少し前まで給食の主食としておなじみだったのは、いろんな味とマッチして、ふんわり食べやすいコッペパン。
「懐かしいな、また食べたいな」という方、きっと多いのではないでしょうか^^
そんな誰もが好きなコッペパンで、山口県の特産品をはさんだ「ご当地コッペ」を作り、山口県の魅力を発信しているお店があります。
その名も「特産カフェやまのわ」。
テレビでも取り組みを紹介されていたので、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思います。
「特産カフェやまのわ」とは
「特産カフェやまのわ」は、片手で食べられるコッペパンにはさむことで、気軽に山口県の特産品を味わってもらいたい、という思いから始まったお店です。
当店のコンセプトは、特産品をコッペパンにはさんで食べることで、どんな味かを手軽に知ってもらうことです。
山口県に遊びに来てくれた人たちに素晴らしい特産品があることを知ってもらい、気軽に味わってもらいたい。
山口県民の皆様にも、地元の特産品を誇りに思えるお手伝いが出来ればと思っています。
特産品が特別なものでなく、当たり前に食べられていた食材に戻る事。それが当店の使命です。(引用元:特産品カフェやまのわ公式サイトより)
地元の名産品を知らない、名前は知っていても食べたことがないことも、意外とありますよね。
瓦そばも名前しか知らなかったし
また特産品ということで、地元民が食べるにはちょっと敷居が高い、と感じることもあるのではないでしょうか。
そのような方にも、もっと気軽に地元の特産品を食べておいしさを知ってほしい、素晴らしい特産品があることに誇りを持ってほしいという、店主さんの思いが伝わってきます。
どんなご当地コッペがある?
これまで作ったご当地コッペ、200種類以上!
2019年に開業した「やまのわ」さん。
これまでおよそ2年間で作ったご当地コッペは、なんと200種類を超えるそうです!
なかでも、岩国蓮根麺を使った「岩国蓮根麺 瓦そばコッペ」は、テレビでも紹介され話題になりました!
200種類は無理なので、ここではアルク小郡店で販売されていたご当地コッペ6種類の中から、いくつかをご紹介しますね。
チキンチキンごぼうコッペ
こちらは給食でおなじみ、子どもも大人も大好きな山口県のソウルフード「チキンチキンごぼう」をはさんだコッペです。
秋冬の定番だそうですよ。
「チキンチキンごぼう」の鶏肉は、おもに長門市で育てられている安心安全なブランド鶏「長州どり」。
そしてごぼうはやっぱり、カルスト台地の赤土で育った「美東ごぼう」。
風味がとってもよくて、ごぼうにあるまじき柔らかい食感が特長です!
「長州どり」と「美東ごぼう」にまとわせるのは、「みほり峠の唐揚げの素」。
山口県有数の外食チェーン「みほり峠」の唐揚げは大人気。
その唐揚げの素は、簡単においしい唐揚げができると大好評ですよね♪
さらには山口県生まれの野菜「はなっこりー」と、県産のパプリカの素揚げも添えられています。
>>深川養鶏農業協同組合HP
山陰堂あんバターコッペ
「名菓舌鼓」で知られる「山陰堂」さんのどらやきに使われている「あんこ」と、高級バターを組み合わせた「あんバターコッペ」です。
山陰堂は創業から140年近くの歴史を持つ、山口市の老舗和菓子屋。
地元民がふだん口にすることが少ない老舗の味を、コッペパンと手軽に味わえるなんて、ありえないことですよね。
これはすごく貴重です・・・!
昭ちゃんコロッケコッペ
山口で生まれた日本一のコロッケといえば、「昭ちゃんコロッケ」。
食べたことがなくても、その名は聞いたことがあるのではないでしょうか。
昭ちゃんコロッケは昭和32年に誕生し、60年以上山口のみなさんに親しまれてきたコロッケ。
昭和62年には全国手造りコロッケコンクールで日本一になり、以来全国的に知られるようになりました。
そんな山口を代表する昭ちゃんコロッケとコッペパン。合わないはずがありません。
創業から100年続く下関のソース屋「カギ印」のソースなんだって
知ることができてよかったわ~
山口の土地で生まれた特産品を、小さなコッペパンにギュギュっと詰め込んだ、まるで宝石箱のようなご当地コッペ。
食べながら、食材にまつわる思い出話もできるかもしれませんね。
コッペパンからいろんな話がふくらみそうです。
パンに塗ってあるマーガリンが、食材とパンをまとめるいいアクセントになってたよ
このほかにも、ものすごくたくさんのご当地コッペを開発、販売されています!
特産カフェやまのわの公式インスタグラムなどをご覧ください。
ご当地ドリンクやデザートも
お店ではコッペパンのほか、山口県内各市のコーヒーや紅茶、萩市「夏みかんのたけなか」の夏みかんジュースなども取り扱っています。
道の駅仁保の郷や、スマイルほうふ、山口井筒屋などに、ドリンクの什器が設置されているそうです。
アルク小郡店、中市店では、ドリンクのテイクアウトができます。
写真は、「たけなか」の夏みかんジュースと宇部市「chasitsu」のハニーレモンジンジャー(ホット)。
ハニーレモンジンジャーは、砂時計の砂がすべて落ちたら紅茶のパックを取り出してくださいね、とのこと。
また、角島の人気ジェラート店「角島ジェラート POPORO」さんの取り扱いもあるんですよ!
これはうれしすぎました^^
特産カフェやまのわ・店舗情報
カンパーナ&特産cafeやまのわ
アルク小郡店内に併設されています。
ドリンクやジェラートをテイクアウトして、お店のとなりのイートインスペースでいただくことができます。
営業時間: 9時~16時(16時以降はアルクのレジにて)
マルシェ中市
山口市アーケード街にある、「マルシェ中市」の中にお店を構えています。
営業時間:10時~14時
sou cafe
こちらでは、1日限定10個のみ販売とのことです!
屋台出店も
「やまのわ」は店舗のみでなく、屋台での出店も行っています!
毎週月曜11時~13時は山口県庁売店に出店、日曜・水曜の9時30分からは小郡のKDDI維新ホール内の産業交流スペースMegriba(メグリバ)でも出店されています。
その他、マルシェやイベントなどにも屋台出店されているので、お店に行かなくても、思わぬところでご当地コッペに出会うことができるかもしれませんね。
屋台出店の日程や、新商品情報、商品の予約などについては、下記公式サイト、インスタグラムなどをご確認ください。
まとめ
「特産カフェやまのわ」さんをご紹介しました。
ご当地コッペが以前からとても気になっていながら、なかなかご縁がなく(お店に行かなかっただけですが)、ようやく食べることができました。
口に入れたらあっという間になくなってしまうご当地コッペですが、多くのメーカーさんや農家さんと交渉して200以上の商品を開発されたことを思うと、その熱意に感動してしまいます。
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