無料
駐車場:200台無料(大型バス5台)
アクセス:川棚温泉(ぴーすふる青竜泉)から徒歩で17~20分、車で4分
公式サイト



川棚クスの森

クスの「森」という名前ですが、本当の森ではなく一本の大樹
まるでこんもりとした森のように見えることから「川棚クスの森」と呼ばれています。

幹から大きく四方に枝を伸ばし、そのうちもっとも長いものは27mにも。山口県内でも代表的なクスの巨木です。
推定の樹齢は1000年以上とされる国の天然記念物に指定されています。

地元の人々に愛されるこのクスの森、次第にパワースポットとしても知られるようになり、多くの人が訪れるようになりました。駐車場や休憩スペース、トイレも整備されています。
きっとその大きさに感動し、あたりに漂う神聖な空気に癒されること請け合いです。

※2019年(平成29年)に部分的な枯損が確認され、大部分の葉が落ちてしまった「川棚クスの森」。現在、クスの木の樹勢回復のため対応が行われています。

川棚クスの森
下関市豊浦町川棚下小野
入場無料
駐車場、トイレあり
ボランティアガイドの解説あり(週末土日祝 ただし厳冬期をのぞく)
川棚温泉駅から車で7分程度(県道262号線経由、約5.4キロ)



■現在の様子はこちらでご紹介しています。

妙青寺(みょうせいじ)

応永23年(1416年)、長門国守護職に就いていた大内持盛によって創建された妙青寺
境内の奥には雪舟によって造られたとされる、池を配した回遊式の雪舟庭があります。

藤の花が咲き誇る5月上旬頃。お寺の堤のそばに自生している藤の花が水面に枝垂れる様子をカメラにおさめようと、多くの観光客がカメラを片手に訪れます。その美しい光景は、2017年9月に発行された「死ぬまでに行きたい!世界の絶景新日本編」に掲載されたほどです!
藤の花の季節に訪れてみたいお寺ですね^^

妙青寺
山口県下関市豊浦町川棚5192
TEL:083-772-0336
川棚温泉(ぴーすふる青竜泉あたり)から徒歩1~2分



毘沙の鼻(びしゃのはな)

本州最西端の地、毘沙の鼻
駐車場から徒歩200mほどの場所に展望公園が整備され、記念撮影用のカメラ(スマホ)台も設置されています。
天気の良い日には、響灘に浮かぶ蓋井島や北九州をゆったりと眺めることができます。
そしておすすめなのは、夕日。ここは本州で一番最後に日没する場所なのだそうで、海に沈む本州最後の夕日を眺めることができるスポットです。

本州最西端到達証明書は下関駅、新下関駅の観光案内所にて、1枚100円で買えるので、行ってみられた際にはぜひ買い求めてみてくださいね。

毘沙の鼻
下関市大字吉母字御崎
駐車場、自動販売機、トイレあり
入場時間:8時~日没
川棚温泉駅から車でおよそ16分(国道191号線経由、11.4キロ)



■毘沙ノ鼻の様子はこちらで詳しくご紹介しています。

三恵寺(さんねじ)

三恵寺は、川棚温泉の発見者といわれる怡雲(いうん)和尚によって中興された真言宗の古刹です。
三十三観音礼場第二十四番札所であり、石仏の大きなボケ封じ観音が祀られ、多くの参拝客がご利益を頂きに訪れています。

また観音堂から少し登ったところにあるモッコク(ツバキ科)は、最大のものは根元の周囲約3m、高さ約9mという巨木。山口県の指定天然記念物に指定されています。
ご本尊の千手観音菩薩(山口県文化財)は70年に一度御開帳される秘仏。次の御開帳は2077年だそうです。

三恵寺
下関市豊浦町川棚5000
TEL:083-774-2433
駐車場あり
川棚温泉(ぴーすふる青竜泉)から車で4分(県道261号線経由、1.6キロ)



福徳稲荷神社(ふくとくいなりじんじゃ)

川棚温泉から車で海沿いの国道191号線を北上し、看板のとおりに山の斜面を登っていくと、そこには赤い鳥居の荘厳な福徳稲荷神社が鎮座しています。
そして海の方を振り返ると、そこには素晴らしい絶景が・・・!福徳稲荷神社は、響灘を一望できる知られざる絶好のビュースポットです。

この景色だけでも、ものすごい急な斜面を登ってきた甲斐があったのですが、さらにこちらには「千本鳥居」があるんです!

鳥居は木製ではありませんが、どこまでも並ぶ赤い鳥居のトンネルは何とも美しいです。
ご利益も多く、商売繁昌、家内安全、航海安全、そして豊漁のお稲荷さまとして親しまれています。

福徳稲荷神社
下関市豊浦町大字宇賀2960
TEL:083-776-0125
駐車場あり(無料)
川棚温泉駅から車でおよそ8分(国道191号線経由、6.3キロ)



「たかせ」の瓦そば

川棚温泉に来られたならば、元祖「たかせ」の瓦そばを召し上がっていただきたいです‼

いまや日本全国で有名になった「瓦そば」。その発祥の地はここ川棚温泉です!
そして元祖のお店「たかせ」が、歴代の味を守り続けています。

川棚温泉には「たかせ」の本館と、東本館、南本館の3店舗があり、それぞれ特徴を持った作りになっています。

本館はまさにここから瓦そばが始まったお店。
築約100年の建物を、昔の面影を残したまま改装した店舗です。

(たかせ公式HPより、本館)

東本館はお座敷の個室が完備され、中庭を眺めながらゆったりと食事ができます。
南本館はテーブル席で食事を頂け、気軽に瓦そばを楽しめる店舗です。お土産コーナーもあります。
ぜひ本場の瓦そばをご賞味くださいね。

「たかせ」の瓦そばについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています(元祖たかせの瓦そば・その伝統の味、雰囲気を堪能)。

元祖瓦そば「たかせ」
下関市豊浦町大字川棚5437
TEL:0837-72-2680
元祖瓦そば「たかせ」公式HPはこちら

まとめ

今回は下関豊浦町にある川棚温泉街周辺の観光スポットをご紹介しました。

わたしは川棚温泉周辺で生まれ育ったのですが、今回調べてみて、こんなにも川棚近くに素晴らしい観光スポットがあったなんてほんとにビックリしました。
リフレッシュパーク豊浦には子どもを連れてよく行っていますが、いつも行くところは同じところばかり。たくさんの絶景スポットを見事に見逃していたんですね・・・。まささに灯台下暗しでした(-_-;)

もっと地元の素敵なところを知って、実際に行ってみたい。子どもたちにも郷土の美しい光景を見せておきたい。心からそう思います。
川棚温泉においでの際は、ぜひこれらの観光スポットにも足を運んでみてくださいね^^

川棚温泉の元湯についてはこちら・ぴーすふる青竜泉【川棚温泉】家族風呂・由来・その他詳細を徹底紹介!!