こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
城下町長府にある長府庭園は回遊式の美しい庭園として有名な観光スポットです。
年間を通じて四季折々の花が咲き、紅葉の名所としても人気が高く、秋にはたくさんの観光客がカメラを持っておとずれます。

城下町長府の数あるの名所の中でも、こちらの長府庭園はとくにおすすめしたい場所なんですよ^^
今回は豊かな自然に癒される長府庭園の歴史、四季の見どころ、イベントなどについてご紹介しますね。

長府庭園の紅葉

みどころは「鏡ばりの紅葉」

長府庭園は、近くの功山寺と並んで城下町長府の人気紅葉スポット。
およそ150本のイロハモミジが植えられています。

見ごろの時期は例年、11月中旬~12月上旬
鮮やかに色づいた紅葉が、手入れの行き届いた庭園をより美しく引き立てます。

中でもいちばんの見どころは、池の穏やかな水面に映る紅葉「鏡ばりの紅葉」です。
水面に鏡のように周囲の紅葉が反射している様子を写真に収めることができる、貴重なスポットとして人気なんだそうですよ!

(画像は「おいでませ山口写真館」より)

ライトアップイベントも

11月下旬には、ライトアップイベントも開催されています(2020年は中止になりました)。
毎年紅葉の見ごろに、「彩りの城下町長府・秋」と題して、長府の街なみ全体がキャンドルでライトアップされます。

長府庭園内もライトアップされ、昼間とは違った夜の紅葉を楽しむことができますよ。
今年の紅葉時期には、夜の紅葉を楽しめることを願いたいですね。

長府庭園とは

長府庭園の歴史は

長府庭園は長府毛利藩の家老格であった西運長(にしゆきなが)の屋敷跡です。
その敷地は約31000平米(東京ドームおよそ0.6個分)。ちょっとわかりにくいですが、大変広いのはわかりますね。

西運長は幕末の攘夷志士で、下関戦争(関門海峡を通る米・仏・蘭船を砲撃し、損害を与えた事件)でも活躍。その後も長府毛利藩の正規軍を率いた方なんだそうですよ。

大正時代末期から大洋漁業の中部氏の所有になり、戦後一時期には進駐ニュージーランド軍司令官の宿舎になったこともあったそうです。
平成2年に下関市が買い上げ整備し、平成5年に開園しました。

庭園には池を中心に、書院、茶室、東屋が残されており、とても静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
四季折々の花木が植えられているので、いつの時期に訪れても、その季節の美しさを楽しむことができますよ。

四季の花々・桜やあじさい、孫文蓮

長府庭園は秋の紅葉だけではありません。
春には桜、夏にはしょうぶやあじさいなど、季節に応じてさまざまな花を楽しむことができます。

山手にある三の蔵近くにあじさいが植えられており、6月なかばにはとても美しく散策道を彩ります。緑と淡い水色がとてもきれいです。

また長府庭園の夏の代名詞は、孫文蓮(そんぶんれん)と呼ばれる蓮の花
中国革命で有名な孫文が下関の実業家に贈ったハスの種から芽を出したのが、孫文蓮です。

実業家は孫文を金銭的に支援していました。そのお礼にと、孫文が中国で「同士の契り」をあらわす蓮の実を贈ったのだそうです。
夏には早朝咲く蓮を観察するために、早朝開園も行われますよ。

蔵のギャラリー、売店

敷地の中には蔵が点在しています。
一の蔵の一階は売店になっていて、お土産やラムネなどの飲み物を購入することができます。2階は市内の作家さんの作品展示、即売が行われています。
二の蔵は観光資料コーナー、三の蔵は無料ギャラリーです(写真は一の蔵、二の蔵)。

庭園散策のあと、ちょっと休憩に蔵に立ち寄ってみてくださいね。お土産はもちろん、ふだん目にすることがない、蔵という建物の中に入れることがいい体験になりますよ。

長府庭園・施設情報

所在地 下関市長府黒門東町8-11
電話番号 083-246-4120(FAX兼用)
営業時間 9時~17時(入園16:30まで)
入園料 大人 210円、小人 100円
休園日 12月28日~1月4日
駐車場 235台 無料
イベント
その他
年間を通じて様々なイベントが開催。
企画展では、書院の中や三の蔵に展示された作品や資料を
たのしむことができます。広い敷地では、夏には裏山で「カブトムシ捕獲大作戦」が開催。
室内、室外で幅広い世代の方が楽しめるイベントが開催されます。
公式サイト 長府庭園の公式ホームページ

まとめ

今回は下関の長府庭園の歴史や見どころをご紹介しました。
自然豊かな庭園は、秋の紅葉を筆頭に四季折々で美しい表情を見せてくれます。様々なイベントも行われるので、庭園と季節感あふれるイベントの両方を楽しむことができ、とても充実した時間を過ごせることと思います。

ぜひ長府にお立ち寄りの際は、長府庭園を散策してみてくださいね。豊かな自然に癒されること間違いなしですよ^^