しっとりしたお天気が続く、梅雨入り間近な5月半ば。
そろそろホタルが見られる時期になってきました。
自然豊かな山口県は、ホタルの名所もたくさん。
梅雨の合間の夜、美しく舞うホタルを見に出かけたいですね。
どこに見に行こうかな
この記事では、山口県のおもなホタル観賞スポットをまとめてみました。
山口市のホタル
一の坂川
(山口観光コンベンション協会の投稿より)
山口市の街中を流れる一の坂川は、春は桜、初夏はホタルの名所として知られる、風光明媚なスポット。
ゲンジボタルの発生地として、国の天然記念物に指定されています。
「ほたる鑑賞week!」前後には、一の坂川周辺の古民家や店舗の軒先に約120個の蛍かごが吊るされ、風情ある街並みを楽しむことができます。
一の坂川周辺は、おしゃれなカフェや古民家風のお店が多い場所。
ホタル観賞に合わせて、街歩きもおススメです♪
仁保川
(山口観光コンベンション協会の投稿より)
山口市の街中から離れ、豊かな自然に囲まれた仁保地区を流れる清流・仁保川周辺は、初夏にはたくさんのホタルが舞います。
仁保川沿いを道路が通っていますが、交通量が少ないので、ホタルにとっても鑑賞する側にとっても、絶好のスポットかもしれません。
道沿いには駐車スペースがあまりないので、道の駅仁保から車で5分ぐらいの場所にある「夢の椀プール」駐車場に車をとめて、ゆっくり川沿い散策がおすすめです。
宮野ホタルの里
宮野ホタルの里は、山口市街から萩方面へ行く途中にある、椹野川周辺の地域。
一の坂川ホタルロード、下関市の木屋川ゲンジボタルとともに、「ふるさといきものの里100選」にも選ばれている、ゲンジボタルの鑑賞スポットです。
毎年、地元の小学生がホタルの幼虫を放流。
地域の人々もホタルの生育環境を守るため、自然環境の保護に努めています。
下関市のホタル
木屋川流域(豊田町)
(豊田町観光協会(山口県)の投稿より)
下関市豊田町は、日本でも有数のホタルの里。
5月下旬から6月下旬にかけて、川沿いや田んぼの近くなど、豊田町の各所でたくさんのホタルを見ることができます。
昔から木屋川のゲンジボタルは、「豊田ホタル」と呼ばれて親しまれてきました。
豊田のホタルといえば、日本初のホタル舟運航が有名ですね!
無数の星のように輝くホタルを両岸に眺めながら、ゆっくりと舟での川下りを楽しめるホタル舟。
一度乗ってみたいわ~
山陽小野田市のホタル
竜王山公園
山陽小野田市の竜王山は、日本有数のヒメボタルの生息地。
毎年多くの人がホタルを見に訪れる、大人気のスポットです。
ヒメボタルが見られるのは、5月中旬から6月上旬にかけて。
気象条件が合えば、斜面一面を乱舞するホタルを見ることができるそう!
「森のホタル」と呼ばれるんですって
竜王山公園のヒメボタルの様子や通行規制の有無など(例年は公園内の車両通行規制あり)は、山陽小野田観光協会ホームページをご確認ください。
厚狭川河畔寝太郎公園
厚狭地区の真ん中を流れる厚狭川の河畔には、厚狭に伝わる民話「厚狭の寝太郎」をテーマにした5つの公園があります。
いちばん北にある「ゆめ広場」に流れる石束川のまわりには、たくさんのホタルが舞う光景を見ることができます。
厚狭の街中に近く、国道316号線からすぐの場所にあるので、アクセスしやすいスポットです。
ゆめ広場では毎年6月上旬に「ねたろうの里ほたる祭り」が開催されます!
宇部市のホタル
吉部地区
宇部市東吉部地区では、藤ヶ瀬川や厚東川などの清流沿いでゲンジボタルとヘイケボタルを観賞できます。
例年6月上旬には、吉部小学校旧校舎にてを「ほたるマルシェ」を開催。
ホタルの光を眺めながら、マルシェやイベントを楽しめますよ^^
長門市のホタル
音信川(長門湯本温泉)
(長門湯本温泉公式観光サイトの投稿より)
長門湯本温泉の真ん中を流れる音信川は、初夏にはたくさんのゲンジボタルが舞う、自然豊かなホタル鑑賞スポットです。
ホタルの柔らかな光の舞を見ながら、温泉街をのんびり散策したいですね。
渋木地区
長門湯本温泉街から、車でおよそ10分の場所にある渋木駅周辺は、地元では知られたホタルの鑑賞スポットです!
場所はJR美祢線渋木駅から旧大畑小学校付近の間。
車通りも少ないので、深川川の清流に遊ぶ美しいホタルの群生を見ることができますよ。
駐車場は、渋木駅をご利用ください。
例年6月上旬、「蛍のふる里まつりinJR渋木駅」が開催されています(2023年未定)。
光市のホタル
束荷川河川公園
(Hikari.Funの投稿より)
光市にある伊藤公記念館の駐車場から小川のまわりでは、毎年たくさんのゲンジボタルを鑑賞できます。
小川にゲンジボタル同好会の方々が、飼育したホタルを放流されているそうですよ。
また、束荷(つかり)地域の自然を守っていくことを目的に、5月下旬、「ホタル鑑賞祭りin つかり」が開催されています。
会場は伊藤公記念館から車で2分の場所にある、光市農業振興施設「里の厨(さとのくりや)」駐車場です。
例年、祭りの日前後には、飛び交うホタルが見られるそうですよ。
下松市のホタル
滝ノ口河川公園
(下松市観光協会の投稿より)
末武川の上流にある、自然の流れを活かして作られた滝ノ口河川公園。
紅葉の名所としても有名ですが、初夏はホタルの名所で、多くの人がホタルを見に訪れます。
駐車場は舗装されていますがあまり台数が止められません。
道もせまいので、気をつけて来られてくださいね。
ホタル鑑賞の前にチェックしよう!
せっかくホタル鑑賞に行くならば、ホタルがたくさん飛んでいる様子を見たいですよね!
鑑賞前に、ホタルがよく飛ぶ時間帯や気象条件をチェックしておきましょう^^
ホタルの発光時間帯のピークは、一晩に3回あるそうです。
19時30分ごろから飛び始め、だんだん数が増えていき、20時~21時ごろに1回目のピークを迎えます。
この1回目のピークが、いちばんホタルの飛ぶ数が多いそうですよ。
2回目は午後23時ごろで、3回目は日付が変わった午前3時ごろになります。
ホタルが元気に活動するのは、暑くてジメっとしている蒸し暑い日。
雨の日や風が強い日は、葉っぱのかげに隠れているそうです。
ホタルは強い光を嫌います。
懐中電灯など、ライトを使用する場合は足元だけを照らすようにしてください。
また、ホタル鑑賞地は川沿いで暗いので、足元に気をつけてゆっくり鑑賞したいですね。
まとめ
山口県内のホタル鑑賞おすすめスポットをご紹介しました。
自然が豊かな山口県は、本当にホタルが見られるスポットが多くありすぎて…。
わたしが夜のおでかけ(運転)が苦手なので、おもに行きやすい場所を選んでみました(;^_^A
まだまだホタルが見られるスポットはたくさんあります。
そのほかの場所(ほたる祭り)は、「山口県公式観光サイト・おいでませ山口へ」のイベントページでも紹介されていますので、参考にされてくださいませ。