
2023年10月15日(日)、山口市菜香亭にて「やまぐち伝統芸能フェス」が開催されます。
歴史ある菜香亭の大広間で、山口市で長く受け継がれる伝統芸能4組が演技を披露。さらに、ワークショップやキッチンカーの来場も予定しています。


やまぐち伝統フェスin菜香亭・開催情報
(引用元:西の京やまぐち)
【開演時間】10時30分~15時30分(10時開場)
【会場】菜香亭 大広間
【入場料】無料
【駐車場】あり(無料)
【当日問合せ先】山口市菜香亭(☎083-934-3312)
【公式サイト】山口市観光情報サイト「西の京やまぐち」、菜香亭
当日のプログラム
10時30分~ | 挨拶 |
10時35分~ | 土井神楽舞保存会 |
11時25分~ | 山口鷺流狂言保存会(子ども狂言教室) |
12時~13時 | 休憩 |
13時~ | 赤崎神社十二の舞保存会 |
13時40分~ | 山口鷺流狂言保存会 |
14時20分~ | 小鯖代神楽舞保存会 |
土居神楽舞(どいかぐらまい)


当時は青年団が継承し、男子は15~16歳で青年団に入ると、舞うことが義務付けられたといいます。
昭和18年、戦争のため中断されましたが、戦後復活。昭和48年、保存会が結成されました。
以降、嘉年八幡宮、金峰神社の例祭には、かならず奉納されています。
現在、山口市の無形民俗文化財に指定。
⇒土居神楽舞保存会
山口鷺流狂言(やまぐちさぎりゅうきょうげん)



鷺流狂言は和泉流、大蔵流のような家元をたてることができず、山口には明治時代に民間伝承として伝えられました。
1954年(昭和29年)、鷺流を後世に残そうと「山口鷺流狂言保存会」がつくられ、現在も次世代への継承に努めています。

とても貴重な伝承なんですね
1967年(昭和42年)、鷺流狂言は山口県の無形文化財第1号に指定されました。
⇒山口鷺流狂言保存会
赤崎神社十二の舞(じゅうにのまい)
秋穂地区の赤崎神社では、国家安全・五穀豊穣を祈願し、13年おきの申年霜月(11月)に「十二の舞」が奉納されてきました。
その昔、農作物を荒らしたサル退治と疫病退散の祈願を兼ねて始まったといわれています。
いつ頃から行われているかは定かではありませんが、1836年(文政7年)にはじめて一般の人たちの神楽となり、地元の若者たちが受け継いで奉納するようになりました。
戦後中断しましたが、昭和48年に保存会が発足。昭和52年、秋穂町の無形民俗文化財に指定され、現在に至ります(現在は山口市の無形民俗文化財)。
小鯖代神楽舞(おさばだいかぐらまい)
彼岸花の名所として知られる、鰐鳴八幡宮(わになきはちまんぐう)の例祭で奉納される代神楽舞。
江戸時代はじめ頃から、家内安全・繁昌を祈って舞われてきました。
現在は県指定無形民俗文化財に指定されています。


ワークショップ、キッチンカーも
屋外の歴史巡りの庭では、ワークショップを開催。
キッチンカーも来場予定です。

大内人形絵付け体験(無料) | 大内人形の顔を漆で描きます。 ※大内人形の持ち帰りはありません。 幼児でも参加できる大内人形の塗り絵もあります。 |
白狐絵付け体験(無料) | 白狐をモチーフとしたお面、土鈴、貯金箱の絵付け体験 ※作品は持ち帰りできます。 |
まとめ
「やまぐち伝統芸能フェスin菜香亭」をご紹介しました。
伝統芸能といえば地域のおまつりで見る機会が多く、わたしの中では、楽しい記憶とともに思い出されてきます。みなさんはいかがでしょうか^^
秋の一日、菜香亭の大広間で、山口市内の伝統芸能にふれてみませんか。