下関市長府にある隠れたパワースポット「豊功神社(とよとこじんじゃ)」をご存じでしょうか?
神秘と伝説の島、満珠・干珠を目の前に見渡す景色が素晴らしく、周防灘から昇る日の出の様子はとても美しいのだとか。
こんなところがあったなんて、びっくり。ぜひ行ってみてほしいです!
豊功神社・場所や駐車場情報
豊功神社への入り口の目印は、県立豊浦高校です。
少し目につきにくいですが、ちょうど信号のある場所に、国道9号線沿いに豊功神社の看板があります。
看板のある方に曲がって、豊浦高校の運動場と校舎の間の道をまっすぐ行くと、突き当りに「日本一の初日の出 豊功神社」の矢印看板が。
看板どおりに道を曲がって、そのまま急な坂を登っていくと、境内に出ます。
坂の手前左手に地区の会館があり、こちらは参拝者の駐車場のこと。
左折する前にも、道路に2台ぐらい縦列駐車できるようになっています。
車で坂を登る際は気を付けてくださいね
駐車場のわきには、トイレが設置されています。
電話番号:083-246-0124
アクセス:
【公共交通機関の場合】
下関駅からサンデン交通バス乗車(26分)
松原バス停下車、徒歩およそ8分(500m)
【車の場合】
下関ICから国道9号線経由でおよそ12分
歴史とご利益
豊功神社の御祭神は、櫛崎八幡大神(くしざきはちまんおほかみ、開運発展の神様)、豊功大明神(とよことだいみょうじん、文武両道の神様)、大国主大神(おほくにぬしのおほかみ、医薬縁結びの神様)。
もともと豊功神社は、長府藩初代藩主毛利秀元以下を祀った、忌宮神社の境内社(豊功社)でした。
さらに大正6年には、この近くに祀られていた松崎八幡宮との合祀でこの場所に移遷しました。
境内の見どころは?
初日の出スポットとして人気
境内に入るとまず目に入るのは、右手に広がる豊浦の海。
国指定天然記念物である、満珠・干珠島を目の前に臨められる、なんとも美しい眺望に心を奪われます!
素晴らしい絶景が見られるこの場所は、初日の出スポットとしても有名。
元旦の朝には、県内外からたくさんの人が初日の出を拝みに訪れます。
豊浦の海はパワースポット
豊浦の海は、古くから龍宮界とつながっている場所として知られている海域。
その中に浮かぶ満珠・干珠島は、神功皇后が新羅出兵の際に、住吉三神の化身である龍神から授けられたふたつの玉から生まれた、という伝説が残されています。
豊功神社の境内には、本殿とは別に、龍の化身を祀った龍神社があります。
こちらは千年前から祀られているそう。
まさにパワースポットですね!
境内社でご利益もたくさん
豊功神社の境内は広くありませんが、龍神社のほか、七福神社、串崎稲荷神社、秋葉社が境内社として祀られています。
これら3つの境内社は、昭和57年、境内の環境整備の際、建立されたとのこと。
秋葉社は、火消しの御神徳が高いそうですよ。
こちらは「祈願の鐘」。
清らかな音には神様の力が宿るとされています。
願いを込めてこの鐘を鳴らすことで、災いを防ぎ、福を呼ぶのだとか。
神域で鳴らす祈願の鐘の音は、かならず願いを成就してくれる気がしますね。
長府藩報国隊顕彰碑
昭和61年、明治維新時に奇兵隊らと共に活躍した、長府藩報国隊の顕彰碑が建立されました。
慶応元年、有志数十人が豊功社に参拝し、国家安全を祈念。その後、報国隊組織上申書を作成し、藩主に提出したそうです。
正式に隊として認められた報国隊は、小倉戦争、北越戦争(戊辰戦争の戦闘のひとつ)に参戦。とくに北越戦争で活躍し、官軍の勝利に貢献しました。
まとめ
下関市の隠れたパワースポット・豊功神社をご紹介しました。
下関には、神功皇后にまつわるスポットが数多く残されていますが、豊浦の海が龍宮界との窓口になっている海域として信仰されてきたとは、初めて知りました。
ものすごいパワースポットですね!
神社からは、とても見晴らしの良い海の景色を眺めることができ、気持ちがリフレッシュ。
海からパワーをいただけますよ^^
ぜひ、豊功神社に参拝してみてくださいね。