桜の見ごろが終わった4月中旬から5月上旬にかけて、見ごろを迎える藤の花。
うす紫色の花の房が、そよ吹く風に揺れる姿はとても上品で美しく、見る人の目をくぎ付けにします。
見に行くならどこかなぁ
そこでこの記事では、山口県内の藤の花の名所を調べてまとめてみました。
妙青寺の寺堤(下関市)
下関市川棚温泉街の奥にある妙青寺。
本堂裏の寺堤では、池の水面にまで垂れ下がった藤の花と、水の中を泳ぐ鯉のコラボレーションが楽しめます。
風のない条件のよい日には、池の表面に藤の花が映りこんで、鏡張りのような美しい絶景を見ることができるそう。
見ごろ:例年4月下旬
駐車場:なし(川棚温泉交流センターの駐車場利用、寺堤まで徒歩3分)
アクセス:中国自動車道小月ICから車で20分、JR川棚温泉駅からタクシーで5分
公式サイト:豊浦町観光協会
長正司の大藤棚(下関市)
下関市豊田町にある、長正司公園の大藤棚は、縦は15m、横は20mにもなる山口県一の藤棚です。
大藤棚といっても、なんと、樹齢160年を超える1本の藤の木。
花の房は、1mを超えることもあるほどなのだとか。
国道435号線沿いに公園への入り口があり、階段を登っていくと藤棚に出ます。
見に行きたいなぁ
見ごろ:例年4月下旬から5月上旬
駐車場:専用駐車場なし(豊田総合支所駐車場を利用、徒歩3分)
アクセス:中国自動車道小月ICから約20分
問い合わせ先:豊田町観光協会(TEL 083-766-0031)
一貫野の藤(山口市)
一貫野の藤は、山口市仁保一貫野地区の川沿いに咲く、野性の藤の大木です。
例年、5月上旬(ゴールデンウィークが明けるころ)に見ごろを迎えます。
この藤と周囲の環境は、長年、地区のみなさんが大切に管理されている「むらのたからもの」。「手作りの観光スポット」です。
昨年は、撮影しやすいように、地元の方が川の中に板をつけてくださっていたそうですよ。
地区の方々のおかげで、今では、多くの方々に知られる人気の撮影スポットになっています。
お出かけ前に、仁保web.comまたは山口市仁保インスタグラムで開花状況をご確認ください。
見ごろ:例年5月ゴールデンウィーク明け
駐車場:あり(舗装なし)
アクセス:「道の駅仁保の郷」から車で県道197号線経由7分
※詳しい道順は、仁保web.com内「一貫野の藤」ページに掲載されています。
大照院の大藤(萩市)
萩では指月公園の藤棚も見事ですが、ここでは大照院の藤をご紹介(上記、萩市観光協会公式インスタグラムの写真2枚目です)。
毛利家の偶数代藩主が祀られている大照院の墓所には、樹齢300年を超える自生の藤が10本あり、大きいものは根回り2m20㎝、高さは30mほどに及ぶのだとか。
静かな大照院の境内で、椎の林を薄紫に彩る大藤を見てみたいですね。
西八幡宮(美祢市)
美祢市於福にある西八幡宮は、人もあまり多くなく、神社の雰囲気と藤の花をゆっくりと楽しむことができる場所です。
樹齢50年から300年の藤が3本植えられ、神社の土俵を囲むように藤棚が設置されており、見ごろには1m近くある花の房をつけ、まるで藤のシャワーの下を歩くようだとか・・・。
昨年の開花はだいぶ早かったみたいです
見ごろ:例年5月上旬
アクセス:中国自動車道美祢ICから車でおよそ15分
まとめ
数多くある山口県内の藤の名所のなかから、5か所をご紹介しました。
ほかにも、ときわ公園(宇部市)や永源山公園(周南市)の藤棚、愛の藤橋(山口市徳地)など、きれいで迫力のある藤の花が見られるスポットがたくさん。
1本の藤が大きく枝を伸ばしているものが多く、どこも藤の生命力の強さを感じられるスポット。
地域の方々が、大切に維持管理してくださってるおかげですね。
その年その年の藤の美しさ、力強さを楽しみたいですね。