
年間を通じて数多くの観光客が訪れる、風光明媚な名勝「錦帯橋」。
その錦帯橋を舞台に、毎年ゴールデンウィーク初日(4月29日)に「錦帯橋まつり」が開催されます。
江戸時代の文化を受け継ぐお祭りで、参勤交代の大名行列が錦帯橋を渡る様子を現代に再現。
毎年およそ4万人近いの見物客でにぎわいます!

この記事では2023年の「錦帯橋まつり」の日程や主なイベントスケジュール、見どころを解説します。
錦帯橋まつり2023
開催日時など基本情報
駐車場
下河原、上河原が駐車場となり、祭りの日は駐車料金が必要になります(自家用車300円、バイク無料)。
駐車場が広いので、比較的車も止めやすいようです。


交通規制
例年お祭りにともない、交通規制が敷かれます。
今年の交通規制については、錦帯橋まつり 特設サイト内に交通規制図のリンクがあります。

主なイベントとスケジュール
主催行事スケジュール
※スケジュールは錦帯橋まつり特設サイトを参照しました。
旧藩主感謝祭 | 9時~9時30分(吉香神社) |
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青年部錦帯橋世界遺産推進ブース | 10時~15時(吉香公園内) |
錦帯橋遊覧 | 11時~13時 14時30分~17時(錦川、錦帯橋上流) |
岩国藩鉄砲隊保存会演武 | 11時~12時30分 14時30分~(錦帯橋下河原) |
南条踊 | 12時50分~14時(岩国小学校~吉香公園) |
白蛇大神御渡御 | 13時~(旧深川旅館~吉香公園) |
錦帯橋の渡し | 13時~14時30分(錦川、錦帯橋上流) |
奴道中 | 13時~15時(岩国小学校~吉香公園) |
大名行列 | 13時30分~15時30分(岩国小学校~吉香公園) |
岩国太鼓 | 14時~14時30分(錦帯橋上河原) |
協賛行事スケジュール
主催行事のほか、錦帯橋周辺の施設や公園で、さまざまなイベントが開催されます!
城下町掘り出し市(28・29日) | 9時~16時(横山鵜飼広場) |
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お茶会 | 10時~14時(吉香茶室) |
空手道演武 | 10時~10時30分(吉香公園内) |
吹奏楽演奏 | 10時30分~(吉香公園内) |
小糠踊り | 12時55分~14時(岩国小学校~吉香公園) |
吉川広家~毛利家の一翼として~ | 吉川史料館 |
時代ごとに見えるさまざまな錦帯橋絵図 | 柏原美術館 |
関雪の桃源郷とふたたび備前焼 | 五橋文庫 |
錦帯橋祭りの見どころは?

最大の見どころ!大名行列
お祭りの最大の見どころは、錦帯橋を渡る大名行列です。
大名行列の前に、まずは南条踊が披露されます。
南条踊は安土桃山時代に、伯耆の国の南条氏に勝利した毛利家の吉川元春が南条方から踊りを伝授させ、地名を名付けた少年の踊り子を編成して藩主や一族の前で躍らせていたのが始まりとされています。
そして南条踊のあとには、奴道中(やっこどうちゅう)。
奴さんとは折り紙などで聞きなれた言葉ですが、江戸時代には武家の奉公人の意味があったそうですよ。
法被や菅笠などの衣装をまとった奴たちが、挟箱(はさみばこ)、立傘(たてがさ)、台笠(だいがさ)、毛槍(けやり)などを持って伝統の技を披露します。
奴道中は3つの団体があり、毛槍の投げ渡しや片足での飛び跳ねなど、それぞれが技を披露。
それぞれの団体の7特徴ある技を楽しめます。

例年、14時頃に錦帯橋を渡り始めます。お見逃しなく!
城主や奥方、家老、奉行などに扮したおよそ60人の行列が、錦帯橋や城下町を練り歩きます。
美しい新緑に映える錦帯橋を渡るその様子は、とても艶やか。江戸時代の参勤交代にタイムスリップしたかのようです。


実際にお殿様が乗った籠も登場。
城主は岩国市長さんや県議会の議長さんがつとめられていたようですが…、2023年はどなたが城主役なのでしょうか^^
火縄銃の実演
錦帯橋下の河川敷で行われる、20数名の岩国鉄砲隊による火縄銃の実演は迫力満点です!
岩国鉄砲隊は毎月訓練を欠かしておらず、隊長の指揮の元、一糸乱れず整然と行動する様子は定評があるそうですよ。
鎧をまとった隊員の一斉射撃は間近で見られるので、ものすごい迫力!
一斉射撃の轟音は観客のどよめきを誘います。
まとめ
今回は錦帯橋を舞台に行われる「錦帯橋まつり」をご紹介しました。
4月の終わり、青空を映した錦川と緑の山々に囲まれ、錦帯橋が一増美しく見える季節に行われる華やかなおまつりは、きっと見る人たちの目を楽しませてくれます。
吉香公園も春の花で気持ちがよいことと思います。ぜひ錦帯橋まつりに足を運んでみてくださいね 。